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2019.08.16

発達障害 (5)子どもはみんな発達途上!

うちには
いろんな個性の子どもたちがいます。

発達障害のななちゃんは
ズバ抜けて個性的ですが、

定型発達の子どもたちも

えーーーーーーーーーーーーー?!?!
なんで、今その行動?!( ̄◇ ̄;)

大人には考えられないような
突拍子もない思考回路で
とんでもないことをたくさんやらかしてれました。
(そしてこれからもまだまだ続くだろう・・・はぁー)

歯磨きにせよ、着替えにせよ、
発達障害の子は一般的に清潔観念の欠如があったり
片付けがすごく苦手だったり
自主的にやり始めるまでに
時間がかかることが多いのですが、

ななちゃんの場合、
衝動性が働いたときに、
いきなり脅威の集中力を発揮して
自分の部屋や、幼児のおままごとセットを
ピシーっと種類ごとに集めて片付けます。

この行動は、
心の安定を保つための
彼女なりの手段なのだと思われますが

定型発達の子よりずっと綺麗に片付けるので
苦手なんだか得意なんだかどっちなのか
わからなくなります(笑)

片付けモードに入ると、声をかけちゃダメ。
大事な心のリセットタイムだからねー。

ただ、次の予定が迫っているときでも
おかまいなしに、いきなりモーレツに片付け始めるので

おおお〜〜今ですかー?

ちょっと困ります。(^_^;)

でも、
彼女が気持ちよく過ごせる時間がちょっとでも増えるなら
ギリギリまで大目に見ようと思います。
(ただし整ったおままごとセットはすぐに
弟妹にグチャグチャにされ、キレます ^^;)

発達障害は、特別視されがちで
大人は身構えてしまうのですが、
よくよく考えてみれば子どもなんて所詮、
みんな、発達デコボコですよ。

長い年月かけて、さまざまな経験を積み重ねて
デコボコを滑らかに揃えていく。

子どもたちはそうやって
状況判断能力や適応力を身につけ
大人になっていくのです。

「もう勘弁して
ママが壊れる・・・」

というできごとは、
ななちゃんだけじゃなく、
定型発達の子どもたちもしっかりやらかしてくれます!!

21年間の子育て。
トンデモ事件をたくさん乗り越えてきました。

だからこそ、
ななちゃんがもたらす「ええ〜?!」なレアケースにも
気持ちに余裕を持って
客観的に観察、分析することができているのかな
と思います。

もともとわたしは
物事を深く掘り下げて考えることが好き。

あらゆる方向から材料を集めてきて
すべての情報から、患者さんの状況を総合的に見極め、分析。
何が起きているのか、またその理由、改善法、
的確にアセスメントする作業が好きです。

ばぶばぶに来られるママたちには
「なぜあなたが今そうなっているのか」を
筋道立てて解説させていただいてます。

単なるわたしの
突出した趣味に付き合っていただいて
みなさま、ありがとうございます!(笑)

ばぶばぶに
医師がたくさん来院されるのも
わたしの趣味が嵩じた結果かもしれません。
お医者さんも、理論とか根拠とか
めっちゃ好きですからね〜。

掘り下げて、分析して、結論を導き出して
解決に向けての方法を編み出して、
実践して、評価して・・・

ああ、楽しい。←マニアックです

そんなわたしの変な趣味が
発達障害のななちゃんに関わることも
「おもしろい!」「楽しい!」と思わせてくれています。
なんてラッキーなんでしょうね(笑)

彼女は、なんで些細なことに
いちいち腹をたてるのか。

分析の結果、

イライラ爆発の原因は
いつも、間違いなく『人間関係でのもめ事』。
コレに尽きます!

ママに対してキレることはまずありません。
なぜなら、わたしは
彼女の地雷を踏むような言動はしないからです。

でも、きょうだいや友達は、
相手を気遣う心がまだ未熟です。

頭に浮かんだことをすぐに口にしてしまったり
他人の言動を見習ったり取り入れたりする
コミュニケーションスキルの発達がゆっくりな
ななちゃんの特性を前にして

彼らは

何を言われているのか?
何に怒ってるのか?
さっぱりわからないことも多いと思われます。

うまく会話のキャッチボールが成り立たないまま
なんとかコミュニケーションを
はかろうとするきょうだいや友達の努力を

ななちゃんは、

「悪口言われた!」
「わたしは悪くないのに!」

喧嘩を売られたように受け止めてしまいます。

すると相手もイラっとしてやり取りが
キツイ言い回しになってしまいます。

やがて、本気の小競り合いに発展。
女の子は口での言い合いになるし、
男の子は手が出てしまうことも。

発達障害の子だけじゃなく
定型発達の子だって成長発達途上なので、
子どもらしい人間関係のいざこざは、
ある程度、避けられません。

きょうだいや友達に、
ななちゃんの特性を理解させ、
オトナな声かけをお願いしても限界があります。

5年生の同級生でも難しいのに、
年下の弟妹に要求しても
ぜったい無理な話ですね。

そして、いつも
ななちゃんが気分良くいられるような
周囲のハイレベルなコミュニケーションスキルばかりが
彼女の成長発達にとってベストでもなく、

学校やきょうだいとの喧嘩やもめごとを
何度も経験しながら、
彼女なりの感情コントロール法、
人の気持ちに寄り添って物事を考えること、
コミュニケーション力を学んでいくので

あえて、彼女の周囲に、
地雷をわざわざ踏んでくれる
発達途上の「子ども」という人種がいてくれることは
ありがたいのです。

きょうだい喧嘩はどの家庭にもありますが、
「そこ、怒るトコじゃないやん?」
という、本当に本当に小さなことで
ドッカーン!!!になります。

きょうだいたちみんなが、
ななちゃんのイライラの巻き添えになっていますが、

彼らにとっても、
さまざまな特性を持つ人を否定したり見下したりせず
認め、いいところを見つけ、尊重し、
共生していく能力を育むために
個性豊かなななちゃんがいる環境は
あながち悪くもないと思うんですよね。

2歳の妹は、正直すぎます。

「すずちゃんスキーここちゃんスキーののちゃんスキー
ななちゃんキライー!」

直球投げてくれます〜(^^;;

すると、ななちゃんブチッ!
2歳に10歳が本気になります。

「なんでわたしだけキライとか言うねん!
おまえなんか死ね!消えろ!」

当然、2歳は怖がって泣きますよね。

あ〜あ〜もう・・・
そーゆーこと言うから、
2歳から嫌われることになるんだよー(^_^;)

穏やかなときは
めちゃいいお姉ちゃんなんだけどね。
困ったもんやね。

さすがに10代後半の子たちは
しっかり妹の特性を理解した上で、
パパママと同じレベルでの対応ができるので

ハイティーンエイジャー兄姉と大人は、
ななちゃんを理解し、
優しく抱きしる方向で動いています。

ストレスとリラックス。
否定と共感。

相反するものは、バランスが大事。
生きていく上でどっちも必要ですから。

発達障害の子は定型発達に比べるとどうしても
ストレスや否定
負の感情を抱きがちです。

友達や弟妹と接するときには
負の感情が優位に立つことが多いだろうから

せめて大人は、
少し意識的に彼女に正の感情を優位に立たせ、
心の健全を維持できるよう
バランスをとってあげる必要があります。

周囲からの言動が攻撃的でなければ
彼女は確実に
穏やかに過ごすことができるのです。

そうすると、きょうだいも友達も
彼女のイライラした態度を見なくて済むので
穏やかにいられます。

優しい気持ちのときのななちゃんは、
年齢相応に人の気持ちに寄り添うことだって
ちゃんとできますよ♡

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