おっぱい噛まれる理由
生後5ヶ月の赤ちゃんのママ。
混合栄養で1日に数回ミルクを足しながら
おっぱい育児をがんばっておられます。
息子は生後1ヶ月・3ヶ月で生え始めました。
ここ数日、尖った歯で
わたしのおっぱいを噛むようになりました。
乳輪と乳頭の境目の部分(乳茎部)が亀裂を起こし、
授乳のたびに激痛です。
噛まれる恐怖で授乳は癒しタイムではなくなりました。
「噛まないで」と低いトーンでお願いするのが
よいと頭ではわかっていても
痛すぎて思わずイラっとして、怒鳴ってしまったり
力づくで口をこじ開けて離させたり・・・。
ネットで、
「噛まれたら赤ちゃんの鼻をつまむ」というのを見つけて
ちょっと乱暴な方法だなぁと思いつつも、
実践したら、色白な息子の鼻が赤くなってしまいました。
息子に申し訳なくて、可哀想で
こんな思いをするなら
完全にミルクに切り替えてしまおうかと思ったり・・・。
それなのに息子は、
期待しまくりのかわいい上目づかいで、
わたしの服の裾をクイクイ引っ張り
「おっぱいおっぱい♪」訴えかけてきます。
その純粋な目を見たら
まだまだがんばってあげたい気持ちでいっぱいになり・・・
2つの思いの中でグルグルしていて
どうしていいのかわかりません。
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5ヶ月なので、満腹中枢は完全に
形成されている頃でしょうし、
遊び飲み、余裕飲み、ママの顔色伺いなど、
低次元なレベルを生きていた時代を終えて
いよいよ人間らしい、さまざまな複雑な感情を駆使した
行動をとるようになる月齢ですね。
授乳中に噛まれるパターンには
2つの理由が考えられます。
授乳の初めから噛みつくときは、
おっぱい側になんらかのトラブルがあるケース。
物理的に飲みづらい状況がある可能性が高いです。
「おいしくない」
「乳腺が細くなってて飲みにくい」
「吸ってるのに出ない」
などです。
授乳の途中から噛みつくときは、
単に「もうおなかいっぱい」の
サインであることが多いです。
彼の場合は、
いつも授乳の途中から噛むということなので、
後者の、「もういらないサイン」なのではないかと
思いました。
授乳間隔があくとおっぱいは張るとのこと。
また、赤ちゃん自らおっぱいを要求する仕草を
見せてくれています。
体重増加率もとても順調で、
話を聞くかぎり、ミルクの補足って必要?
という気がしました。
さまざまな視点から判断して、
ママが思っている以上に母乳はよく出ているのではないか?
と思いました。
(web相談だったので実際のおっぱいは診ていません)
噛まれた傷は、乳輪と乳頭の境目(乳茎部)に
できています。
乳頭の先が傷になっているときは
おっぱい自体にトラブルがあって飲みにくいために、
赤ちゃんは器用に舌で乳頭をねじって、
歪め飲みをした結果です。
乳茎部に傷ができているときは、
例えば出過ぎのおっぱいで
深くくわえたら故障した蛇口のように
母乳が口の中に噴出してくるから、
あえて、浅くくわえて引っ張りながら
母乳の分泌量をうまく調整しながら飲むことで起きる、
引っ張り飲みが原因です。
必ずしも
『噛まれる=母乳が出ていない・足りない』
ではないんですよね〜。
彼女はばぶばぶのブログを熟読してくださっているので、
『出過ぎでも噛まれることがある』
の知識はありました。
息子もそうだったらいいのになぁと思って
家族にも関連記事を読んでもらったそうですが
「いや・・・足りんのやろ」という反応で、
やっぱり違うのか・・・とがっかりしていたそうです。
おっぱいを診ていないから絶対とは言えませんが、
総合的に考えて
赤ちゃんは「足りない!」と怒って噛んでいるんじゃなくて
「もういらんよ〜」「遊んじゃうよ〜」
「集中力途切れたよ〜」という感情のもとに
噛んでいるか、
もしくは、本当は不必要なミルクを
補足をしているために
肝心の授乳時におっぱいが張りすぎて
「こんなに一気に飲めって言われても困るよ〜」
というのを、ママに伝えているような気がしました。
「もうしばらく私たち親子なりに
平和にやっていけるペースを探していきたいと思います」
ですね!^ ^
痛いけどね、ぼちぼちいきましょう〜。
ちなみに、彼女の赤ちゃんは
生後1ヶ月で歯が生えてしまいましたが、
彼女自身も、生後1週間で1本目が生えてきたそうです。
子どものころからお母さまに
「アンタには噛まれて痛かった!」
と言われていたそうです。
なので、赤ちゃんの歯が見えたときから覚悟はしていましたが、
やっぱり痛い〜!
おっぱいの傷の痛みに悶絶しながら
授乳している娘に、
お母さまは大笑い。
「その気持ちわかるわぁ〜!」
「ばぁばの代わりにママに仕返ししてくれてるの?!」
喜んでおられるそうです。( T_T)\(^-^ )