カフェインと授乳
ときどき、
無性にミルクたっぷりのカフェラテや紅茶、
あったか〜いココアを飲みたくなることがあります。
妊娠中や授乳中は、
カフェインは控えたほうがいい、と言われますよね。
大切な子どものために!って
必死に我慢されているママも多いです。
「1日1杯ぐらいなら、いいかなぁ?」
「飲まないことでイライラする」
そんなママたちの悲痛な声を
毎日のように耳にします。
でも、
授乳中のカフェインが
赤ちゃんにどの程度、移行して
悪影響を及ぼすのか?
具体的に知っているママは
ほとんどいないと思います。
某母乳育児支援団体では
カフェインは「ダメ!」と指導されています。
脳を刺激し、感覚や運動機能を高める作用があるので
大人だと眠気覚ましにも利用されますね。
ということは、赤ちゃんも過剰に摂取すれば
興奮して落ち着きがなくなり、
よくぐずったり、寝てくれなくなったりすることが
考えられます。
コーヒーをはじめ、
紅茶、緑茶、烏龍茶、ココア、コーラ、
チョコレート、栄養ドリンク、サプリメントにも
カフェインは入っていて
ママがカフェインをとると
そのうち1パーセント程度が3時間後に
母乳に出てきます。そして
カフェインが赤ちゃんのカラダから
完全に排出されるのに
要する時間は3日間ぐらいです。
1パーセントという数字をどう見るか?
ほんの微量でも移行するのなら
ママはカフェインを我慢すべき!
だってあなたはママなんでしょ?
子どものためならできるでしょ?
と。
助産師としては言わなければいけないのかも
しれませんが・・・
母乳移行したカフェインを赤ちゃんが摂取したところで
問題が発生したという文献に出会ったことはありません。
よって、母乳を通じてのカフェインは
よほど常識を逸脱する量でないかぎり
赤ちゃんに影響はないと考えられます。
ママの食べたものが
母乳に影響することは確かだし、
苦痛がないのなら控えたらいいと思いますが
必死に自分にムチ打ってまで
我慢している感じなら、
ちょっと肩の力を抜いて制限をゆるめても
いいんじゃないのかなぁ。
頭、柔軟に子育てしましょうよ!
子育ては決して
『1たす1は2』ではないですよ。
子育て中はさまざまな制限に加え、
毎日いろんなハプニングに振り回されて
本当にたいへんです。
ただでさえ精一杯がんばっているママに
さらに、大好きなコーヒーや紅茶を我慢しろ!って言うのは
あまりにも短絡的だし、殺生なこと。
「制限!我慢!」
そればかりでは、
ストレスが溜まって産後のイライラが
余計に大きくなってしまいます。
嗜好品で発散できない不安定な感情は
パパに向けられたり
子どもに向けられたり・・・
それではなんだか本末転倒です。
だったら、
1日に2~3杯の範囲で適度にカフェインをとって、
ママのストレスを上手に和らげたほうが
赤ちゃんにとっても
ママにとってもパパにとっても
ハッピーな気がします。
わたしは現在産後5ヶ月ですが、
毎朝1杯のカフェラテは欠かせません。
よーし、今日もがんばるぞー!って
元気を充電できます。
あ、チョコレートも好き♪
誰がなんと言おうと
絶対やめなーいっ!(笑)
カフェイン最高〜〜〜!!!
愛してるー!
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