赤ちゃんの匂い
今年3月末に生まれた10人目の赤ちゃん
ののちゃん。
仕事をするわたしの膝の上で
スヤスヤ気持ち良さそうに眠りながら
助産院ばぶばぶを訪れるママたちを
癒すお役目をさせていただいてます。
生まれたばかりのフニャフニャ新生児を抱えて
開院している助産院なんてあまりないですよね〜笑
わぁ!小さい!
抱っこさせてもらって
いいですか?
軽い〜〜
かわいい〜〜〜
欲しい〜〜〜〜〜〜
また産みたくなる〜
毎日たくさんの人たちにかわるがわるだっこしてもらい
赤ちゃんもハッピー
ママたちもハッピー
生まれて間もない赤ちゃんを抱いた
ママたちを観察していると
みんなそろってすることがあります。
クンクン
赤ちゃんの匂いを嗅ぐんです!
そうそう
この匂い!
あー最高☆
赤ちゃんって独特な匂いがあります。
なんとも癒される至福になれる
いい匂いなんですよね。
一種の麻薬みたいな感じかもしれませんね。
匂いを嗅ぐと、食べちゃいたい気持ちになってきます。
ママに、幸せ感ややる気を起こさせる効果があることは
研究でも明らかにされていて
赤ちゃんの匂いはママたちの快楽中枢と呼ばれる
脳の部位を刺激するんだそうです。
出産経験のある女性はとくに脳が大きく反応することも
わかっています。
なぜ赤ちゃんはいい匂いがするのでしょうね。
これは「どうして赤ちゃんがかわいいのか?」
ということと関係があります
種の保存のためにオスが美しい姿をしていて
メスの関心を引こうとする多くの生物と同じように
動物の赤ちゃんはみんな
かわいらしい姿をすることで
自分は
「大切な存在」
であることを周りにアピールします。
いい匂いがするのも
赤ちゃんがママの気を引いて順調に育てられるよう
必要絶対不可欠な条件、進化の産物なのですね。
もし赤ちゃんがグロテスクな姿で生まれてきたなら
ママに見捨てられ種の保存など
できなくなってしまうかもしれません。
だから赤ちゃんはかわいい存在でなくては
ならないのです。
さらに匂いや声、肌の感触でもかわいさを演出!!
ママの視覚、聴覚、嗅覚、触覚さまざまな感覚に
働きかけて、命がけで
「かわいい」
を猛アピール!
すごいですよね〜!
赤ちゃんのお世話は
本当にたいへんです。
赤ちゃんがニコっと笑ってくれれば
疲れも吹き飛ぶかもしれませんが
新生児はまだ無反応です。
そこでママの脳の快楽中枢が
赤ちゃんの匂いに反応し、心地よい気分になることで
重労働の埋め合わせをし、赤ちゃんとママが絆を
深める作用を果たしてくれます。
赤ちゃんにとってママにお世話を
してもらえるかどうかは死活問題だし
ママにとっても赤ちゃんが成長して
笑顔で報いてくれるようになるまで
赤ちゃんのいい匂いを支えに頑張ることが
できるのだそうです。
大自然が与えてくださった生物としてのプログラミングは
神秘としか言いようがないですね。
赤ちゃんの匂いを嗅いでハッピーになりたい人は
助産院ばぶばぶへ、遠慮なくどうぞ〜〜!