ちっちゃい「っ」
わが家の1年生男子、ふうた。
この夏、彼が毎日がんばっているのは
『一行日記』です。
「8がつ18にち しゅくだいがんばた」
「8がつ19にち ぷうるおもっしろっかた」
「8がつ20にち やきにくおいっしかた」
読めん・・・
どこで息継ぎすればいいのかわからん^^;
ちっちゃい「っ」が
いつもおかしな場所についているか
もしくは抜けてしまっていて、
「っ」の入った文章の正解率は
驚異の0パーセントです!(^^;;
6歳児、
完ぺきにひらがなを駆使して
上手な文章を書き上げる子もいますが、
音を分解したり統合したり
する力がまだまだ未熟な子もいます。
うちの子は自信満々、後者です!
頭の中でいろんなことが
こんがらがってしまうらしいです(かわいい)。
一行日記は、毎日チェック(わたしえらい!)
間違えるたびに指摘するのだけど
ふうたは基本、
ポケーーーーーとしていて
まるで人の話聞いとらん。
こっちが必死で説明してるのに、
「おなかすいた」レベルの
まったく他のこと考えているのでしょう・・・。(T . T)
おかげで
ちっちゃい「っ」は、今のところ
パーフェクトに間違え続けています。
ブラボー!!
「やきにくおいっしかた」って
おかしいやろ?
〝おいしかった〟声に出してゆーてみ?
ちょっと止まるとこあるのわかる?
そこにちっちゃい「っ」を入れんねん。
わかる?
「えー?あ、うん・・・」
わかってへんやろ!( ̄^ ̄)
「・・・・」
なぁ、ママの話聞いてる?!
「・・・あ゛?」
1年生男子の耳はちくわですから。
入ってきた音は
さわやかな風となって吹き抜けていくのですね。
男子あるあるですね。(^_^;)
さらにしつこく説明を続けると
めんどくさくなるのでしょう。
「あ〜そーゆうことね!」
突然わかった風の答えが返ってきますが
目が泳いでるねん。
絶対、理解してへんのバレバレやねん。
その場しのぎやな。
〝がんばた〟
ちゃうやん、
「がんばった」やろ?
その言葉を
正確にゆっくり発音して
ちっちゃい「っ」の場所を一緒に確認するのですが、
何度言っても
6歳男子の頭の中にはハテナが
渦巻きます。
だからぁ~~~~~
なんでわからんのー?!( ̄^ ̄)
「あ、わかった!
ちっちゃい「っ」は前につくんか!」
はぁ?
前って何?
「え、ちゃう?
じゃあ後ろ?」
ああーーー
実を結ばないやりとりです。
前とか後ろって、なんでしょうか。
まぁ、そのうち何度も文章書いてるうちに
わかるようになるんやろし、
実際、上の子どもら全員、いつのまにか
正しく書けるようになったので
さほど(まったく)
悩んでるわけでもないですが
頭カチ割って見てみたい(笑)
ママと6歳男子の、つまらないやりとりを
ニヤニヤしながら見学していた大きなお姉ちゃん
すずちゃんがバトンタッチで弟に
「っ」を教えてくれることになりました。
弟妹がたくさんいるからか、
小学校の学童指導員
保育園の保育補助
スイミングスクールのコーチ
ダンス教室の講師
小さい子どもたちを指導する種の
アルバイトばかりしていて
教えるのが上手なすずちゃん。
「小1男子なんか、
口でゆうてもわからんで、ママ。
ななと同じやん」
発達障害のある5年生、ななちゃんは
目に見えない抽象的パターンへの理解が苦手です。
ななちゃんはさすがに
「っ」の位置は間違えませんが(笑)
あいまいなイメージが理解しにくい
という点は、6歳児もまったく同じ。
なるほど、1年生には
発達障害の子に教えるのと同じように
視覚化してあげればいいわけです。
言ってわからんことは
目に見える形にしたり、図表化したり、
もっと具象化すればいいんやな〜。
では、お姉ちゃんのお手並み拝見。
「ば、な、な」
手拍子で一文字ずつリズムをとりながら言わせます。
それができたら次は
ちっちゃい「っ」の言葉も
同じように手拍子しながら言わせます。
「ば、×、た」
ちっちゃい「っ」のところは発音上は
無音のリズムがあるところです、
ほほぉ〜
これだと子どもはわかりやすいですね。
「と、ら、×、く」
「び、す、け、×、と」
「ろ、け、×、と」
「ほ、×、ち、き、す」
手拍子という具体的手法で、
うちの単純明快生物、6歳児
やっと納得できたようです。やれやれ。
来年、2年生になると
時計の読み方を習います。
うちの子たちが高率につまずいたのが
午前・午後の概念です。
『11時と23時。
1日24時間のうち、
11時は昼と夜の2回ある』
こうして文章にしてみると↑
確かに、なんのこっちゃ、ややこしい話ですね。
2年生、7歳に
ピンとくるように説明するにはどうしたらいいのか・・・
2年生は過去に8人、育ててきましたが、
上3人目ぐらいまではママとして必死だったので
午前・午後の論法をイライラしながら
反復し教え込んだ記憶があります。
(焼け石に水でしたが・・・笑)
5人目ぐらい以降は、
そんなとこ頑張ったって無駄だということが
経験を通じての学びとなり
教えること自体を放棄しちゃいました。(笑)
だって、2年生では理解できなくても
中学生になって、午前・午後がわからない子、
ひとりもいなかったもんなー。
しかし、こんなわけのわからん
不思議な生命体、低学年に
お勉強を教える小学校の先生ってスゴすぎる。
来年度のわが家には
またしても小学1年生と2年生がいるので
彼らの家庭学習は
教え上手なすず姉ちゃんに
丸投げしようと思います。
わたしはもう飽きました。
もうじゅうぶんにがんばたので
ちょとっゆくっりさせてもらいます〜。