海苔
子どもと外出するとき、たいていのママは
小さなおにぎり、パン、赤ちゃんせんべい、
もう少し大きくなるとラムネやグミや
いわゆる「お菓子」を持参します。
公共の場でグズられたときの苦肉の策、
『食べ物攻撃』。
助産院ばぶばぶでも、
ママがおっぱいケアを受けている間
待っている子どもたちはさまざまな「あの手この手」で
ゴキゲン取りをされています。
お菓子で釣るなんてことは
よくないのわかってますし、
なるべく避けたいんですけど・・・
ですよねー。
よくわかります。
でも実際の子育て、理想論だけでは
やっていけません。
先日、いつものようにおっぱいケアが始まるや否や
ママぁぁ〜〜〜〜〜!!!!
ガォォォーーーーーーーーー!!!!
吠え始めた1歳児がいました。
最初、ママは子どもの好きな歌を口ずさんだり
持ってきたおもちゃを渡してみたり
なんとかご機嫌を回復させようと四苦八苦されていましたが、
ギャン泣きはどんどんヒートアップ!
とうとうママはバッグの中の最終手段に手を出しました。
さぁさぁ
どんな食べ物が出てくるか?
卵ボーロか?
バナナか?
パンか?
出てきたのは、ジップロックに入った
薄っぺらい真っ黒の物体。
?
なんだこれ?
その物体を見た瞬間
子どもの目がキラリと光りました。
のぃ〜〜〜♪
のぃ(海苔)を黙々と食べ始め
グズってたことなど、もはやなかったことのように
おとなくしくなりました。
海苔、スゴイぞ!
海苔、あっぱれ!
たしかに、海苔が好きな子ども、多いですよね。
おにぎりなど握ってあげると
器用に海苔だけ剥がして食べたりします。
海苔は、栄養分の3〜4割が必須アミノ酸を含む
良質タンパク質なんです。
ミネラルもたっぷり、葉酸もたっぷり、
そのくせローカロリーで、
理想的な最強のおやつになり得るかも
しれませんね。
ただし海苔は海苔でも
子どもに与えるのは焼き海苔にしましょうね。
そりゃあ味付け海苔のほうが美味しいでしょうけど、
塩分や化学調味料の取りすぎになってしまいますので。
そのママは、常にバックの中に海苔を忍ばせ、
ここぞというときに
ジャジャ〜〜ン♪
子どもに魔法をかけちゃうんだそうです。
で、街での反応は?
ときどき不憫な目で見られたり
こだわりのおやつを与える健康オタクの
ストイックな変人ママ、と思われます。
でも〜
子ども、ほんまに海苔が好きなんやもん!
持ち歩いてる理由は
ただそれだけです!
最後にひとつ、忠告。
子どもに海苔を与えすぎると、
その後のおむつ替えが悲惨なことになります。
海苔を食べたあとのウンチ・・・
子育て中のみなさんなら、ご存知ですよねー。( ̄∀ ̄*)
それを覚悟の上、
海苔をおやつにどうぞ(笑)。