陶器大好き!
最近、ばぶばぶインスタグラムに
料理の画像を載せています。
食べるのも好きやけど、
作るのも大好きー!
来院されるママたちに
「インスタおいしそう〜」って褒めてもらうと
単純やから(笑)嬉しくなります!
「レシピを載せて〜」
という声もいただきますが、
わたしの料理は基本的にオリジナル。
だから、調味料も材料も、使うものは全部
だいたいの目分量なんです。
もしもレシピを載せるとしたら
しょうゆ(適当)
砂糖(そこそこ)
出汁(直感)
というような
なんの役にも立たない
表記になりそう・・・(^^;;
「器がオシャレですよね!」
「どこの器ですか?」
という感想もいただきます。
ほめていただいて嬉しいです!
ありがとうございます(^ ^)
みんなが気つかって褒めてくれるから
調子に乗って盛り付け方にも
いちいちこだわってしまう今日このごろです。
そうなんです、
わたしは陶器が好き。
とくに「粉引き」に代表されるような
絵付けのないシンプルな
和の器(土もの)が好き!
わが家で使う器は、すべて
山に囲まれた滋賀県甲賀市
たぬきの置物で有名な、『信楽焼』で統一しています。
去年の夏にはとうとう
好きが嵩じて信楽で陶芸までやっちゃいました。
最近は、自分で作った器でごはんを食べてます!
信楽には、行きつけの器のお店があり、
しょっちゅう高速道路とばして
大阪からはるばる出かけます。
行くたびに、作家さんに
和食器のさまざまな知恵と工夫を教えてもらいます。
ただ見た目のお気に入りを購入するだけじゃなく
作家さんとの器談義が楽しくて!
飽きることがありません。
土ものには、
素朴さ・力強さ・あたたかいぬくもりなど
昔の日本を感じさせる懐かしさがあり、
やわらかい土の風合いに癒されます。
和の器は、基本的に何に使っても自由。
同じようなデザインや色で
統一するのではなく
バラバラのものを組み合わせても
決して他の食器のよさを壊すことなく
お互いを引き立てあって
調和を生み出します。
自由な発想で使い込むごとに個性を発揮し、
さまざまな顔を見せてくれる多様性が
好きや〜〜〜!
色や形だけでなく、表面の質感や厚み、
独特のムラや柄など、
1つとして同じもののない、
うつわそれぞれの豊かな表情が
陶器の魅力です。
作家さんが
こんなお話をしてくださいました。
「衣」「食」「住」の中でも
「食」はとくに大切。
例えば旅行に行ったとき
泊まった宿がいくら豪華でも
お料理が美味しくなければ
がっかりします。
逆に宿は質素でも
お料理が美味しいと幸せ気分になります。
彼いわく
「食」はやすらぎ。
それを満たしてくれるのも
虚しくするのも
「うつわ」次第だと。
陶器には、
「土」という自然素材が使われています。
ほかにも紙、木、草、タイル、石など
自然の素材で作られた材料を「自然素材」といい、
人工の素材にはない温かさがあります。
人体に有害な物質は含まれず
かつて自然の中で暮らしていたころの感覚に
近い暮らしを実現することができて、
処分するときには土や自然に還ります。
環境にやさしいことは嬉しいですよね。
自然素材は、天候や気温、湿度に合わせて
常に呼吸をしているので
それに伴って素材が伸び縮みします。
年を経るごとに変化する素材の風合い、
年月とともに味わいを増す
素材の変化を楽しむが醍醐味です。
そんな自然素材の魅力に、
子どものうちから触れ、
感じ取れるようになれたら素敵だなぁって思います。
「子どもにも陶器使ってるんですか?」
「割られません?」
いろんなママに聞かれます。
便利なものがたくさんつくられている時代だからこそ、
昔から受け継がれてきた自然の魅力、
受け継がれ続けている理由がわかる
感性を身につけて欲しい。
本物のスマホ、お財布・ペン、手帳
鍵、リモコン・・・
子どもは、
尊敬するパパとママが使っているモノと
同じものを使いたがりますよね。
本物志向の子どもたちに
両親が使っているのと同じ器を
与えてあげること、
そんなちょっとした事が
子どもにとっては
大きな喜びだったりします。
離乳食用の器には
“割れなくて安心”という理由から
プラスチックやシリコン製のものを
選ぶママも多いと思います。
陶器は落とすと割れてしまいます。
そうなると後片付けもたいへんだし
ケガや思わぬ事故につながるかもしれなくて
不安ですよね。
だけど、子ども用の器には
割れるからこそ陶器がよい!
という逆転の発想があるんです。
モノは大切にしなければ壊れる、ということを
陶器は子どもたちに
ストレートに教えてくれます。
割れる音も子どもにとっては衝撃です。
幼児食が食べられる年齢になると
子どもながらに
「取り返しのつかないことをしてしまった」
とショックを受けます。
その反省がモノを大切にする気持ちを育みます。
また、陶器は熱や冷気が伝わりやすい点にも注目!
それぞれのお料理の温度を手で感じることも
大切なことです。
とはいえ、
離乳食が始まったばかりの赤ちゃんに
「モノを大切にする」ことを陶器で伝えるのは
まだちょっと難しいかもしれませんね。
食べることに飽きると
テーブルに並んだ食べ物も器も、
ひっくり返したり、わざと落としてみたり
投げてみたり・・・
食べさせようとするママの手も
猫の手パンチで払いのけ
スプーンもうつわも離乳食も
みんなまとめて宙を舞い大惨事に・・・
やけどや怪我が心配な時期を過ぎ、
「モノを大切にする気持ち」が
芽生え、上手に自分で食べられるようになる頃を
目安に陶器の器を取り入れてみてはどうでしょうか。
陶器に移行するまでは
落としても割れず、
口触りの優しい温かみのある、
作り手の想いがある自然素材・・・
木の器がおすすめです!
うちでは、小学生以上は陶器。
小学生未満は木の器を使っています。
感性豊かで優しい子どもに
なりますように・・・
パパ・ママの想いはきっと
子どもに伝わっていくことでしょう。