ひとり笑いVSあやし笑い
ひとり笑いVSあやし笑い
すごーい!
今、この子
笑った〜〜〜♪
新生児のかわいらしい笑い顔、
その決定的瞬間に親バカ炸裂、大感激、
うちの子は天才かも!?って
本気で思った経験のあるママは
多いと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんも
笑うことがあります。
というよりも、
笑っているように見えることがあります。
親心としては、「わが子はすごいぞ!」なんて
思っちゃうんだけど、
実は赤ちゃんは心から
うれしくて笑っているのではなく、
単に人猿類以上にしか認められない表情筋が、
刺激で収縮したにすぎないんですね( ̄∀ ̄*)
わが子に夢を託す親心を
バッサリ斬って申し訳ないのですが
これは、生後2ヵ月頃から見られる
『あやし笑い』と区別され、
『ひとり笑い』と呼ばれます。
『ひとり笑い』ができるということは、
笑筋だけではなく、大頬骨筋、小頬骨筋、上唇挙筋など、
顔のいろんな筋肉が自由にあやつられることを
意味しています。
生まれてすぐに『ひとり笑い』ができるんだから、
すでにおなかの中にいた胎児期から、
笑う準備は万端だったんでしょうね。
出産予定日が近づき、「Xデーはいつだろう?」と
ドキドキしてるママのことを、
胎児ちゃんはぬくぬくと羊水に漂いながら
笑って見てるのかもしれませんね。
一方、うれしいときや楽しいとき、
おもしろいときにこれらの筋肉を使って
笑い顔を作る現象『あやし笑い』は、
ママやパパ、回りの人たちの顔をコピーする学習を通して
習得していくと言われています。
確かに、『あやし笑い』を始めた赤ちゃんでも、
あやす側が笑っていないとなかなか成功しません。
笑いかける回数が多いママの赤ちゃんほど、
『あやし笑い』は早く始まるんですって。
人間の一生の中で、笑いにも発達・成長過程があります。
生まれたばかりの『ひとり笑い』に始まって、
『あやし笑い』ができるようになり、
小学生ぐらいになると『照れ隠しの笑い』を覚えます。
思春期頃には、お箸が転げただけでも
笑いが止まらなくなる時期があったりもしますね。
わたしは中学生のとき、
国語の本読みを指名されたはいいけど
なぜか笑いがこみあげてきて止まらなくなって、
先生に「もういい、座りなさい」と諦められたことがあります。
そして社会の荒波の中に入れば
『心で泣いて顔で笑う』なんてことも多くなりますね。
笑いは、他の発達と同じように、
個人差が大きいと言われています。
あまり笑わない赤ちゃんもいれば、
いつもニコニコしてる赤ちゃんもいます。
いまなお戦禍の中にある国々の子供たちには
笑いが少ないから、
笑いの個人差は遺伝ではなくて、
環境的な因子も大きいかもしれません。
一生懸命あやして、赤ちゃんがニッコリしたときは、
あやしたママも本当に嬉しそうに笑います。
赤ちゃんはというと、
ママの嬉しそうな顔を見て、さらにニコニコ。
これぞ、エントレインメント(母子共感)の世界!!
赤ちゃん本人はママを笑わせているつもりなのかもしれません♪
10人目のんちゃんは現在5ヶ月。
『ひとり笑い』の段階をすぎ、
『あやし笑い』が上手になってきました。
彼女はもともとが笑い顔なので、いつも笑ってるように見えます。
かわいいですぅぅぅぅ〜〜〜〜。
笑顔ってほんと
癒されますよね☆