HISAKOブログHISAKOブログ
2022.10.29

子どもはクルクル回る遊びが好き!。

『子どもの行動にはすべて理由がある』
と言われます。

でも、大人から見ると
子どものすることって意味がわからないことが
ホントに多いですよね。

わたしは小学生のころ、

『あの交差点まで息を止めて行けるかなゲーム』
『目をつぶってどこまで自転車こげるかなゲーム』
『くるくる回ってクラクラになるゲーム』

意味不明な、しかもわりと危険な遊びを
1人で楽しんでいた思い出があります。(⌒-⌒; )

ちなみに後者2つのゲームは、
予想を裏切らず
電柱に激突してケガしました。( ̄◇ ̄;)

子どもは基本的に
くるくる回る、回転系の遊びが好きですよね。

昔は公園や学校の校庭に
くるくる回転する遊具が設置されていて
大人気でしたが
最近は複雑な社会事情から
ほとんど撤去されてしまいました。

人間は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
5つの感覚に加え
前庭覚、固有覚
という感覚を持っています。

『前庭覚』は、
揺れたり回転したりを味わう感覚。

『固有覚』は、
見なくても自分の体がどんなふうになってるか
具体的にイメージできる感覚。

子ども時代に、
くるくる回る遊びを多く取り入れると
三半規管が刺激され
バランス感覚、
視覚、聴覚、触覚、前庭覚、固有覚

それぞれの感覚が統合され
落ち着きや集中力、指先の微細運動などの
発達が促されるといわれています。

子どもが回転遊びを好きなのは、
さまざまな感覚の統合が未発達だからこそ、
発達欲求本能で知っているからではないか?
と考えられているんです。

中でも、発達障害の子は、複数の感覚の中で
特定の感覚に過敏や鈍麻があり、
アンバランスさが突出していることが少なくありません。

たとえば、
自閉症スペクトラム障害の中学2年生
わが家のななちゃんの場合。

中学校の入学式で
くるくる同じところを歩き回って
じっとしていられなかったのがとても印象的でした。

はじめての制服、新しい先生、
新しい教室・・・
これから何が起こるのか、
先の見通しがもてず、
脳の中にバラバラに入ってくる各種の感覚を
ひとつに統合することができず
不安でたまらなかったのでしょう。

不安や刺激から気を逸らすために。
くるくると歩き回ることで
精神的な安定を求めようとしていたのだと
思います。

中2になった今は、
気持ちが不安定なときにも相変わらず
くるくる歩き回りますが、

ヒマなとき、ゴキゲンなときにも
スマホを片手にリビングの机の周りをぐるぐると
歩き回ったりします。

あははは〜
え〜なんでやねん!
それはないやろー

動画に向かってブツブツ呟きながら
とても楽しそうに、くるくる・・・・。

リビングは家族みんながいる場所で
それぞれ会話していたり、
ママが家事をしていたり、
ななにとっては余計な刺激がたくさんあるところ。
本来は落ち着かない場所だと思います。

そんなリビングで
大好きな動画視聴しようものなら
集中するために他の刺激を
遮断する必要があるのかもしれません。

くるくる歩くという単調な刺激の繰り返しと、
独り言を加えることで
より自分の世界に集中しようとしているんじゃないかなと
思っています。

人間は多かれ少なかれ
一定のリズムの刺激が好きですよね。

それはきっと、
5つの感覚の統合が心身の安定をもたらすことを
本能的に知っているからでしょう。

赤ちゃんはぐずっているときに
優しくお尻をトントンしてあげたり、
だっこして揺らしてあげると落ち着きます。

子どもの頃のわたしが
回転遊びが大好きだったように、

子どもは前後に同じリズムで揺れる
ブランコが大好きだし、
トランポリンでぴょんぴょんするのも好きですよね。

ななの『くるくる回る』は、
心理的な安定を求めた結果です。

子どものすべての行動に
理由があるのだとすれば

「なぜそんな行動を取るのだろう?」

その理由を深堀していくのは
なかなかおもしろい作業です。

「なるほど〜!
だから子どもはくるくる回るのか!」

理由がわかるとスッキリ!

ちなみにわたしは、
小学校卒業の頃をもって
くるくる回る遊びを卒業しました。

たぶん、複数の感覚が
それなりに統合された時期だったのでしょうね。

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