ムダ毛
衝撃の事実を
カミングアウトします!
実はわたしは
ワキ毛が生えません。
なんだ、何かと思えばそんなコトか。
とか言わないでください(^^;;
脱毛したんじゃなくて
天然でツンツルテンなんです。
本来、体毛というのは
外敵から身を守るための
防具のような存在であるとされています。
頭髪、鼻毛、耳毛、眉毛などは
これに当てはまります。
頭髪は、人体で最も大事な場所である脳を
物理的な打撃や紫外線などから守っています。
また、鼻毛、耳毛などは
空気中の有害な物質が
体内に取り込まれるのを阻止しています。
眉毛は、滴り落ちる汗が
目に直接入らないように
ガードしているんですって!
もともとは人間も猿だったから
全身に毛が生えていました。
文明が発達するにつれて、その体毛の役割は、
服に取って代わるようになりました。
先日、中学校で行った『いのちの授業』で、
生徒から
「なんで陰毛が生えるの?」
という質問がありました。
ワキ毛も陰毛も、
服の下に隠れてしまう位置に生えていて
わたしたちが生きる社会では
もはや何の存在理由もありません。
なのになぜ淘汰されることなく、
現在に至るまでしつこく生え続けているのでしょうね。
思春期を迎えるころになると
男女ともに陰毛やワキ毛・・・
いわゆるムダ毛が生えてきます。
この時期に生え始めるということは・・・
そうなんです!
ワキ毛や陰毛は
性的なものと関連が深いのです!
ワキ毛や陰毛は
異性を惹きつけるためのフェロモンを
拡散させる装置。
ワキと陰部付近、女性は乳輪にも、
普通のの汗腺とは違った
アポクリン腺という分泌腺が密集しています。
このアポクリン腺から放出される汗には
性的フェロモンが交ざっています。
アポクリン腺から出た汗は、
陰毛やワキ毛に絡め取られ、
そこで周囲の異性に向けて
「匂い」という形でメッセージを送ります。
尿にもフェロモンは含まれていて、
それを付着・拡散させるために
陰毛が生えているという説が有力なのだそうです。
動物同士が陰部をかぎ合うのを見たことがあるでしょう?
あれは、陰部付近に付着した
尿のニオイをかぎ合っていると考えられていて、
ヒトの陰毛もそのなごりなんですって。
頭髪はストレートの人が多いけど、
陰毛・ワキ毛は縮れています。
また、頭髪は伸び続けますが、
ワキ毛や陰毛は一定の長さ以上には伸びません。
これは、その存在理由、
身体における役割が違うからです。
ワキ毛や陰毛は、頭髪と比較すると、
外敵から急所を守るという役割はあまり担っていません。
頭髪が生まれながらに生えているのも
陰毛やワキ毛とは違う点ですよね。
知性を持ったわたしたちは、
フェロモンなどの直感でパートナーを決めることは
あまりしなくなっています。
どちらかというと、人柄、経済力、容姿などから
論理的な結論を下します。
だから、アポクリン腺から放出される
フェロモンの匂いは、
論理的な判断でパートナーを選ぶ際には
ただの邪魔な材料にすぎないかもしれません。
とはいえ、このようなパートナー選びの傾向は、
人間の進化の歴史から言うとほんの最近のことです。
そのため、まだ進化が追いついていないのかな〜。
もしかすると、将来的には、
ワキ毛や陰毛は、人から失くなってしまうということも、
十分にあり得るかもしれませんね。
ちなみに頭髪は断面が円形ですが、
ワキ毛や陰毛の断面は絡みやすいように
楕円(だえん)形をしているそうです。
ムダにモジャモジャしているわけでは
なかったのですね!!
異性を惹きつけるためのフェロモンを
拡散させる装置である
ワキ毛が存在しないわたしは
もしかしたら進化した人間?!
おおおおお〜〜〜〜〜
未来人!!←飛躍しすぎ?