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2021.08.05

点滴が入らない。採血失敗される。どうにかならないの?

夏になると
つい人の腕によく目が行ってしまいます。

職業柄、
点滴しやすそうな血管を密かに探してしまう
クセが・・・(^◇^;)

昔、病院勤務していた頃、
針が血管に入った瞬間、
指先に伝わるプチっという感覚が
好きでした~。(変態)

点滴を入れるための血管に管を通し
ラインを作ることをルート確保といいます。

点滴や採血は、血液を体の隅々から心臓まで
運んでいる静脈にアプローチします。
腕の表面に見えている血管が静脈ですね。

ルートをとるときはまず指で前腕の血管を触って
太さや弾力を確認し、
なるべくまっすぐな血管を選びます。

ですがなかには、

あれ?
あるべき場所に血管がないぞ!

静脈が「ない」わけではないのですが(⌒-⌒; )
ちょっと個性的な場所に静脈が走行している人や
体質的に血管が細い看護師泣かせの人がいます。

いい血管が見つからない時は
ホットタオルなどで温めて血管を怒張させたり、
末端から中心に向かってマッサージしてみたり
患者さんの腕を心臓より下になるようにして
うっ血させてみたり、ペシペシ叩いてみたり
いろいろ試行錯誤します。

いろいろ工夫しても、
ふくよかな人や、ムチムチの若い女の子、
ご高齢の方や、脱水傾向のある方のルート確保は
血管が見えづらいため難しいです。

赤ちゃんのルートなんか、
血管そのものがありえないほど細くて
大人みたいに皮膚の表面に
浮き上がってきてくれないので見えない!

このへんを・・・この角度で・・・
潔さと想像力と熟練した技術!
未熟児ちゃんのルート確保を一発でキメてくる先生、
もうカッコ良すぎました!

冷え性の人は、血液の流れが悪くて
毛細血管へ温かい血液が流れず
血管が収縮しています。
縮こまった静脈、ルートはとりづらい。

脱水傾向の人も
静脈が細くぺちゃんこになっていて
弾力を失っているためルートがとりにくくなります。

それから、運動不足で筋肉量が少ない人。
筋肉は、末端から心臓へと静脈内の血液を
送り戻すためのポンプの役割をしています。

なので、筋肉量が少ないと
体の代謝が低下して
血液の循環を悪くし、静脈は細くなります。

さらに体内の熱は筋肉で産生しますが、
効率よく熱を生産することができないので
うまく体を温められません。

よって、上記の冷え性の人の血管と
同じようなことになります。

先日、
血管が細く、採血で失敗されてばかりだという
女性からお手紙をいただきました。

↓↓↓

体調不良で入院した時に点滴が入らず、
4時間半かけて17箇所目に
麻酔科の先生が足首からのルートをとってくれました。

稽留流産の子宮内容除去手術のときも
手術前にルートがなかなかとれず

「もし入らなかったら手術中止して
大きい病院に転院してもらう」

という話をされ、
2時間かけて7箇所目になんとか点滴に成功し
手術をすることができました。

ですが、
「この血管ではうちのクリニックではお産はできません」
と言われました。

そして緊急帝王切開のときも
手術準備を終えて先生が集合している中
採血すらもとれず、
たくさんの医療スタッフに交代しながら
8箇所目でやっとルートがとれました。

3~5分間隔の陣痛に耐えながら
ベッドに固定されて、
ルートがとれなかったらどうなってしまうんだろう
と、手術への不安と緊張で
本当にしんどい時間でした。

血管を太くする方法、採血、点滴をしやすい
血管にするために
私にできることはあるのでしょうか。

第二子も帝王切開になると思うので
産院選びのアドバイスなどありましたら
教えていただきたいです!

↑↑↑

通常は帝王切開当日にルート確保しますが、
予定帝王切開であれば時間的余裕があるので
早めに前日からゆったりとルート確保チャレンジしても
いいと思います。

ですが、いくら安全を期して帝王切開の日程を
決定していても
予想外の破水や陣痛開始もあり得ます。
輸血が必要になることだってあります。

もしも、急いでルート確保
しなければならない状況になったとき、
分娩時対応スタッフが少ないと
現場はパニックになりますよね。

安全安心のお産は、
スタッフのマンパワーがものを言うので
次回のお産は念の為、
産科医、麻酔医、助産師、看護師、
新生児医、がチームで24時間体制の大きな病院を
選んだほうがいいかもしれません。

静脈は加齢や生活習慣などにより
弾力性がどんどん低下していきます。
血管も老化するんですよね。

血管は見えているのに
血管の壁は厚くなり、しなやかさがなくなって
硬くなった血管へのルート確保は
集中力が必要です。

つまようじで生のスパゲッティーを刺す
イメージをしてもらうとわかりやすいかと
思いますが、

針を刺そうとしても
ヒョイヒョイと血管が逃げてしまうことがあります。

うまく血管に針が入っても
静脈そのものがしなやかさを失っているため
そこから出血してしまうこともあります。

血管が細い体質であれば
どうすることもできませんが、

女性は筋肉量が少なく脂肪が多いので
熱を作る力が弱いです。
なので、男性に比べると静脈も細い傾向があります。

血流を増加させて静脈を太くたくましく!

そのために何ができるかな?

せめてできることといえば
運動などを地道に続けて筋肉をつければ
必要な血流の増加とともに冷え性も改善され
代謝がよくなって静脈も太くなります。

筋肉はタンパク質が主原料で作られるので
しっかり食べて、
血管を老化させないように
脂質や糖分はすこ~しだけ控えましょうね。

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