だって蚊が止まってたんや〜
緑の草木とお花が生い茂る
エントランスの小径
情緒あふれる日本庭園
たくさんの植物たちのおかげで
カラフルな蝶が舞っていたり
どこからともなくとんぼが飛んできたり
名前も知らない鳥が
青々した紅葉の枝に止まって
何かをついばんでいたり
夏のばぶばぶは
さまざまな生きものたちの
オアシスです。
朝から夕方まで
途切れることなく次々にママたちが来院されるので
趣ある玄関扉は開けられたり閉められたり。
ベビーカーを玄関土間に出し入れすることもあり
扉を開けっぱなしにする時間がどうしても
長くなってしまいます。
玄関と、診察＆待合スペースは
扉で仕切られていますが
蚊が室内に入ってきてしまうことがあります。
あ、蚊が飛んでる！
見つけるとママたちが
「パチン！」と撃墜してくれます。
倫理的には
どんな生きものにも命があるから
ホントは殺しちゃいけないのだけど
まだ蚊の免疫を
持っていない柔肌の赤ちゃんを
助産師の立場としては
真っ先に守らないといけないから！
ごめんね。
おっぱいケア中
ときどき耳元で
ブ〜・・・ン
あの、イヤ〜な音が
聞こえることがあって
おっぱい触りながらも
同時進行でわたしは周囲に目を光らせます！！
だってわたしの大切なママたちを
助産師の立場としては
真っ先に守らないといけないから！
音を発する真犯人を見つけたときには、
容赦なく撃墜ー！！！
瞬間技！
獲物をハンティングするカメレオンみたいな勢いで
おっぱいマッサージ中にいきなり立ち上がって
ジャンプしたりするので
ママたちは「なにごとか？」と目がテンです。
けど、蚊はときに
「そこに止まられると困るねんけど〜」
な、場所に止まって
余裕綽々、デカい態度でわたしに挑戦状を叩きつけるようにして
ニヤリと笑みを浮かべる（？）ことがあるんです。
おっぱいケアを受けている
ママのニの腕。
まぁいい！腕ごとき！
ごめんっっ！
一言発して
バチーーーーン！！！
平手打ち！
ママたち、いきなりわたしに叩かれて
びっくり仰天です。
叩いてから事後報告で
「かくかくしかじか
蚊が止まっていたから」
って説明して
許していただきます。
たまにママのほっぺに止まることがあって
そのときはさすがに一瞬躊躇してしまいますが
わたしの大事なママたちの顔が刺される！
って思うと
腕だろうと顔だろうと
悠長に悩んでる暇ない！！
だから、それがたとえほっぺであれ、
ゴメ〜〜〜〜ン！！！！
言うのが早いか
ビンタが先か？！
おっぱいケア中にいきなり
助産師にビンタ食らう！（笑）
ああ、すみません。
でもね。蚊がね〜〜〜。
ほんとは蚊に刺されたら、
直ぐに追い払うのではなく、
十分吸わせた方が治りが早いそうです。
蚊が皮膚に注入する痒みの原因である唾液を、
再び血液と一緒に蚊が吸収してくれるからなんだって。
でも、大事なママのほっぺに
蚊が止まっているのを
見て見ぬふりするわけにも
いかんのですよ〜。
大阪は11月の初旬まで
蚊がいます。
それまではみなさま
ばぶばぶでいきなりわたしにビンタされても
どうか怒らないでくださいね。
容赦なくいきますから
けっこう痛いかも〜。
愛のムチです。←？？？
