赤ちゃん言葉
わんわん、にゃんにゃん、パイパイ、じいじ
ねんね、もぐもぐ、ブーブー・・・
小さい子がいると、
無意識に出る赤ちゃん言葉・
ほとんどのママが
当たり前のように使っていますよね。
小さな子でも発音しやすいように
同じ音の繰り返しや擬音語などを使っているのが
赤ちゃん言葉の特徴です。
不思議なことに
気がついたらいつのまにか
正しい日本語で話しかけるようになって
いますが
改めて検証してみると・・・
現在わたしは
3歳3か月児に対しては
どっぷり赤ちゃん言葉で話しかけています。
5歳児に対しては
赤ちゃん言葉はほぼ使っていません。
どうやら、
難しいサ行が正しく発音できるようになった相手には
赤ちゃん言葉を使わなくなるようです。
3歳児はまだ
「あのちゃー、きょうちゃー、ほーくえんであちょんだ」
たどたどしい言語レベルで喋られたら
こちらもつい赤ちゃん言葉で返したくなります。
「なにちてあちょんだ〜ん?♡」
5歳にもなると
「今日保育園でドッヂボールしてんけど、勝ってんで!」
ハイ、日本語として完璧です。
そうなるとこちらもつい赤ちゃん扱いしなくなります。
以前は赤ちゃん言葉で話しかけることで
言葉の発達が遅くなると
言われていた時代がありました。
ときどき、ばぶばぶでも
「赤ちゃんのうちから正しい日本語で
話しかけようと思っています。
赤ちゃん言葉は使いません!」
というママがいらっしゃいます。
ママが赤ちゃん言葉で話しかけた子どもは
知っている単語数が圧倒的に多いという
研究結果もあり、
現在は、
赤ちゃん言葉を積極的に取り入れたほうが
結果的に早くいろいろなモノの名前や
意味を理解できるのではないかと
考えられています。
「もう寝る時間だからお布団に行くよ」
いきなり複雑な単語の連続で話しかけても
子どもは理解できませんが
「ねんね」のように短く単純な言葉なら
布団に入って眠ること=「ねんね」を
連動させて理解することができるようになるのですね。
子どもは頭の柔らかいです。
パパとママの間で飛び交う大人の会話も
しっかり聴いて
あっという間に覚えて影響されてしまうので
気をつけないとですね!
こんな話を聞きました。
1日の終わり。
1歳0ヶ月の子どもを寝かせつけている最中の夜10時、
急用でパパの上司から電話がかかってきたそうです。
上司「こんな時間に申し訳ないね」
パパ「いえ、とんでもないです!」
上司「奥さんとお子さんは?」
パパ「妻と子どもは
〝ねんね〟してるんで大丈夫・・・あっっ!Σ(・□・;)」
また、
ある日の会社でのできごと。
デスクワーク中のパパ
無意識の鼻歌
♪ワオワオワ〜オ、ワ〜オワオ・・・♪
(本人は、それが『いないいないばぁ』だと気づいていない)
すかさず
隣のデスクの同僚(2歳のお子さんのパパ)が
コソッと
「ワンワン笑
それ、耳に残りますよね」
・・・えっっ!Σ(・□・;)
(ここでようやく鼻歌の選曲ミスに気づく)
赤ちゃん言葉で毎日会話していると
つい敬語の場面で出ちゃったり(笑)
幼児番組ばかり繰り返し観てると
つい鼻歌が職場に見合わない失態だったり(笑)
わたしもときどき、
赤ちゃん言葉を的外れな相手に喋ってしまうことが
あります。
小学生に向かって
「宿題、ランドセルに早くナイナイしなさい!」
ナイナイ、言われても
まったく説得力ないですし、
まったく威圧感ないですね。
高校生に向かって
「今日のばんごはんチュルチュルでいい?」
麺類、一括!
便利な言葉ですけどパッとしませんね。
学校の先生に向かって
「今日はブーブーで送りますので・・・」
まぁ通じますけど・・・
完全に使う相手間違えてますよね。(^_^;)
いやはや、
習慣ってやつはなんとも恐ろしいです・・・。