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2018.03.15

原因は『○○○』後編

昨日の記事の続きです。

わたしの頭にひらめいた
『ある理由』・・・

ママかパパのどちらかが
ヘビースモーカーなのでは?

やっぱりそうでした。
パパもママも2人とも妊娠中から1日に30本という
ヘビースモーカーだったことが発覚しました。

ニコチンは胎盤血流を妨げるので
低体重出生児になりやすいです。
出生後も体重増加不良になりやすいことが
知られています。

また、母乳の分泌量を低下させます。
頻回授乳、搾乳を繰り返しても
なかなか母乳分泌量が増えてこなかったのは、
ニコチンの影響だったのだろうと思います。

一般的なお薬は、
おっぱいに移行する薬剤量は、ママの血流濃度より
ずっとずっと少なくなりますが、
ニコチンはその逆で、ママの血流濃度より
母乳移行量が3倍ぐらいに跳ね上がるという
恐ろしいことが起きます。

赤ちゃんは、胎児期から出生後も継続して
ニコチンにさらされたため、
その影響で情緒不安定、多動になりました。
だから不自然なまでにギャン泣きし、
母乳もミルクも受け付けなくなり、
「どうしてこんなに育てにくいんだろう?」
という違和感につながったのだと思います。

未熟な赤ちゃんは、
副流煙を浴びることで呼吸器系の病気にかかりやすくなります。
それで気管支炎になってしまったのですね。

パパママが自分の欲望に負けてタバコを続けることで
この赤ちゃんのように、
重大な問題を次々引き起こすことになるのですから
禁煙できない2人は親として失格!!

と・・・言いたいところですが。

わたしはパンが大好物です。
これだけは、何があっても絶対やめられません。

どうしてもやめろと言われたら、
辛すぎて塞ぎ込むか、
ストレスで攻撃的になってしまうか、
集中力もなくなるだろうと思います。

タバコをやめられないママの気持ち、
タバコを吸わないわたしにはわからないけれど、

わたしのパンと同じように
そう簡単にやめられないのだろうなぁ・・・と
気の毒に思います。

きっと、

「妊娠中、授乳中のタバコはよくない」

ということはご存知だと思います。

わかってるけど、やめられない。
スパッとやめられたら誰も苦労しないでしょう。

もしかしたら、
やめられない自分を責め、自己嫌悪に陥り、
辛い気持ちを抱えながら毎日赤ちゃんと
向き合っておられるのかもしれないと思いました。

本来なら、妊娠したら禁煙することが基本です。
でも、アメリカ小児学会では

『タバコを吸うなら母乳育児はやめるべきである』

ではなく、

『タバコが赤ちゃんにもたらす悪影響を
抑える働きがあるのも、母乳である』

として、

ニコチンを母乳育児の禁忌から外しました。(2001年)

母乳は、副流煙によって起こる気管支炎や肺炎、
乳児突然死症候群(SIDS)の発症率を
下げることができることが研究で明らかにされているのです。

だから、タバコをやめられないママこそ
母乳育児を続けた方がいいという考え方も
あるのですね。

少しでもニコチンが赤ちゃんに移行しないように
タバコを吸ったあと3時間は授乳を控えましょう。

ニコチンの半減期
つまり、母乳中の有害物質濃度が赤ちゃんに影響しない
レベルに達するまでに要する時間は120分です。

搾乳するときも、タバコを吸ってから
3時間以上あけてから搾りましょう。

タバコを吸ってすぐに赤ちゃんが飲みたがったら、
ニコチンの影響を受けにくい
搾乳を与えましょう。

赤ちゃんへの影響を最小限にするためにも
本数はなるべく少なくね。

子育てはストレスがいっぱいだから、
ついタバコに手が伸びてしまうのかもしれませんが、
どうか、自分だけで「ダメなママだ」と抱え込まないで
ばぶばぶに話しに来てくださいね!

あなたが頑張っていることは
わたしがよーく知ってますヨ!

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