妊娠初期のおっぱい変化
2人目妊娠初期。
1人目の妊娠のときは
胸が張って痛くて
「ああ、妊娠してるんだ」って
実感できたんです。
でも今回、おっぱいの変化を
まったく感じないので
育ってないんじゃないかって
不安で不安で・・・
そう訴える妊婦さんが
来院されました。
妊娠すると一般的に
大量ホルモンの作用で乳頭が
とても敏感になります。
2人目、3人目妊婦さんは前回の妊娠で
急激なホルモン変化を経て
出産後の授乳をすでに経験済みなので、
乳頭の皮膚そのものも乳腺も鍛練されています。
なので、ホルモンの作用を受けても、
初めての妊婦さんよりも
おっぱいの張りなど、
自覚症状が少ないのが特徴です。
本を見たら、妊娠初期の身体の変化として
「胸が張る」って書いてあります。
だけど実は、上記のような理由で
これらは主に初妊婦に当てはまる症状なんですよ。
経妊婦には当てはまりにくいのに、
本には細かい記述が不足しているので
そんなこととは知らずに本を見た
2人目妊婦さんは1人目のときの妊娠初期の
自覚症状と比べて
前回は胸が張って痛かったのに、
今回はなんともない・・・
流産したりしないだろうか・・・
不安が押し寄せてしまうようです。
余計な心配しなくて済むように
「経産婦は初産婦ほど、
初期のおっぱい変化は
感じない場合もある」
マタニティー関連の本に、
ひとこと付け加えて記述しておいてくれたら
親切なのにな〜って思います。
乳房の大きさに関しては、
多くの妊婦さんは2〜3カップのアップが見られますが、
中には全く見た目には変化しない方もいらっしゃいます。
妊娠したら必ず、憧れの巨乳ちゃんになれる!
と信じていた人にとっては
残念なことなのかもしれませんが( ̄∀ ̄*)
おっぱいを赤ちゃんの視点からみると、
妊娠中のおっぱいの大きさと
産後の母乳の出方とには、
全く相関関係はありません。
妊娠中にサイズアップしなかったからといって、
母乳が出ないわけではないんです。
見た目の大きさの変化は、
脂肪がついたかどうかであって、
中の乳腺がどれだけ育ったかは、
外から見ただけでは分かりません。
1人目、2人目、3人目と
妊娠中の身体の変化や自覚症状は
毎回違うのが当たり前だと思ってくださいね。
乳頭が痛くないから育っていないかも?!
というのは、まったく心配しなくて
いいですよ♪