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2017.04.10

つくしんぼ

わが家は自然に囲まれています。

小学生以下の小さい子たちは
自然の中で、いろいろな体験をしています。
五感を刺激し、身体で感じ学ぶ体得教育。

お天気のいい休日には、
つくし摘み、たけのこ山、
シロツメ草の丘、茶畑、池、農園散策、ワラビ採りなど
子どもたちと一緒に近所を散歩します。

うちの畑には
つくしがいっぱい生えています。

先頭を歩いていた3歳が

「あ!さくら見つけた!」

ちゃうちゃう、
それはさくらじゃなくて、つくし。(笑)

小さなつくしの周りを
4歳、7歳、9歳の子どもたちが取り囲みました。

「わぁ〜かわいい!」

「このつくし、採ったらあかんで!」

「あとから来た人も見たいやろから」

「このつくしも、まだまだ大っきくなりたいやろから」

兄ちゃん姉ちゃんの話を神妙に聞いていた3歳は
小さなつくしを摘もうと
伸ばしていた手をそっとひっこめました。

自然の中から学んだ優しさ。
お部屋の中だけでは学びきれない
まさに、これこそが情操教育です。

やさしい心が育っているな・・・と
ほんわか幸せ気分にさせてもらえた
早春の日のできごとでした。

小さいころ、
道端や川べりに生えているつくしを
夢中になって摘んだことを覚えています。

持って帰って料理してもらい
ワクワクしながら口に運んでみたものの、

マズっっ!(ー ー;)

頭の部分が苦くて茎の部分は味がなくて、
子どもだったわたしは、
その独特な苦味のある味わいにおいしさは見出せず・・・
ガッカリでした。

春の野菜はなぜ苦いのでしょうか。

菜の花、たらの芽、ウド、ふきのとう。
春の野菜や山菜は、
それぞれに個性的な苦味があります。

苦味の正体は
ポリフェノールやアルカロイドという成分だそうです。
冬の間、私たちが身体に溜め込んでしまった
余分なものを体の外へとデトックスしてくれて、
また身体に刺激を与えて
春から夏へと活動的に切り替えてくれる
成分なのだそうです。

また、春の味覚は
ビタミンCを多く含むものも多く、
風邪の予防や、これから強くなってくる紫外線対策にも
一役買うそうです。

冬の間に怠けた身体を目覚めさせ、
これからの季節に備えた
身体づくりを手伝ってくれるのですね。

「旬のモノを食べなさい」

よく言われることです。

旬の食材をいただくということが、
地球の環境にとって大切だからだけでなく、
私たちの身体のためにも理にかなっていると知ると
自然の恩恵に生かされているんだなぁと
身をもって感じられます。
もっと素直に感謝できるような気がします。

季節は人を待ってくれません。
自然の恩恵を受けるためには、
季節に人が身を委ねないとその恩恵は受け取れません。
自然に合わせる生き方をする時には、
自然が大きなギフトをプレゼントしてくれます。

わたしたちは自然に活かされている。
春はそんなことを強く感じる季節です。

つくしも来週いっぱいで終わりかな。
料理してもどうせ子どもは食べないけど

また取りに行こう。(^^)v

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