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2015.06.18

白斑

乳頭の先端に白くポツっとしたものが
できることがあります。

これは正しくは「乳口炎」といいますが、
通称「白斑」と呼んだりします。

いったん白斑ができてしまうと
なかなか治らなくて赤ちゃんに吸われると痛い!
月単位でようやく治ったかと思ったら
またできて・・・
を繰り返すパターンが多く見られます。

「白斑=おっぱいの詰まり」

と思っている人が多いようですが
実は白斑には2つのタイプがあるんです。

【その1】 母乳がニキビの芯みたいに詰まった!

母乳が固まってまるでコルクの栓のように
乳口を塞いでしまうことで
母乳が出口を失って乳房内に母乳がうっ積し、
しこりになった状態です。

原因は乳腺炎とほぼ同じ。
授乳間隔があきすぎて
乳房に古い母乳が溜まりすぎたとき。
個人差はありますが5時間以上授乳間隔があくと
おっぱいは張っていることと思います。

その状態で前搾りをせずに
いきなり赤ちゃんに吸わせると
浅吸いになり白斑になりやすいです。

脂っこいものや甘いもの、
乳製品などを常識範囲を超えてドカ食いしたとき、
ママの水分不足、体調がイマイチのとき、
赤ちゃんに鼻づまりなどの症状があるとき
ママのストレス、疲労
身体の冷えなどで
乳口のトラブルが起きやすいです。

おっぱいの中でできた栓が詰まって
白斑となって現れるときは
この栓を抜いてあげることで
あっという間にすっきり解消します。

コルク栓がポンッと抜け、
中に溜まっていた母乳が勢いよく噴出せば、
もう大丈夫です。

針などで白斑部分をつついて
詰まりを解消させる方法を実践している人がいますが
その行為は乳口に
あえて傷を作ることになり危険だと思います。

細菌感染を起こせばみるみる
乳腺炎になってしまいますので
おすすめできません。
なるべく最寄りの助産師さんに
診てもらってくださいね、

【その2】 乳口の傷がかさぶたになり
      慢性の炎症を起こした白斑

「浅吸い」や「ゆがめ飲み」などにより、
乳頭の先端に負荷がかかってしまったときに
できやすい白斑です、

コルク栓タイプの白斑と比べて
このタイプの白斑は
なかなか治りにくいのが特徴です。

例えば口内炎ができたとき、
痛いからそこを避けて噛むために
歪め噛みになってまた同じところを噛んでしまい
なかなか治らない、そんなイメージでしょうか。

乳口の傷がかさぶたになり
そこを母乳が通るために
かさぶたがふやけて白くなります。
ふやけた皮膚は弱いので授乳のたびに圧迫がかかり
傷が大きくなり、
少しよくなってはまた授乳して悪化し・・・
を、繰り返します。

白斑部分から出てくる母乳はおいしくないので
赤ちゃんも真面目に飲んでくれなかったり
浅飲み、ゆがめ飲みなど
白斑から乳腺炎に移行してしまうことも少なくないので
注意が必要です。

授乳時の痛みがあまりない場合には
ランシノーや馬油などの天然由来の保湿剤を
乳口に塗布し、上からラップで保護します。

ランシノー等は授乳前に拭き取る必要はありませんから
乳口に脂の膜を張った状態のまま
授乳するようにしましょう。

痛みが増してきて授乳のたびに激痛になってきたら
口内炎のお薬(デスパコーワ)の乳口塗布がおすすめです。

ステロイド等は含有されていませんから
授乳前に拭き取る必要もありません。

以上、2つのタイプの白斑をお伝えしましたが

いずれも共通するのは

    『正しい飲ませ方で頻回の授乳!』

授乳中のママ!
頑張ってね!!!

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