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2019.04.09

1年生の壁

1年生、ふーちゃん。
昨日から元気に小学校に通っています。

さて、入学したての1年生は、
まだ文字を習っておりません。

すでにひらがなを書ける子はたくさんいると思いますが、
ひとまず、学校でちゃんと習うまでは
連絡帳を書かないため、
毎日の予定や持ち物などの連絡はすべて
子どもが持ち帰る学級通信で確認することになります。

帰宅時間の目安。

4月8日(月) 10時30分ころ
4月9日(火)10時45分ころ

以下、15日の給食開始まで
ずっと昼前帰宅ーーーーっっっっ!!

知ってるさ。
なにしろ9回目の小学校入学だから。

知ってるけどさぁ〜
改めて、1年生の帰宅時間って
早すぎてビビるわ。(笑)

この春も、ばぶばぶでは
1年生になったお子さまを持つママたちと
大いに盛り上がりました。

働くママにとって、死活問題
『1年生の壁』

うちの保育園は
朝7時半〜夕方は19時まで見てもらえます。

ですが、
小学校は朝の登校が7時半なんて早すぎます。
校門閉まってます。

わたしは、自宅から職場(ばぶばぶ)まで遠いので
朝は7時半に出発しなければ
9時の開院に間に合いません。

保育園児は、
7時半に門が開くと同時に預けて、ダッシュで通勤!
9時前到着!
セーフ!!

ギリギリです。
(いや、たまに遅刻してます・・・申し訳ない)

多くの企業は、子どもが小学生になったら
時短勤務制度が使えなくなりますよね。

でも、子どもを見送ってから出勤したんじゃ、
始業時間に間に合わない!

かといって・・・

たった6歳の子を、
家にひとり残して、先にママが家を出るなんて
普通に考えて厳しいはずです。

時間になったらちゃんと出発できるかな?
→時計もろくに読めないのになー

戸締りはできるかな?
→不安しかないよなー

寂しくないかな?
→寂しいに決まっとるやん!

うちには6年生と5年生にお姉ちゃんがいるので、
子どもたちだけでも
時計をみて、ちゃんと適度な時間に通学ができます。

頼りない1年生も、
上の子たちが連れて行ってくれるから安心。

なにかあればいつでも頼れる心強い人がそばにいる環境は
不安だらけの1年生にはめっちゃラッキー。
子だくさん、こういう場合は
便利やなぁと思います。

ですが、
これが第一子ならどうでしょうか。

うちの小学校はまだ、柔軟性があるほうだと思います。
7時40分には校門が開いて、
教頭先生や校長先生、地域見守り隊のシニアのみまさま、
多くの大人が通学路や校門前に立って
子どもたちを迎えてくださいます。

けど、こんなに早い時間帯からの見守りをしてくれる地域は
まだまだ数は多くないのではないかと思います。

高校の先生をしておられるママ。
まさしく『1年生の壁・朝問題』
で頭を悩ませておられました。

彼女はこの春1年生になる男の子を筆頭に、
3歳、1歳の男の子がいます。

朝7時すぎに家を出ないと
仕事に間に合わないそうで、

保育園のときは、7時からの早朝保育に預ければ
始業に支障はきたすことはありませんでした。

1年生・・・さてどうするか。

仮に、子どもと一緒に家を出たところで
朝7時過ぎなんか、学校には誰もいません。

わが子を、解錠前の校門前で
ボーっと1人待たせることになるわけで・・・。

暖かい日差しの降り注ぐ春先は
百歩譲って許すとしても
(いや、そういう問題じゃないな)

真夏はどうするの?
寒風吹き荒れる真冬は?
雨が降ってたらどうするの?
変な人に声かけられたらどうするの?

彼女は幸い、近所に同級生ママ友がいて
「毎朝、7時に連れてきてくれていいよ。
うちの子と一緒に通学させるから」
と言ってもらえたそうです。

しばらく好意に甘えさせてもらうことにしたそうですが、
いくら仲良しだとはいえ、
やっぱり気を遣ってしまいますよね・・・。

夏休みなどの長期休暇になると
働くママの子どもたちは学童保育に通うことになりますが、
学童はさらに、小学校より朝の開所時間が遅い!!

最近でこそ、
夕方は19時ぐらいまで見てもらえるところも増えてきましたが、
17時〜18時までというところも多いです。

ママの帰宅が18時半だったら?

1年生になったばかりの子を、
さっそく鍵っ子にしちゃう?

う〜ん・・・
それ、やっぱり抵抗があってできない・・・

こうなると、もう
八方塞がりです。

ママの勤務時間は変わらないか、
むしろ長くなる方向なのに、
子どもは保育園時代よりも早く帰ってくる。

6歳児なんて、
小学生とはいえ、まだ園児の延長です。
自立させていくことは大切ですが、
鍵っ子にすることとは、また別問題で
働くママたちは袋小路、ドツボにはまります。

パパもママも、ワークバランスを調整できて
夫婦でうまく協力しながら乗り越えることが
できれば最高ですが、

そううまくいかない夫婦のほうが
多いかもしれません。

じゃあ、どうする?
ファミサポを使う?

・・・そこまでして働く意味って
なんなんやろ・・・

考え始めたら
何が大切なのかもわからなくなってきて
暗礁に乗り上げた気持ちになります。

結局、仕事の仕方を考え直さなければいけないのは
パパではなくママの方であることが
ほとんどなのではないでしょうか。

キャリアも積みたい。
会社には期待もされている。
でも、目の前に立ちはだかる1年生の壁・・・

何よりも大切なのは子ども、と考えると
保育園時代のように、
働きたくても働けない現実が、
ママの行く手を阻むのです。

・・・これが、1年生の壁の現実なのです。

女性の社会進出!
女性管理職を増やそう!

日本は躍起になっているけれど、

働くママが働ける社会に変わってくれなくちゃ、
子どもを育てながら管理職に就くなんて
どう考えたって無理な話なんです。

よぽど家族内で協力体制が整っている
ラッキーな人しか、叶わないだろうし、

「1年生になったからママも楽になるね」
どころか

「1年生になったからママはいよいよたいへんだね」
が正解じゃないでしょうか。

ところで、
『1年生の壁』の次には
『4年生の壁』ってヤツもあるの知ってます?

小さいうちは
ただ物理的なお世話をしていりゃいいだけです。
ママは肉体的にたいへんですが
子どもを思うままに操れるという意味では
実は楽勝なんです。

大きくなってくると
子どもは、以前ママにしてもらっていた
基礎的な日常の生活行動・・・
例えば、食事や歯磨きや寝かせつけなど
自分のことは自分でできるようになってきますが

そのかわり、
成長とともに自分を主張するようになり、
ママの言いなりにはなりたくないための反抗が始まります。
(第二のイヤイヤ期です!)

また、自分と価値観の違う友達との、
人間関係の構築のなかで
起きてくるトラブル、わが子が抱えるストレスなどを
ママは敏感に感じ取りつつ、

絶妙な距離感を保ちながら
根気よく見守り、常に心を寄せ続け、
どんなに暴言を吐かれても
子どもを影で応援していく
大きな器を持ったママへと変化していかなければなりません。

子どもの精神的な部分に
しっかり向かい合っていく、
難しい時期に入っていきます。

それが、思春期の入り口、
『4年生の壁』

また、10歳になると学習面でも
抽象概念の認識が求められるようになってくるので、
特に算数では、つまずく子が出てきます。
(わたしはまさしくコレでした!今も算数キライ・・・)

このように、子育てにおける『壁』は
子どもが20歳になるまで
幾重にも〜!
次々とにらみを利かして仁王立ちなのであります。

でもね、
思うんですよ。

『壁』って表現はあんまりよくないな〜と。

イヤイヤ期だって、ある意味
子育て期間の大きな『壁』なのですが、
こんなユーモラスなネーミングがついてますよね。

確かに子育てのさまざまな『壁』は
多くのママたちが危機的なものを感じる葛藤のとき
であることに間違いはないけれど、

たいへんだからこそ、
乗り越えたときの達成感は計り知れません。
ママ自身が、母親として人として
柔軟な思考のできる『豊かな大人』に
成長できていることも実感できるはずです。

苦労はしたらいいんです!
壁には向かっていってナンボです!

刺激的なことが多ければ多いほど
わたしたちは確実に
風格あるどっしり構えた親に成長できます。
その域に達するまでは、
ママだって、試行錯誤し、葛藤し、苦悩し、
一歩ずつ進んでいくのです。

感情をフルに使ったほうが、
人生はワンダフルですよ!

わたしは学生時代、ハードルをやっていましたが、
全国大会の決勝で10台のハードルを
飛び越えゴールした瞬間の達成感と爽快感といったら
言葉じゃ表せませんでした。

子育ても、一緒やな〜。
壁っちゅーか、
わたしにとってはハードルと一緒かなー。

コツコツ向いあっていけば、
1年生のハードルも、4年生のハードルも、
その先に待っているハードルも、
そして最後の1台も、必ず乗り越えられます。

大丈夫、大丈夫。

それぞれのママの懐の大きさに合わせて
悩んだり、考えたり、失敗したりしながらも
少しずつ進んでいきましょう!

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