夏休みの宿題
ばぶばぶには、
小学生以上の子どものママたちも来院されます。
2歳差、3歳差のきょうだいがスタンダードですが、
最近は6歳差やそれ以上の
歳の差きょうだいにもよく出会います。
2018年夏休み。
イマドキ小学生の宿題の話題で
今年も盛り上がりました。
夏休みの宿題は、
分量も内容も学校によってさまざまです。
国語、算数のプリント
工作、絵、絵日記、歯磨きカレンダー、毎日ひとこと日記、
夏休み新聞、読書感想文・・・
学年が上がると、
さらに(ママにとって)〝恐怖の〟自由研究が加わります。
5年生のうちの子は
「手縫い雑巾2枚」という家庭科の宿題も出されました。
小学生の子どもが、1人〜2人程度だったら
夏休みならではの親子のコミュニケーションの一環として、
学習に親の時間を費やすことができるかもしれませんが、
わが家のように、子だくさんで
小学生がわんさかいると
誰の宿題がどれだけ進んでいて、
誰の宿題をどれだけ手助けしなければいけないか、
もはや把握しきれなくなってきます。
かつて、小1、小2、小4、小5、小6
小学生が5人もいる時代がありました。
わたしはフルタイムで仕事をしていて
休みは日曜日と祝日だけ。
世間のお盆休みも無関係で働いているなかで
時間を工面して子どもたちの夏休みの宿題にまで
気配り心配りをするのは至難の技。
完ぺきにできたなら「神!」とさえ思います。
すべての宿題をサクサク自分で計画的に
こなす優秀な子どもだったらいいんですけど、
残念ながらうちの子、凡人ばかりです。
おまけに軽度の発達障害持ってる子もいるんですが、
彼女の宿題をみんなと同じペースで進めていくなど、
まずもって実現できないと思われます。
それでも、おだてて褒めちぎって、
その気にさせてスローペースながらに
宿題を遂行していくわけですが、
いやもう、その毎日のやりとりが
この上なく困難で、
親の修行としか思えませんでした。(笑)
発達障害の子に関しては
できるところまではがんばって、
彼女の許容範囲を超えないところで強制終了!
みんなと同じ分量できなくてもOKだ!
子どもはそれぞれ能力に差もあるし、
集中力、得意不得意、生活環境、
いろいろ異なります。
うちの子たちは、
夏休みも学童に通っています。
学童では学習タイムが設けてありますが、
1年生から6年生まで同じ部屋で過ごすため、
低学年が甘えてきたり、ちょっかいをかけてきたりして、
「今日はここまでやろう」と計画を立てていた宿題も
予定どおりには進まないのが現状のようです。
わたしが小学生だった時代に比べ、
今は塾や習い事で忙しい子たちも多くて、
家でゆっくり宿題に取り組む時間も
とりにくいですよね。
多様化する家庭環境のなか、
逆に塾や習い事に行けない子もいるので、
夏休みの宿題を「いらん!」とは思いません。
宿題は決められているから、
提出しなればいけない。
うん、それはわかります。
でも、その分量と内容は
子どもによっては検討の余地ありかなぁ~。
与えられてこなすだけの宿題よりも
夏休みだからこその体験学習をさせてあげる
チャンスを与えてあげたほうが
ずっと有意義なんじゃないかと感じます。
「させられる」んじゃなくて「学ぶ」が
大事だと思うんですよね。
例えば、自由研究は親が手伝わなければ
できるはずがない宿題の代表格です。
調べたいことを探す
→仮説を立てる
→実験する
→結果をまとめる
→考察する
→まとめ、感想
こんな一連の作業、小学生にできるかいっ!
ということで、毎年わたしは
思案に暮れるわけです。
ネットで調べたら
いくらでも自由研究テーマはヒットするし、
自由研究の本も売ってますが、
同じようなものばかりじゃおもしろくない・・・
人がやらないような視点の研究を
ってことで、沈思黙考します。
ひと夏に、複数人分の自由研究を
滞りなく同時に強制執行しなくちゃいけない。
正直、罰ゲームみたいですぅ〜〜(泣)
読書感想文も手ごわいですよね。
原稿用紙3枚も、
低学年に書けるはずないです。
うちの子は本は好きで、
1学期には校内で表彰されるほど
たくさんの本を図書室で借りて
読み漁っていましたが、
ひとたび「読書感想文!」と言われると、
一気にやる気が失せて
残念なことになってました。
今年は、5年生の手縫い雑巾2枚の宿題は、
夫婦で手分けしてやりました。(ごめんなさい!)
チンタラなみ縫いの雑巾
1枚仕上げるだけでもめっちゃ時間がかかります。
せめて提出するのが1枚だったら
娘もやる気になったかもしれません。
でも同じもの2枚って言われたら・・・
大人でも飽きてイヤになりますよ。
生活の知恵である手縫いの基礎を学ぶ意義は
わかるのですが・・・
ミシンで、ガガガガガ!って作ったら
一瞬でできるのにー。
若干イライラしながら黙々と縫いました。
娘は、手芸は大好きで、
さまざまな材料を手芸屋さんで買ってきては、
工夫しながら見事な作品を作り上げますが、
読書感想文同様に、
学校から指定された作品作りには
まったくテンションが上がらず・・・
11歳女子は思春期に片足つっこみ始める
ややこしい時期ということもあって
あまりしつこくガミガミ言って機嫌を害しても
めんどくさい。
無心になって雑巾を縫うパパとママの横で
「終わるまで付き合ってあげるな♡」
当の本人は刺繍を楽しんでいるではないですかっ!
ちゅーか、それ、
なみ縫い雑巾よりずっと高度な技じゃね?
なんかせつないぞ。
やってられねぇ。
こうして今年の夏休みも
無事に(?)終わっていくのでありました。
ああ、つかれた。