魚をさばくよりもっ!
結婚○年目。
いまだに料理が苦手。
毎日のメニューが思いつかずワンパターンになる。
レシピを見ないと作れない。
とにかくめんどくさい。
冷蔵庫の食材を腐らせてしまう。
あなたはどうでしょうか?
料理は、毎日のことだから
できれば好きになりたいですよね。
マイナスイメージを払拭するには
どうしたらいいでしょうか。
昨日、ばぶばぶに来られたママと
「料理が苦手」という話で盛り上がりました。
彼女は、昔はうどんしか作れなくて、
そればかり食べていたそうです。
あとは買ってきた焼き菓子。
そんなんばっかり食べてたら、
花粉症と金属アレルギーを
発症してしまったのだそう。
子どもが生まれてからは
健康を気づかうようになり、
さすがにうどんばっかりじゃあかんやろ!と、
せっせと某レシピサイトを見ながら
日々、奮闘されておられるそうです。
母って偉大ですね〜。
子どものためならがんばれる!
たとえ不器用だったとしても、
その気持ちが素晴らしい!って
思います(^ ^)
さて、彼女は最近、
苦手を克服すべく、
料理教室に通い始めたそうです。
「それでね!
魚がさばけるようになったんですよ!」
「とりあえず、魚がさばけます!」
・・・・(^^;;
魚なんかさばけなくても
時短で簡単、手間いらず、
だけどおいしくて見た目もキレイで
栄養満点のおかずが
パパっと作れるようになることが優先じゃない?
料理教室に行く意味ーーっっっ!
軸がズレてやしませんか?
魚はスーパーで切り身買ってきたら
ええんちゃうの?と、
わたしは思うのですが!!!
「ほうれん草とかもね、
貧血にいいって書いてあったから
じゃあ何が入ってるの?と疑問に思って調べたんです。
そしたらようわからんカナカナが
いっぱい書いてあって・・・」
そんなん考えんでええねんー。
『ほうれん草は身体にいい!』
まずはそれだけ知ってれば十分だ!
ほうれん草のササッと料理、
どんなんができるかな〜?
そっちを調べたほうが実践的なんじゃ?
それともあなたは
管理栄養士を目指してるんかい?(笑)
魚はさばけなくていいし、
ウロコも取らんでいいし、
ほうれん草の栄養素も詳しく知らんでいいから。
とりあえず。
レシピサイトで
『時短』『簡単』『すぐできる』で検索しなはれ!
料理=手間がかかる
と思われがちですが、そうとも限りません。
5分もあればできるものもあるし、
フライパンひとつでできるもの、
混ぜるだけ、和えるだけ、チンするだけ、など
お手軽レシピはたくさんありますよ!
料理は一品作ればいいというものではなくて
献立の組み合わせが下手だと
どれも味付けが同じようなものばかりになってしまいます。
これだと、ひとつひとつはよくても
献立としてはいまひとつ。
なので、レシピサイト検索のときは
食材、味付け、料理法がかぶらないように
いくつかのパターンの料理を
3~4品作れるようにしておくといいと思います。
あれもこれも、と手を広げすぎても
どれも中途半端になってしまうから、
品数は欲張らないこと。
それらを何度も繰り返し作るうちに、
レシピ見なくても安定してだいたい同じ味で
作れるようになってきます。
できるようになったら、次の検索をして、
再びカンペなしで作れるようになるまで
繰り返しチャレンジしていきます。
そうして自然とレパートリーを増やしていくのが
魚をさばくことより先決やっ!
わたしは料理好きですが、
献立は、休日にだいたい1週間分ぐらいを
あらかじめ考えています。
作り置きできるものやアレンジの効くメニューなども
考えておくと手間が省けます。
例えば、
月曜日にミートソーススパゲッティーを作ったら
火曜日はごはんにソースをまぜて、
上に溶けるチーズをふりかけ
パン粉とパセリを散らしてドリアにします。
水曜日は、残りのソースに
茹でたじゃがいもとブロッコリーを投入して
蒸し野菜のミートソース和えに変身〜!
時間の隙間を見つけては、
数日先のメニューでも
まとめて食材を切るところまで下ごしらえをしておきます。
例えば炒めものなら、
先にフライパンに投入する、にんにく、たまねぎを
ひとつのビニールへ。
次に投入するにんじん、しめじをひとまとめに。
合わせ調味料も
あらかじめ合わせて準備しておきます。
そんな感じで、下準備が完了していると
あとは仕上げのみだから、
料理時間は格段に短縮、スムーズになります。
1汁3菜作れるのが理想だけど
慣れないうちは1汁1菜でもいいと思います。
メインを肉や魚にして、
野菜はお味噌汁など汁もので具材をいっぱいにすると
栄養面も申し分ナシになります。
味付けの黄金比は覚えておきましょう!
醤油、酒、みりん、砂糖の比率は
すべて1:1:1:1。
肉じゃが、ぶり大根、かぼちゃの煮付けなど、
これさえおさえて
いろいろな食材で基本の煮物ができるようになったら、
あとは黄金比に少しずつアレンジを加えていきます。
味噌を入れてみたり、
にんにく、しょうがのすりおろしを加えてみたり。
ごま油やバターで風味付けをしてみたり。
醤油の量を増やせば甘辛になり、
だし汁を加えると薄味になります。
水溶きカタクリ粉を加えれば
あんかけ風になります。
和洋中、すべてのだし汁は、
「ベジブロス」を使用。
ベジブロスは、このブログ内でも
過去に紹介していますので
検索してみてくださいね〜。
何を足せばどんな味になるか?
自分の舌で確かめながら試してみるとおもしろいですが
アレンジは慣れてからにしましょうね。
最初は分量や手順を守って
レシピどおりに作るようにしましょう。
そして、
わたしがこだわっているのは盛り付けです。
見た目がキレイだと
実際以上においしく感じます。
料理は見た目で決まるといっても過言じゃないので、
かにかまぼこや、パプリカのみじん切りをあしらって
『赤』を足してみたり
ネギの小口切り、あらかじめ茹でて細かく刻み、
冷凍保存しておいた大根の葉っぱを
あしらって『緑』をプラスしてみたり、
スクランブルエッグ、かぼちゃなどで
『黄』を添えてみたり。
シンプルな陶器のうつわに
平たく盛るのではなく、
真ん中に高さを出して盛り付けます。
こんなちょっとしたセンスが
料理をおいしそうに見せるコツ!
最後に、一番の上達方法は
作った料理を誰かにふるまうこと。
誰かのために作ること!
大好きな人の「おいしい」の一言は
なによりもやる気につながります。
子どもたちも食べ盛り!
ガッツリ食べてくれる人がいると
料理のモチベーションも上がります!
ちなみにわたし、
その昔(独身時代)は、
病棟の患者さんの差し入れてくださるお菓子と
勤務していた病院が提供してくれるまかないのお弁当と
男友達が連れて行ってくれる
外食だけで生きてました〜〜。(笑)
自分ひとりのために自炊なんて
アホらしくてできんわ!と
思ってました。
月日は流れ、今は大の料理好き。
人間、変われば変わるモンです。
とはいえ、
わたしが目指しているのは
手の込んだ高級料理ではなく
『要領よく手軽に美味しい料理!』なので
今後もお頭つきの魚をさばく予定はございません。
切り身で十分でございます〜。(^ ^)