「性」はほんまに奥深いよなぁ・・・〜セミナー報告〜
※終了いたしました
今日はセミナーの日でした。
テーマは、
『子どもに話してあげたい「性」のお話』
30名ほどのママたちが
聞きに来てくださいました。
たくさんのご参加
ありがとうございました!
セミナーは、毎回テーマは決まっていて
それに沿ったお話をするよう
心がけているのですが、
わたしの講演会、セミナーは
基本的に台本がないんです。
その場の雰囲気、空気感、
参加者の層・・・などによって
話す内容、トーン、
すべて微妙に変えていきます。
どんなテーマであれ
ママたちに伝えたいことは山ほどあるので
調子にのってくると話は
あっちに脱線!
こっちに脱線!
寄り道、抜け道、近道、
すぐフラフラ〜とそれていってしまうので、
そのつど、参加者のみなさんが
暴走するわたしを基本の大通りに
連れ戻してくださいます。
そういう一風変わったセミナーです。
テーマに戻って
子どもから
「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」
と聞かれたら
あなたならなんと答えますか?
みなさんに質問しました。
いろいろな答えが出てきましたが、
あるママは
「お股から生まれてきた」
と答えると言いました。
そしてあるママは、
経膣分娩は「いのちのトンネル」
帝王切開は「いのちのとびら」
いのちのトンネルをうまく通れなかったときは
いのちとびらを開いて赤ちゃんは
生まれてくるのだと説明する、
と言いました。
わたし流では、
産道(膣)の存在を
「いのちの道」という表現で
子どもたちに伝えるようにしていますが、
「いのちのトンネル」
「いのちのとびら」
なるほど〜そう来るか!
「帝王切開=いのちのとびらを開く」
とても新鮮!
素敵な表現だと思いました!
今月20日には
ばぶばぶで
「帝王切開で出産したママの会」を
開催する予定ですが、
帝王切開をネガティブにとらえてしまっている
ママがとても多い現実があります。
帝王切開も、自然分娩も
どちらも立派なお産であり、
その方法に相違によって
ママの価値が決まるものではありません。
だけど、
やっぱりどこかで
普通に産めなかったことへの罪悪感、
緊急帝王切開ではとくに、
気持ちを切り替えることができず
いまだに悶々と苦しんでいるという話は
しょっちゅう耳にします。
それが、ママの揺れる心なんですよね。
一方、
「どうしてみんなそんなにネガティブなの?
わたしは前向きに帝王切開で産んだんだけど・・・?」
というママも
当然いらっしゃいます。
どちらの心も、あっていいと思います。
物事の感じ方や観性で
冷淡だとか、弱虫だとか、
人の心は、そういう次元で語れるような
単純なものではないのです。
そんななか、
「いのちのとびら」
うまいこと言うな〜!
と思いました。
そうやって、帝王切開を上手に爽やかに
子どもに伝えてあげることができたら
ボクってすごいな!
ワタシって素敵かも!
キラキラ輝く『性』が
育まれていくことでしょう。
産道を説明するにも
「お股」と「いのちのトンネル」では
感じ方が全然違いますよね。
ちなみに「お股から生まれる」と
5歳のわが子に説明したママは
子どもに「キモ!」
と言われてしまったそうです(笑)
「お股=おしっこうんちが出るところ」
の、
イメージが強いからかもしれませんね。
表現の仕方はそれぞれの腕の見せどころ!
子どもたちが疑問に思ったことに対して
大人は誠実に
ありのままの事実を
さわやかに
ロマンチックに
神秘的に
話してあげられるといいですね。
さらにあるママからこんな話が
飛び出しました。
3歳の男子、かずくん。
おちんちんがかわいく勃起することがあり、
もちろん、まだ年齢的にも
性的な意味合いでの勃起ではないんだけど、
硬くなったおちんちんを
「元に戻してー!ママー!」と
泣いて訴えるのだそうです。
どうしたらいいでしょうか?
かずくんママからのご相談にわたしは
う〜〜〜〜ん・・・
困ってしまいました。
だって。
勃起したときって
どんな感じがするんだろう?
ごめんなさい、わたしにはわからないです。
平常なおちんちんの状態に
早く戻したい感じになるのか?
そのまま勃起したままっていうのは
決して快適なリラックスできる状況ではないのか?
ならばそれは、どちらかというと不快な感じに
近いのか?
大人になれば勃起すれば自動的に
射精をすることで
鎮静化させたいと本能が働くのか?
だってわたしには
おちんちんがないからー!
かずくんの気持ちがわからへん!
わからないときは
正直に「わからへん」ことを認め、
そこにわかる人がいたならば、使う!!^ ^
参加パパ、ロックオン!!
ハイ、質問攻めー。
男性の摩訶不思議な身体の仕組みや心のあり方を
誠実にまじめに語ってくれた彼でした。
そしてママたち一同
「へぇ〜〜〜〜〜〜〜〜
そうなんやー」
おもしろいぐらい
反応していました(笑)
そりゃそうだ。
女性にわかるわけないからね。
改めて言葉にして教えてもらうと
へぇ〜〜〜〜〜〜
になりますよね。
いやはや、お勉強になりました。
『性』とは、
自分が一生付き合っていく身体のこと。
自分を知っていくことこそが性教育です。
子どもには、
さわやかに話してあげればいいんです。
難しく考えずに。
その信頼感や安心感は
やがて、彼らが思春期を迎えたときに
自分自身への愛や
他人への愛へと形を変えて
健やかに育まれていきます。
HISAKOセミナーは決して、
一般的なセミナーのように
講師から参加者への一方通行的な
指導やアドバイスだけじゃありません。
わからないことや疑問はみんなで考えます。
知ってる人がいたら
教えてもらいます。
全員参加型だからこそ
目からウロコな話が続々!
そこがいいんですよね〜!
次回のHISAKOセミナーは
『ドンと来い!イヤイヤ期』
日時 6月24日 10:00~11:40
場所 助産院ばぶばぶ 2階
これも人気のセミナーです!
日々、がんばるママたちを
応援したいテーマ。