タオル忘れが多いから
ばぶばぶでは、おっぱいマッサージの際には
白いフェイスタオルを2枚ご持参いただいています。
なぜ「白」なのか。
例えば、牛乳。
乳脂肪分の含有量によって
味の濃さが微妙に違いますよね。
母乳もそれと同じで1日のうちでも乳質が微妙に変化します。
味も、匂いも、色も、温度も、分泌量も、栄養価も
飲ませるたびに違います。
ミルクは毎回、味も成分も味も同じだけど
母乳は、たった1回の授乳でも
飲ませ始めと飲ませ終わりで成分が変化していきます。
調子がいいときの母乳は
タオルに搾ったときにほとんど色がつくことがありません。
性状もサラッとしています。
だけど、調子が悪いとき
例えば乳腺炎のときには、濃い黄色、
ひどくなると黄緑色の膿性の母乳が白いタオルに付いてきます。
柄モノや色のついたタオルだと
このような母乳の性状の微妙な変化を
目で確認してケアに活かすことができません。
そんな理由で
白いタオルの持参をお願いしています。
サイトには
・母子手帳
・白いフェイスタオル2枚
持参してほしいものを書いてますが、
なにせママたちは、産後ボケ街道まっしぐらです。
「あーー
今日もまたタオル忘れました・・・」
フワッフワの、肌触り抜群のタオルなので
あえて購入したいという人もいるのですが、
毎回のようにうっかりタオル忘れのママたちが
続出です。
「用意してたのに忘れた!」
「カバンに入れるのを忘れた!」
「あれ?入れたはずだったのに」
産後、物忘れがひどくなり
活字は目で追ってるだけで
中身がさっぱり頭に入ってこなかったり、
明らかにボケボケになっていることを
感じているママは多いことと思います。
以前にもブログでご紹介したことがありますが、
実際に、産後の脳は
少し萎縮することが知られています。
ご存知でした?
「赤ちゃんのお世話に集中するため」
“ママ脳”は、日常の些細なこと、
子どもと直接関係のないことは
忘れがちになります。
授乳、おむつ替え、離乳食など・・・
子どもの成長に合わせて
育児内容はどんどん変化していきます。
そんな多忙な子育てと並行して
ママは料理や掃除、買い物、洗濯、
家事をこなしていかなければなりません。
これだけたくさんのことを
同時にこなしていこうと思ったら
普通なら脳がパンクしてしまいそうですが、
産後、ママ特有の脳に変化することで
パンクを防ぎ、子育てをしながらも
毎日の生活が滞ることがないように
ママをサポートしてくれているのです。
一見、ボケボケでどうしようもないように思うけど、
赤ちゃんの要求にはすぐに気づいて
即座に反応できるよう、
一つ一つのことに対して
効率よく動けるように進化する脳。
それが子育てに最適な産後ボケの正体であり
素晴らしき“ママ脳”なのですね。
また、産後ボケは
「出産や子育ての大変さを忘れるため」
とも言われています。
出産の痛みをいつまでもひきづっていたら
次の妊娠をしたいとは思いませんね。
「忘れるはずない!」と思った人生最大の痛みも
日々の赤ちゃんとの生活の中で
あまりの愛おしさになんとなく薄れていってしまうから
次の赤ちゃんを考えることができるのです。
子どもはかわいいけれど、
その反面、ママが想像もできないようなことを
次々にしでかしてくれるので
ママの悩みは次々に違うものに移り変わっていきます。
どんどん忘れて
どんどん新しいことに対応していくのがママの力。
女性はすごい!
また、妊娠中に大量に分泌されていた女性ホルモンが
出産を機に一気に減り、
かわりに授乳ホルモンが大量分泌されて
その激変にママの脳がついていけなくなります。
だから
小さなことを忘れても
物忘れがひどくなったとしても
そのボケは、赤ちゃんに向き合うために
最適化された高度なボケやから♪
タオルぐらい、何度忘れてもええねんよ。
まぁしいて言えば
デメリットは家中、ばぶばぶタオルだらけに
なることぐらいやね。(笑)
・・・あ!
今いいこと思いつきました!
みなさまが診察予約を入れると、
前日に「明日は診察日です」
当日に「まもなく診察時間です」
という事前確認メールが
届くシステムになっています。
メールを丁寧に読み進めていくと、
「フェイスタオル2枚」って書いてあるんですけど
まぁみんな、だいたい読んでないよね〜d( ̄  ̄)
あまりにもタオル忘れが多いので
2通の事前メールのタイトルを
前日に「タオルはカバンに入れたか?」
当日に「”後で”はナシだ、今すぐ入れろ!」
に、変えちゃおうかな〜。
どうですか?
いいアイデアだと思いませんか?
しかも赤字で(^ ^)