HISAKOブログHISAKOブログ
2019.07.03

バイリンガルを目指すのだ!

ばぶばぶに来るママたち、
出身地は全国各地です。

聞いてビックリ!
てっきりコテコテの大阪人やと勘違いするほど
完璧な関西弁イントネーションで話す
地方出身ママ、

もう何年も大阪に住んでいるけど
いまだに故郷の方言が抜けなくて
まったく関西弁に染まらないママ、

故郷の方言に関西弁が微妙に混じって
えらいこっちゃ!
になっているママ、

方言って
うつる人とうつらない人がいますよね。

耳から入った情報を濃く早く吸収できる人と
そうではない人がいて
きっと向き不向きがあるのでしょうね。

関西以外出身のママが喋る関西弁は
なんかいろいろちゃうねんなぁ、って
ちょっと背中がムズムズします。(笑)

でも、一生懸命馴染もうとする姿はかわいらしくて
大阪を好きになってくれてるんやなぁと
とても嬉しく思います。

言葉はコミュニケーションの基本です。
ふだん何気なく使っている言葉、
聞いていて和んだり、楽しく感じたり、
癒されたり。

いいもんだなぁと思います。

大阪の2歳児は

いややー!
あかんー!
ちゃうー!

って、暴れ倒します(笑)

ここでは当然、
大阪弁の子どもは当たり前の光景なので
何も感じないのですが、

ばぶばぶ移転予定地の沖縄県平安座島で
うちの2歳児が
「あかんー!ちゃうー!」泣いていると

「関西弁の子ども!
かわいい〜♡」

島人が寄ってきて
ちやほやしてくれて大人気でした。
(ただのイヤイヤ炸裂やで?)

先日ばぶばぶに来ていた仙台在住の子は
「やんだー!やんだー!」
って泣いていました。

大阪人ママたちに

「めっちゃかわいいやん〜!
なんなん、やんだーって♡」

やっぱり大人気でした。

そして2歳のハーフちゃんは
「NO~!!!!」
と叫んでました。

イヤイヤ期は言葉は違えど世界共通ですね。
いろんな「イヤ」があって
本当におもしろいです。

神戸の病院に勤めていたとき
気づけば神戸弁になっていました。

「~しとお?」
「~知っとお?」

神戸は関西なので、
基本的にイントネーションは大阪と同じです。
だからあまり「大阪弁死守すんねん!」という
ようわからん気合の入れ方を
していなかったせいか、

大阪の友達に
「あんた神戸弁なってんで!」と指摘され
はじめて方言に影響されている自分に
気づきました。

名古屋の助産師学校に通うことになったときは
大阪弁ぜったい貫く!と宣言していました。
(まったく何と戦っているんだろうねぇ(笑))

友達といるときは
なにがなんでも大阪弁。

「HISAKOは黙ってたらかわいいのに
喋ったらがっかりだよねー
なんかこわいよねー」

と、言われてました。

「がっかり」ってなんやねん!
「こわい」ってなんなん!

どーゆうこっちゃねん!
知らんけど!

ですが、患者さんを前にすると
気づけば無意識に
名古屋の方言うつってたらしいです。

「わたし今日は分娩係なんだって」
「今日はお産多かったもんで・・・」
「どらえらいよね」

相手と同じしぐさや言動を真似することで
親近感や好感がわきます。

知らず知らずのうちに
患者さんと距離が縮まるといいなぁという
〝わたしの優しい想い♡〟
が、患者さんの前だけ限定で
名古屋弁に走らせていたのだと思います。

そういや、
『けった』が自転車のことだなんて
あのときはじめて知りました!

『ちゃり』やろ、自転車はー!
『けった』はちゃうやろ〜
なんで『けった』なん?

自転車を意味する方言で
名古屋の友達と言い合いになりました。
どっちでもええこっちゃけどなぁ。

ちなみに関西弁は
言葉が強いらしいです。

芸人さんが使っていたりして
汎用されているおかげで
耳に残りやすいんですって。

関西弁は
テレビやラジオで耳にする機会も多いですよね。
自然と慣れ親しんでいるから
とくにうつりやすい方言だといわれています。

アクセントが標準語とはほぼ逆の位置にある
特殊な方言という強烈な個性があり、
だからこそ影響力も強く
全国的に人気があるんですって!(嬉しいなぁ〜)

ときどき関西を飛び出して
日本全国いろんなところに講演に行きます。

いつもその土地の方言をちょっと教えてもらって
ネタとして使って、会場を笑わせます。
(笑いは基本ですから!)

関西弁・・・なかでも大阪弁は
音の上下の触れ幅が激しくて

悪く言えば落ち着きがなくて
ガチャガチャと騒がしい。
「おしとやか」って言葉がぜんぜん似合いません(笑)

でも、よく言えば
勢いがあり元気がいい方言なので、
周りの空気が明るくなります!

大阪で生まれ、大阪で育ったわたしは
関西弁のなかでも、
大阪弁ネイティブです。

いちいちド派手なイントネーションも、
はつらつとした粋のよさも、大好きです。

そんなパワフル方言が日常なので、
ほかの地域の方言に触れると
イントネーションが単調やなぁ〜って
思うんですよ。

発音の高揚、音の振れ幅が少ないので
感情が伝わりにくいっていうか、
おとなしいですよね。

よく言えば温和でどこかユーモラスで
めっちゃ癒されます。

ばぶばぶに来てくれる
いろんな出身地のママたちの話す
いろんな方言を聞くのは
わたしの毎日の楽しみでもあります。

来春、ばぶばぶは沖縄に移転します。
その準備でしょっちゅう沖縄に行ったり、
沖縄人と話す機会があります。

おじい、おばあの話す琉球語は
何言ってるんだかさっぱりわかりませんが

普段使いの「うちなーぐち」(沖縄方言)は
ほっこりしていいですね〜。

外国語の勉強気分で
NHKのテレビ小説『ちゅらさん』を観、
現地の人たちと触れ合い
うちなーぐちを特訓中。(ヒマ人か^ ^)

とはいえ、脳みそフル回転で
一生懸命にマネしてる状態なので
ぜんぜんうまくいきません!

「ちょっと違うねぇー」

現地では
苦笑いされてばかりなわけさ。

その環境に馴染み、
少しずつ方言が染みついて、
無意識に口から出るようになればじょうとうさ!

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