逆子で帝王切開が決まりましたが受け入れられません!泣
35wの初妊婦さん。
逆子が直らず、今日、予定帝王切開の日程が
決まったけど、受け入れられない!!
とのことでした。
帝王切開も立派なお産。
産み方でママの価値は決まらない。
母子が無事で安全なお産が最優先。
わかってる。
頭ではわかってるんです。
だけど、なんていうか・・・
やりきれないというか、なんとも言い難い
気持ちに襲われ、心が追いつきませんよね。
最初のお産から帝王切開なら
二度と下から産めなくなる。
そう思うと、無性に悲しくて悔しくて
もうすぐ赤ちゃんに会えることさえも
楽しみに思えなくなってしまったそうです。
体重コントロールだってがんばってきたし、
身体の声に耳を傾け
よいと言われることはなんでもトライし、
主体的に向き合ってきたマタニティーライフ。
あの努力の日々は
いったいなんだったのか・・・
バースプランだって
無駄になってしまった・・・と。
うんうん。
その気持ちわかります!
昨年の今頃、手術前夜に
なんの涙なのか?
自分でもよくわかりませんでしたが
泣けてきて止まらなくなって
布団かぶってこっそり涙を流しました。
わたしは11回の経膣分娩後の帝王切開だったので
初めて出産の彼女の気持ちとは
少しズレがあるかもしれませんが
受け入れていたはずの帝王切開、
だけど心のどこか隅っこで
もう二度と下から産むことは
できなくなるんだなぁ・・・
微妙な気持ちが
残っていたのだと思います。
赤ちゃんとママが
元気で命があって巡り会えること。
触れ合えること。
これより大事なものなんてない
わかってるのにね・・・。
妊娠出産子育ては、自分の努力じゃ
どうにもならない、
思い通りにいかないことばかりだから
はじめに思うようにならないことで、
これからの子育てでも
「そうだそうだ。
うまくいかなくてで当たり前だった!」
って気楽に構えられるし
自分を追い詰めたりせずに済みます。
お産はドラマです。
100人の産婦さんに100通りのドラマがあります。
そしてこればっかりは自分の思うようには
ならないことなんですよね。
経膣分娩だと母体に『しるし』は
残らないけど、
12人目帝王切開から1年が経った今も
わたしのおなかにはくっきりと
傷が残っています。
がんばったしるしが
おなかに残り続けます。
ねねちゃんと会えたのは
この傷のおかげなんだなぁ・・・
決して無駄についた傷ではなく
かけがえのない宝物と引き換えの
愛おしい傷跡だと思えます。
経膣分娩でも、帝王切開でも
産まれてくる子への愛情は変わらないってことも
身を持って体験しました。
12人とも、全員大切です。
産み方にこだわる必要はないけれど、
「普通分娩がしたい」
「経膣分娩で産んであげたかった」
そんな気持ちも
ママのエゴだとは思いません。
理屈抜きに、沸き上がってくる自分の気持ちに
シンプルに歩み寄ってあげましょう。
大丈夫です、
時間が必ず解決してくれます。
乳幼児期は
過ぎてしまえばあっという間で
とても素晴らしい時間です。
いつの間にか、言葉にできない愛おしさに
こだわっていた出産方法は
かき消されてしまうはず。
だから、今は無理して受け入れようと
しなくていいと思います。
いっぱい泣いてもいいと思う。
「私はこうしたかったんだ!」
言葉に出して誰かにたくさん聞いてもらいながら
その日を迎えましょうね。
そして・・・
今回が逆子での帝王切開なら
おなかは横切開を選択してもらえたら
次の妊娠、リスクはあれど、
あわよくば経膣分娩もできないことはない・・・
という希望も、付け加えておきます♪