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2018.10.10

痛みに強いのは・・・

1週間前、大病院の口腔外科で
左下の親知らずを抜きました。

2日目までは痛み止めを飲まなくても
我慢できるレベルの痛みで

「わたしは痛みに強いねん。
たかが抜歯やろ。
痛み止めなんてわたしには必要ないねん」

と、余裕をブッこいてました。

3日目、いきなり
頭がカチ割られるんじゃないかと思うような
脈打つ痛みが襲ってきました。
頼る気なんかさらさらなかった
薬に手を出してしまいました。

1回だけ・・・
あと1回だけ・・・

内服したらあとはもういけるはず。
今がピークなら、あとは終息のみ、と
甘く考えていたら

4日目になって
痛み止めさえ効かなくなってきました。
ガンガンが、ズドーン!ズドーン!に変わってきました。

抜歯してもらった口腔外科で診てもらうにも
仕事に穴をあけるわけにいきません。

ばぶばぶに来るママたちに、
このマイナス感情を悟られまいと
痛みを押し殺し、平静を装うのは得意です。

縫合するほどの外科手術をしたんだから
術後に痛いのは当たり前。
痛みで死ぬわけじゃない。
だから、このまま我慢しよう。

痛みの理由ははっきり明確です。
原因がわかっているからこそ、
自分でコントロールして、消化してやる!
負けないでがんばる。

そんな気迫で過ごしていました。

でも、いつになくドヨ〜ンとした
ただならぬ雰囲気を察した旦那さんに、

「次の受診日まで待ってたらあかん!」

むりやりばぶばぶの近くの歯医者さんに
連れて行かれました。

大丈夫やって言ってるのにー。
オーバーな・・・(ほんとは死ぬほど痛いけど)

歯医者さんには

「縫った表面は治ってきてる。
でも中のほうが化膿しちゃってますね。
こりゃ、痛み止めだけじゃ効かないよ。
アゴの骨と神経がむき出しになったままだからね、
めっちゃ痛いでしょ。よく我慢してたね」

〝骨と神経がむき出し〟って・・・>* ))))><

なんてスプラッタな表現なんでしょうか。

傷口を洗浄、
抗生剤を処方してもらって

「働きすぎ。
もう少しペースダウンしないと、傷、治らないよ。
大病院に回される抜歯は立派な外科手術だからね」

でも、
ばぶばぶのことをご存知だった女医さんが

「ばぶばぶだもんね。休めるわけないね〜」

いたわりの優しい言葉をかけてくれて、
ちょっと元気になって帰ってきました。

今日は抜歯から8日目。
昨日大学病院で抜糸をしてもらいましたが、
痛み止めを飲んだところでジンジンした痛みは消えず、
かといって、薬が切れると相変わらず
ガンガン→ズドーン!ズドーン!に変化するので
薬に頼ってしまっています。

なんかもう、危険ドラッグの中毒者みたいで
自分が情けない・・・
痛いのはモチベーション下がるんだけど、
薬がないと生きていけない自分自身の弱っちょろさに
粉骨砕身です。

『1日3回まで。6時間以上あけて内服』

わかっとる。
そんなことは知っておる。

でも、どんなにがんばっても4時間が限界。
こんなに痛み止めに頼りまくったのは
人生初の屈辱です。

極限状態になるまでは
痛み止めに「頼りたくない」

次回受診予定日までは
「ひとりで頑張る」

痛みは基本的に
「我慢」「忍耐」「弱音を吐かない」

これら「 」のワード、
日本人にとっては美徳で、
昔から高く評価されてきたことかもしれませんが、
わたしの最大の欠点だと思います。

要するに、誰か(何か)を頼りにすることが
めっちゃ!極端に!とことん!
苦手なんですよね〜。

友達らしい友達がいないのも、
病院という組織の中で働くのに耐えられなくなって
開業しちゃったのも、
そういう根本的な性向が大きく関係してるはず。
(そうさ。自己分析できてるさ)

ほんとに頭のいい人って『頼り上手』ですよね。
自信満々、さわやかに自分のできない部分を
できる人や物に「助けて♡」って言えるから
嫌味もなくて逆にみんなに慕われて
楽〜に生きられる・・・

子どもたちには
「迷惑はかけてもいいねんで」って教えているくせに、
わたし自身はそれができないんです。
(あかんやんー)

ああ・・・
器用なようで、実は不器用。
人として問題なわたしです。

あ!でもね!

弱音を吐かずに苦しい状況になったとき、
それを乗り越えられることができる背景には
「自信」もあるんですよ!

困難に直面しても
「わたしならきっと乗り越えられる。
わたしならできる」

自分を信じることができます。

ガチで競泳をやってたこと。
マジで陸上をやってたこと。

「最大の敵は自分」

いつもそう言われ
とことん、しごきあげられてきました。

子ども10人抱えての離婚。

「自分を信じろ」

路頭に迷っていたとき、
支えてくれた人に何度も言われました。

11回の出産。

「陣痛なんかかすり傷以下」

我慢強さというのは、
持って生まれた性格だけじゃなくて
経験から身につくケースも少なくないのかも
しれませんね。

これまでの人生で、いくつもの困難に出会い、
それに立ち向かって乗り越えてきた経験が自信になって
「今度もきっと乗り越えられる」の
前向き思考につながっています。

よくも悪くも、我慢強い〝はず〟のわたしですが、
今日もがっつり、
痛み止めのお世話になっているのでした。

ばぶばぶで、必要以上にわたしが明るかったら
痛みを紛らわせるための現実逃避
一種のごまかし行動だと思って
静かに応援していただけると嬉しいです。

この程度の痛みに耐えられないなんて・・・
ああ、負け犬だ。
(だから、その思考がアカンのやって!)

親知らずなんか、抜くんじゃなかった。
(その思考こそ負け犬やろ)

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