妊娠検査薬のキホンの「キ」。
受精卵が子宮に着床すると
将来胎盤になっていく組織からhCGという
妊娠継続ホルモンが作られます。
hCGはだんだん増えて
生理予定日頃になると
尿の中に排出されるようになります。
妊娠検査薬は、
尿中のhCGに反応して
妊娠の可能性を調べます。
妊娠していなければ
尿中にhCGが排出されることはなく
0か100。グラデーションはない!
みたいな話なので、
妊娠検査薬の検査結果は
陽性か陰性の2つにひとつ。
正しく検査すれば、
その正確度は
99%以上と言われています。
予定生理日前後(妊娠4w)から
尿中に現れ始めたhCGは、
どんどん量が増えて妊娠10w頃にピークを
迎えます。
多くの検査薬は、
生理が遅れて1週間程度から
検査可能と書いてありますが、
検査の時期が早すぎたり
水分摂取が多く尿が薄くなっていたりすると
妊娠していてもはっきりとした濃い線が
出ないこともあります。
わたしは12人産んでいますが、
実は「できちゃった〜!」の予定外は
一人もいなくて
全員、ゴリゴリの妊活の結果です。
「赤ちゃんが欲しい」と思っていたから
生理予定日が近づくと
いてもたってもいられず・・・。
なんとなくだるい?
なんとなく眠い?
なんとなく熱っぽい?
想像妊娠まっしぐら
頭の中は『妊娠』でいっぱい!(笑)
経験上、生理予定日の1週間後から
使用可能な妊娠検査薬も
排卵日(受精日)さえ特定できていれば
予定生理日にもなれば
かなりクッキリと陽性反応が出ます。
それを知っているだけに
家に妊娠検査薬のストックがあれば
我慢しきれません。
ぐっと耐えても、生理予定日前日が限界。
結局いつもフライング検査してしまいます。
ですが過去に
こんなことがありました。
生理予定日に検査して陰性。
その直後に生理が来て、
なんだ・・・
検査薬なんてするんじゃなかったなぁ
と後悔していたら
出血量が一向に増えて来ず、
いつもの生理と違うぞ?
もしや?
数日後に再度検査しなおしたら
くっきり陽性ー!
ギャー!!!
精度の高い妊娠検査薬ですが、
より高い正確性を求めるのなら
やっぱり説明書に書いてある通り、
生理予定日からせめて数日経過してから
試してみたほうがよさそうですね^^;
薄い線が出て「妊娠だ!」
と喜んだのも束の間、
ふつーに生理が来てしまった・・・
という経験ももあります。
これは化学流産。
確かに一瞬、妊娠はしたんだけど
受精卵がうまく子宮に潜り込めず
ごくごく初期の流産になってしまった
ケースです。
フライング検査をしなければ
化学流産の事実も知らずに済んだものを
精度の高い妊娠検査薬のおかげで
知ってしまうことにもなるので
いいのか悪いのか・・・ですね〜。
妊娠したい気持ちが強すぎて
薄い線が出てる・・・?
ような気がしないでもない・・・?
目をこらして、角度を変えて、
太陽光の下で、
一旦ゴミ箱に捨てたけど、
もしかしたら時間が経って
線が出てるかもしれないし・・・って
ゴミ箱から拾ってきて
また目をこらして・・・
という無駄な悪あがきも
何度もしましたね〜笑
でも、
陰性判定で一旦捨てた検査薬を
諦めきれずに拾ってもう一度見てみたら
うわー!出てるぅぅぅ!!!!
ということもありました。
判定時間は尿をかけて1分以内ですが、
通常、hCGが十分に分泌されていれば
1分もかかりません。ものの数秒、
一瞬で陽性反応が出ます。
にもかかわらず、判定時間を大幅にすぎてから
じわじわ線が出てくるのは
尿中のhCG量がとても少ない場合です。
受精卵はあるのだけど
うまく着床しきれていない可能性があり
わたしはこのとき、喜びも束の間、
結局流産しました。
正常な妊娠でも、フライング検査で
検査薬を使う時期が早すぎた場合も
このような誤判定を起こすことがあります。
逆に、すっごく薄いけど線が出たのに
少ししたら消えちゃった・・・ということも
ありました。
尿が検査薬に尿が染み込んでいく過程で
一時的に線が出たように見えただけ。
これは陰性と考えます。
妊娠検査薬でわかるのは
『妊娠している可能性』です。
その妊娠が子宮内に着床している
正常妊娠かどうかの判断はできません。
妊娠検査薬を使う本来の目的は
妊娠の有無の確定ではなく
妊娠の可能性をいち早く知ることで
より早い段階で産婦人科を受診、
正確な診断につなげることにあります。
病院に行くタイミングが早すぎると
超音波エコー検査で
おなかにいる赤ちゃんはまだ見えないかも
しれませんが、
子宮外妊娠などの
異常妊娠を早く見極めるためにも
早めの産婦人科デビューを
心がけましょうね!