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2018.07.13

癒合歯

わが家の1歳児、ととちゃんは癒合歯があります。

やたら幅の広い歯があるなぁ・・・と思って
よーく観察すると、
2本の歯の根元がつながって生えていました。

赤ちゃんの癒合歯はそれほど珍しいことではなく、
ばぶばぶでもよく見かけます。

「永久歯はどうなっちゃうんでしょう?」

ママたちは不安になりますよね。

乳歯では100人に3~4人の割合で見られるようですが
永久歯で発現することは少ないようです。

文献によっては、乳歯に癒合があると
あとから生えてくる永久歯が1本分足りない、ということが
起こり得るという情報もあるので、
心配なら歯医者さんで診てもらってくださいね。

だけど、癒合歯そのものには
とくに決定的な問題はないんです。
永久歯への生え変わりの時期(6歳前後)まで
様子観察っていうパターンがほとんどかなぁ。

どうして乳歯が癒合歯になるのかは、
今の医学でははっきりわかっていませんが、

濃厚なのは以下の説です。
———————————————————————————————

赤ちゃんがママのおなかの中にいた時代、
妊娠初期に、将来上顎になっていく場所と、
下顎になっていく場所に、
それぞれ10個ずつの乳歯の元になる突起が出現し、
歯を創っていきます。

とくに前歯になっていく箇所周辺には細胞が密集していて、
下顎、唇、鼻、ほっぺたなどに細かく分化して
それぞれの身体の部分を創っていきます。

なので、前歯の生える場所はスペースが狭く、
歯の元になる突起はとなりの突起と押し合いへし合い、
窮屈な間隔で並んでいます。

あまりにも隣と突起と密接しているため、
細胞同士が接触融合して癒合歯になってしまうことがあります。

———————————————————————————————

ととちゃんの歯は、
下の前歯2本の隣の歯が、真ん中から根元にかけて
1本にくっついていて、
歯の上部1/3のところにくぼみがあります。

このくぼみのところが虫歯になりやすいので
少々注意が必要ですが、
まぁ、気にすべきはその程度のことで
たいした問題ではありません^ ^

わたしたちの身体は60兆個の細胞からできています。
細かいところまで精密に、失敗することなく
遺伝子の設計図どおりに完璧に身体を作るのって、
神業だよなぁ・・・って思います。

歯の1本や2本、くっついていたって、
足りなくたって、
それもまた、神の領域のご愛嬌♪

くっついた歯でニカっと笑う、ととちゃんは、
とてもチャーミングです。

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