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2021.02.02

枕は小学生になるまで必要なし!

はじめての赤ちゃん誕生!

ベビー布団セットを購入すると
敷布団、掛け布団、
そして必ず小さな赤ちゃん用の枕がついてきます。

ですが実は、
赤ちゃんに枕は必要ないんです!
・・・というか、使わないでほしい〜!

わたしたちの背骨は
S字状にゆるやかにカーブしていますよね。
重い頭や体重を無理なく支え、
体にかかる負担を最小限にするためには
頭だけではなく、肩上部まで枕に乗るようにして
寝ている時にも背骨がS字になる姿勢を
保つ必要があるんです。

では赤ちゃんの背骨はどうでしょう。

首も座っていない、
背骨もグニャグニャ。

つまり、赤ちゃんは
寝てるときにも背骨がS字になるように
自然に立った姿勢を保つ必要は
ありませんね。

背骨は10歳ぐらいでようやく大人と同じ
カーブができあがると言われています。
なので、枕は
乳幼児期にはまったく
必要ないということですよね!

小さな赤ちゃんは
新陳代謝が活発で汗っかき。
吐き戻しも多いので、頭元を清潔に保つため、
タオルを折って枕のようにするケースも
多いと思います。

また、赤ちゃんを仰向けに寝かせていると
後頭部が平らになったり(絶壁頭!)

向きぐせがある子は
左右どちらかがぺっちゃんこ、
頭が歪んでしまうことがありますよね。

なぜ赤ちゃんの頭は
簡単に歪むのかというと

彼らの頭蓋骨は、
何枚もの骨が組み合わさって
大人みたいにくっついていないからです。

頭蓋骨のあちこちが隙間だらけで
赤ちゃんの頭の骨はとても柔らかい。

だから同じ姿勢で寝ているだけで
短期間で簡単に変形してしまうんですね。

頭の形をクルンときれいに保ちたい!

と思うのが母心。

その気持ちに便乗して
『ドーナツ枕』というものが売られています。

丸い枕の真ん中をくぼませた
ドーナツみたいな形の赤ちゃん用の枕、

うちの子、使ってます!

という話をよく聞きます。

アメリカ小児科学会では
乳幼児突然死症候群(SIDS)などのよる
睡眠中の乳児死亡を予防するための
安全な睡眠環境に関するガイドラインを
発表しています。

『赤ちゃんが眠る場所に毛布や枕など
柔らかいものは置かない』

これが鉄則。

ドーナツ枕に厚みがあると
首に傾斜がついて
呼吸を妨げることもあってとても危険!

かといって、
ドーナツ枕が薄すぎると
頭の形矯正にはなりませんね〜^^;

ドーナツ枕を使用するか、しないかによって
赤ちゃんの頭の形に有意差が出るのか?
を示したエビデンスはありません。

ですが、
赤ちゃんを窒息死させるかもしれない
環境をママ自らが作っている、という
エビデンスはあるのです。

赤ちゃんの解剖生理学を熟知しているのなら
使っても差し支えないかもしれませんが、

〝赤ちゃんにとって
もっとも大切なことってなんだろう?〟

という育児の骨幹をブレさせないよう
ママたちには賢い選択をしてもらいたいなぁ
と思います。

ドーナツ枕は、消費者庁から

「使うな、とは言わないけど、
使うんだったらほんとに気をつけてね」

という通知がされています。
寝返り防止クッションも同様です。
(海外では、すでに販売廃止されている国もあります)

にいちゃん、ねえちゃんと同じように
自分専用の枕がほしいー!
という4歳児に枕を与えたところで

枕の上に頭を置いて、
寝相よく朝まで寝た試しがありません。
起きたときには枕はどこかに吹っ飛んで
まったく意味を成さず〜。

わが家の歴代、
大勢の子どもたちの過去を
振り返ってみても、
ちゃんと枕の上で寝られるようになるのは
せいぜい小学生になってからでしたね^^;

つまり、枕は小学生になってからで
十分だってことです!

生後3ヶ月、ねねちゃんの頭元には、
敷布団と一体化する大判バスタオル。
吐いたらこまめにはがして洗濯!!
おかげで洗濯機フル稼働ですが、
がんばってます。(洗濯機が。)

海外では、赤ちゃんの頃から
夫婦と赤ちゃんは別部屋で眠る
という文化もあるようですが、

SIDS予防の観点からは、
アメリカ小児科学会は、1歳までは
赤ちゃんはママと同じお部屋で寝かせましょう
と提言しています。

掛け布団については、
ママが目を離さないような環境で
かけてあげるようにしましょうね。

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