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2020.01.21

2月3日(月)NHK『泣いて 笑って ママになる』大阪・母親たちの“駆け込み寺” 再放送!

2018年9月、
3ヶ月間という長い密着取材期間を経て

『目撃!にっぽん』(全国バージョン)
『かんさい熱視線』(関西限定バージョン)

2つの番組に
取り上げていただきました。

あれから1年半・・・
子育て中のママたちに大反響を呼んだあの番組が
ふたたび、全国再放送されます!

取材当時ばぶばぶでは、
たくさんのママたちが快く
取材に協力してくださいました。

20歳、シングルマザーになる決断をした
看護学生の苦悩と葛藤、
そして迎えた決死の出産ドラマ。

その後、りょうこちゃんは
子育てをしながら見事に復学しました!

長いネイルも、派手な化粧も自粛して
地に足をつけ、学生として、
ママとして歩み始めました。

この春、看護学校卒業予定です。
そして国家試験に合格すれば
晴れて看護師として社会人デビューを果たします。

先天性の疾病(横隔膜ヘルニア)を抱えた
赤ちゃんとママの絆の物語。

さまざまな想いを抱えながら
一歩一歩困難を乗り越えていった親子は
その後どうなったでしょうか。

あのとき、
赤ちゃんだったはるきくんは、
その後何度も入退院を繰り返しながらも
すくすくやんちゃ坊主に成長しています。

胸には大きな手術跡があります。
今でも風邪をひくとすぐに重症化してしまい
呼吸状態が悪くなるというリスクは抱えているのですが、

普段はそんなこと微塵も感じさせないほど

ばぶばぶに遊びに来るたび、
元気いっぱいに走り回っています。

この春、ママは復職します。
そしてはるきくんは保育園入園の予定です!

番組で紹介された、きれいごとではない
『子育ての真実』や『輝くいのちの物語』は

たくさんの人たちの胸を打ち、

暖かい灯を点しました。

ディレクターさんには
取材期間を通し、何度も

「どうしてHISAKOさんはそんなに強いのか?」
「明るさの原動力は?」
「なぜそこまでママに向き合えるのか?」

「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」
質問攻めでした。

そのつど、
わたしなりに答えるのですが、
どうもその真髄が伝わらず・・・

同じ質問と回答を3ヶ月間、
繰り返し、繰り返し・・・

どう話せば伝わるのだろうかと悩みました。

わたしは強くはないです。

しょっちゅう打ちひしがれて泣いてます。

ママの前では確かに明るくしています。
でもそれは、助産師として
みんなを元気にしたいっていうプロ魂が働くからです(笑)

なんでママにここまで向き合うかって?</span

子育てのたいへんさ、
いろんな問題を抱えたママたちの
苦悩が手に取るようにわかるからです。
わたし自身がそれを経験してきたからです。

11人育て、離婚を経験し、発達障害、思春期育児に悩み、
四半世紀の子育てを通して
経験値を積んできたからこそ
がんばるママたちの力になりたいんです。

放っておけるはずがない!

原動力となるのは、
ママたちがばぶばぶに持ってきてくれる
エネルギーと子どもたちのかわいらしさです。

・・・って、
思ったままを答えたのですが・・・

言葉が足りないのか、
またしばらくしたのちに、同じ質問・・・
ヤキモキしました。^ ^

強くて、明るくて、
鋼のようなメンタルを持つスーパー助産師、

そんな完璧な人間が
メディアで紹介されたって
みんなの胸には何も響きませんね。

だからこそ、映像の中で、
弱いHISAKOさんの一面を表現したい。

HISAKOさんも、
雲の上の人なんじゃなくて

みんなと同じ人間であり、
ひとりの悩める女性であり、
そしてママなんだよって部分を紡ぎ出すことによって

親近感を呼び、
繋がりと一体感を感じられる番組を作ることができると思う
と、ディレクターさんはおっしゃいました。

もちろん、わたしにも、
悩みや葛藤、失敗がいっぱいあって、
完璧になどほど遠いってことは
ブログでもしょっちゅう書いている通りです。


ぬけまくり、失敗しまくり、反省しまくりの毎日です。

人生のどん底、
もう何もかも
投げ出してしまおうと思った
苦しい時期もあったし、
がむしゃらに懸命に生きてきました。

家族の大切さを再確認したり、
自分自身の人生に真剣に向き合ったり
紆余曲折しながらも
ばぶばぶに来てくれるたくさんのママたちの
温かさに触れ、やっとここまで這い上がることができました。

笑顔を絶やさないこと
どんなささやかなことにも感謝の気持ちを持って
接することの素晴らしさ
多様な生き方に対する柔軟な受容と共感力

幸せとは何か。
愛情とは何か。
生きるとはどういうことか。

ここ数年は、
深くさまざまなことを考え抜いた日々でした。

わたしという人間が規格外だからか、
ばぶばぶは、いつしか
単なる母乳育児支援の助産院という枠を超えて、
ママたちの憩いの場だったり、
人生相談の場として
一風変わった助産院に成長していきました。

弱いところも、醜いところも、
全部さらけ出してくれるママたち。

号泣してハグを求めてくるママたち。

「ママは母親としてはクソ。人間としては最高にファンキー!」

わたしのことを、

NHKのカメラの前で、
いともさわやかに語った当時18歳の娘は

20歳になり、1児の母になりました。

激しい思春期でした。
母娘のバトルをとことん経験したからこそ
今の穏やかな親子関係があるのだと思っています。
あの苦悩は、無駄じゃなかったんだと
今は確信しています。

子どもたち、
そしてたくさんのママたちと関わり、
教えてもらったことは、

『わたしは絶対幸せになろう!
ならなくちゃいけない!』

ということでした。

体当たりで学んだことをママたち、
子どもたちに伝えていきたいという
シンプルな気持ちをベースにして
わたしは今、ここに生きている・・・
ただそれだけなんですよね。

「〝なぜ〟HISAKOさんは◯◯なのですか?」

ディレクターさんには、
なにかと〝なぜ〟『理由づけ』を求められ、

わたし自身も
「なぜ自分は◯◯なのだろう?」
その理由を、意識的に探してみたけれど、

結論として、

HISAKOという人間、

HISAKOという助産師の思考や行動に

たいした『理由』などなかった!!(笑)

直感で「そうしたい」って思ったことに
正直に生きてるだけやった!!

・・・ということがわかりました。

目には見えない、
姿のない
実態のない「いのち」や「人の温かさ」、
子育ての「影」を

いかにして「光」に変えていくのか。
また、その光に気づくための方法。

番組を通じて、
視覚、聴覚、そして心で少しでも身近に感じ、
与えられて生かされているありがたさを
考えるためのきっかけとなれば嬉しいなぁと思います。

再放送なので、
オンエアは夜遅い時間帯です。

ママたちはきっと
子どもを寝かせつけながら
一緒に眠っちゃってる時間帯だと思うので(笑)
よければ録画して観てくださいね。

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『泣いて 笑って ママになる』~大阪・母親たちの“駆け込み寺”~
2020年2月3日(月)
Eテレ 22:50~23:17

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