ばぶばぶcaféにクッキー！
ばぶばぶcaféがオープンして
1ヶ月半が経ちました。
大盛況です！！！
カフェメニューは全部で6種類。
いろいろなバラエティーのメニューが楽しめて
助産院だけど、カフェです。
・フルーティーな香りと
さわやかな味わい「アメリカーノ」
・良質なカカオ贅沢な味わい「チョコチーノ」
・やさしい甘み「ラテマキアート」
・100%宇治抹茶を使用「抹茶ラテ」
・紅茶の味わい「ティーラテ」
・上品な香りと旨み「宇治抹茶」
某メーカーの
手軽にカフェメニューが楽しめる
バリスタマシーン、
セルフで作ってもらいますが
わからないときはスタッフがお手伝い
させていただきます。
「作り方マニュアル」を見ながら
みなさん、あーだこーだ言いながら
楽しそうに作っておられます。
ときどき、
「あれーなんにも出てこーへんで？」
・・・あ！お水入れるの忘れてるわ！」とか
「あれー機械動かんやん？
・・・あ！電源入ってへんかった！」とか
微笑ましい光景も
繰り広げられています。
まぁ、基本的に
妊婦も産後ママも、頭ボケボケなんで。（笑）
子どもたちに人気なのは
チョコチーノ。
パパは、ちょっとビターな
アメリカーナ。
ママは、予測通り、
ちょっと甘めのラテメニューが
人気のようです！
子どもを遊ばせながら
ママはゆっくりカフェタイム。
ばぶばぶに来られるみなさんの
笑顔がいっぱいになり、
café、作ってよかったなぁ〜♪と
心から思います！
ドリンクと一緒に、
ちょこっとつまめるスイーツがあると
もっといいよねー
焼き菓子とかさ。
そんな提案があり、
スタッフみんなで頭をひねり・・・
みんなが幸せに暮らせますように、
そんな想いをこめて
地域のNPO、社会復帰支援施設
『ひまわり作業所』にお願いし、
ばぶばぶcaféに
クッキーが登場することになりました！
『ひまわり作業所』は、
こころの病を抱えても
住み慣れた街であたりまえに暮らしたい、を
応援する作業所です。
こころの病にとって
いちばんよくなのが「孤立」「孤独」だから。
クッキー作りなどの軽作業を通して
仲間とともに一歩一歩自信を回復し、
自分なりの暮らし方を築いていく場所。
こころの病は100人にひとり。
誰にも身近な問題です。
わたしたちだって他人事じゃないです。
妊娠、出産、子育てという
劇的な環境の変化は
心の病を引き起こす大きなリスクとなります。
マタニティーブルーズや
産後クライシスは
うまく支援してもらえなければ
産後うつに移行してしまうケースもあります。
どこまでがマタニティーブルーズで
どこからが産後うつなのか
どこまでが生理的なもので、
どこからが病的なのか、
境目がグレーだから難しい・・・
だからこそすべての女性に対して
産前産後はとくに慎重な、
精神面での支援が必要だと
日々、ばぶばぶでの活動で痛感します。
思うように身体が動かない。
こうしたいのに心がついていかない。
自分の力ではもはや
コントロールできない『自分』。
それって、
本当に本当に辛くしんどいことだと思います・・・
・疲れやすく意欲が出ない
・睡眠のリズムがつくれない
・人とつきあうのがこわくて外に出て行きにくい
・物音や話し声に過敏になって落ち着かない
・気持ちだけは焦るけど何をするにも自信がない
こんな症状に悩まされ
生活全般がつらいものになっていきます。
そんな産前産後の不安定なママたちに
毎日関わっているからこそ
ひまわり作業所の活動に
なんだか親近感というか・・・
こころの病で一時的に
社会適応できなくなったけど、
再び前向きにがんばっておられる地域の方々を
ささやかなながらも応援していけたらいいなぁ・・・
という気持ちになりました。
実は、ひまわり作業所のクッキーに決めるまでに
いくつかの作業所さんを検討させていただきました。
どこのクッキーも美味しかったのですが、
ひまわりさんに決めたのには
理由がありました。
業務用の機械を、
いっさい使っておられないのです。
材料は手でこねて、ひとつひとつ型抜きし、
家庭用のオーブンで丁寧に焼き上げたクッキーたち。
完全手作りの柔らかな味が
口の中に広がりました。
卵を使っていないから
アレルギーも安心。
まるで、バレンタインデーに
彼女が彼氏のために
愛情たっぷりに作ったクッキーみたいな
優しさがあふれています。
コンビニのおにぎりと
ママの握ったおにぎり
味が違うように
手作りの優しい味は
子育て奮闘中のママたちの心を
包み込んでくれると思いました。
ばぶばぶcaféに置くのなら、
こうでなくっちゃ！
来院のみなさん、
ドリンクのお供に、
クッキーはいかがですか？
café目的での来院も歓迎です。
子どもと一緒に
いつでも遊びに来てくださいね！
