HISAKOブログHISAKOブログ
2021.07.06

がんばらない方法がわからない!

「がんばらんでええ」

わたしがYouTubeやブログで
いつも言ってるフレーズです。

でも、いつも無意識に「がんばる」をしてしまう人は
多いのではないでしょうか。

子どもの頃から、家でも学校でも
「がんばれ、がんばれ」」と言われて
育ってきたわたしたちは、
がんばることが習慣になって
しまっているのかもしれません。

こんなご相談をいただきました

↓↓↓

赤ちゃんが生まれてからすべてのことに必死で
夫にもその必死さを求めてしまい、
キツくあたってしまったため

今度は夫が必死になってしまい、
それを見て私も引きづられて必死に・・・。

HISAKOさんの動画に出会ってからは
これはいけない、と思って
「がんばらないようにしよう」と意識していましたが
うまくできず・・・。

夫に「それは手を抜いていいんだよ~」と
優しく言えればよかったのですが

夜勤の夫と活発な息子(9ヶ月)を抱えた
ワンオペ育児にいっぱいいっぱいで
事あるごとについ「そんなことしなくていい!」
と、強く言ってしまいます。

夫も

「何をしても怒られる。
どうしていいのかわからない。
でも、わからないのは自分のせいだ」

と気に病むことが多くなって

それがまた、私自身を

「夫がこんな状態なんだから
私がやらなきゃ!
でもなんで私ばっかり。
イライラする・・・でもやらなきゃ」

精神的にも体力的にも追い込むことに・・・。

そうやって追い込まれた私をみて
夫もまた追い込まれることに。
その追い込まれた夫をみて、さらに私も・・・

と、夫婦揃って息のつき方、肩の力の抜き方、
頼り方がわからなくなっています。

本当は、
しっかりなんてしたくない。
がんばりたくない。
頼りたい。

なかなかどうして、それがうまくいきません。

この「がんばり」の悪循環を解く方法を
教えてください!

↑↑↑

がんばるのが普通な人生を送ってきた人にとって
がんばるのをやめるというゆるい生き方は
逆に不安になったり、自己嫌悪になったりして
正直よくわからないかもしれません。

がんばらないで生きるのは
自然体で素晴らしいことだと
言われるけど、

実はがんばるのをやめるって
めっちゃ難しいんですよね・・・。

わたしは自分を追い込むのが好きで
今も、世間一般的にいう、
〝がんばっている状態〟だと思います。

でも、そのがんばりにストレスはありません。
どっちかというと心地いい状態。

自分の気持ちにウソがないっていうか、
あくまで、やりたいからやってるのであって、
やりたくないのにやってるわけではないから
自分的にはこれは〝がんばってる〟わけではない
と思っています。

料理作ってる時間は無になれて好き。
スーパーへの買い出しも大好き!
子どもと関わっている時間も刺激的で好き。
ブログ書くのは癒し。
YouTubeの撮影、知識を増やすための勉強の時間、
診察、web相談、学校へのいのちの授業、

やることだらけで
たいへんっちゃーたいへんなんですけど、
どれも、夢中になれる時間です。

そうなんです、
すごくがんばってるように見えて、
実は好きなことしかしてないんですよ。

家事の中でもアイロンは大嫌い。
だからやりません。
揚げ物作るのも、キッチン汚れるから嫌い。
だから作りません。
感情殺すのも苦手。
だから子どもの前でも平気で泣きます。

気分が乗らないときは料理もしないし、
掃除も、したいときしかしません。
眠いときは子どもより早く
さっさと寝ちゃいます。

昔はやりたくないことを無理に鞭打って
がんばっていました。
ママなんだからがんばらないと!
と、思ってました。

もともとのアスリート気質もあって、
小さい頃からがんばるのが当たり前だったので
心と体に「がんばること」がギトギトに
染み込んでいたんだと思います。

でもある時期から
(子育て歴15年目ぐらい。遅っ!)

いろんなことを器用にこなすことが
「がんばっている」状態ではなくて

自分の気持ちに背を向けることが
「がんばっている」状態なんだと気づいたんです。

やらなくちゃいけないことは日常の中に
山のようにあります。

イヤだな、やりたくないな、しんどいな
と思うことも、がんばらなくてはいけないって思い込んで

体の疲れも心のストレスも、
好き、嫌い、得意、不得意も聞き入れずに
自分の気持ちに背いて
義務感と気合いだけで機械作業的に
動き続けていると、

次第にゆとりがなくなって息苦しくなり
まず自分のことが見えなくなります。

次に周囲の人のことも客観視できなくなって
物事の冷静な判断が
できなくなってしまうんですよ。

つまり、自分の気持ちを無視してがんばると
なにもかもに対しての
パフォーマンスが落ちる結果にしかなりません。

やるべきことの中で、
イヤだから、やりたくないから、全部放棄する~!
ということではありませんよ。(^◇^;)

ただ、もう少し
自分の気持ちを聞いてあげても
いいんじゃないかな?って思うんですよね。

やりたい!って思うことは、全力でやる。
(これは〝がんばる〟ではありません)

やりたくない~!って思うことは、
ほどほどに手を抜いてやる。
(これは〝ちょこっとがんばる〟ですね)

1回しかない人生、
楽しくないほどがんばっちゃ、ダメですって!

昔のわたしは、
がんばっているときの自分だけに
価値を置いていたんだと思います。

ついがんばってしまうのは、
がんばっていない状態のありのままの自分を
認められないからでした。

そして、
わたしは成長した我が子に言われました。

「ママはがんばりすぎ。
子どものためにがんばってるみたいに見えて
実は自分ががんばらないと耐えられないだけでしょ?
子どもの気持ちなんか全然わかってないね。
ママは自分勝手で自分本位なダメ親だ!」

が~~~~ん!!!!( ̄◇ ̄;)

ですよ。

泣きました、本気で。

ご相談くださったご夫婦が、
2人揃って〝がんばらなくちゃループ〟に
がんじがらめになっているように、

親がこういう生き方してると子どもも、
がんばること(自分の気持ちを無視すること)こそが
素晴らしいことなんだ
と追い込むようになっていくか、

もしくはうちの子のように
そんなママのバカげた生き方に大反抗~!

このどっちかですよね。(^◇^;)

もちろん、がんばることは素敵なことです。
がんばることで得てきたことも
たくさんありますから♪

でも、自分の気持ちを完全無視して
がんばること=素晴らしいこと
ではありません。

「がんばる」は、漢字で「頑張る」と書きます。
語源は、「眼を張る」なんだって。

一定の場所から微動たりせずに
対象物をじっと見張っている

という意味です。

わたしたちの毎日は日々変化していきます。
子どもは育っていくし、
親は歳をとっていきます。
新たな出会いや別れもあります。
経験を積んで、価値観も変わっていき
好きなものも、嫌いなことも流動していきます。

そんな変化を見ようともせず、
ただ一点集中で見張る!・・・って
不自然でしんどいと思いませんか?

なので今、わたしは
自分の感情や好き嫌いなど
自分の気持ちを大事にするようにしています。

ちょっとがんばってやれそうなことは
もちろんがんばるけど、

何度やってみても好きになれないことは
いっそのこと放棄~!

消去法で、何をがんばらないか選ぶ。
要は、あきらめる勇気、ですよね。

自分の感じたことを無視しない。
あれこれ理由をつけて
むりやり今の状態を維持しないことです。

とはいえ、がんばらないことや
肩の力を抜くことは
そう簡単にできることではないので

あ~また私、
必要以上にがんばっちゃってるな・・・

と思ったときには

そんな自分でも、まぁいっか!

ができるといいですよね。

あれこれ考えて意識したところで
がんばっちゃうんだったら
がんばっちゃう自分でいっか!
と、認めてあげる。

「夫婦2人して完璧求めちゃうよね。
がんばってがんばりすぎて
力抜こうって思うけどうまくできなくて
自分はダメだって自滅しちゃう私たちだけど、
そんな自分たちでもいいよね!
いつかがんばらない生き方ができるようになるまで
2人で力あわせようね!」

お互いの気持ちが落ち着いているときに
夫婦でそんな話ができたらいいですね。

自然体で生きることの大切さに気づくために
がんばってきたんだもん。
今までのあなたたちが間違っていたのではありません。
全部無駄じゃないですよ!

うまくできない自分たち、
それをちゃんと受け入れてあげることから
始めてみてはいかがでしょうか。

こういうのを、自己肯定感って言うんです(^ ^)

自己肯定感は、子どもに一番、伝えてあげたい
生き方の軸ですよね!

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