2/27(木)19:30〜 NHK『所さん!大変ですよ』放送日決定
先月、1月に取材撮影をお受けした
NHKの番組の放送日が決定しました。
明日の夜です!
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2月27日(木) 19時30分~
NHK総合 『所さん!大変ですよ』
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子育て中のママたちに
是非、観ていただきたいです。
わたしが『テレビに出る』意味は
すべてのママに勇気を与えたいから。
今回の番組は、
おもしろおかしく演出されたバラエティーではなく
きちんと作られた情報番組だということだったので
観てくれる人たちにとって価値があるだろう
話題性、社会性があるだろう
と判断し、
お受けすることにしました。
実は、TV、新聞、雑誌など
メディアの取材や出演依頼の問い合わせが
来るのはしょっちゅうです。
露出が増えるほど
その記事や放送を見た他局からまた取材が入るという
メディアの数珠つなぎ現象が起こるらしく、
立て続けに番組出演の依頼が来たりします。
依頼は多いけど、その企画内容をお聞きすると
民放ではバラエティー番組が圧倒的に多く、
『大家族のお母ちゃん』『大家族のドタバタ生活』
という類の番組ばかり。
大家族のたいへんさを売りにして
ワーワー騒いでいるだけの番組って
世の中に何を伝えたいんだろう?
「悲惨」「信じがたい」「嫌悪感」といった
偏った先入観を植え付ける意味って?
わたしはひたすら、
子育て中のママたちを笑顔にしたい、
ただそのためだけにテレビ取材を受けているので、
基本的にメッセージ性のない
バラエティー番組はお断りしています。
子だくさんもそうだし、
シングルマザーだったり、貧困だったり、
ワンオペだったり、持病を抱えつつの子育てだったり、
いろんな背景のママたちが
この瞬間も精一杯に生きています。
そんなママたちの名誉のために
どんな生き方を選んだ女性も
一生懸命、生きているその姿こそが素敵だということや、
困ったとき、あなたはひとりじゃないんだよ、
ということ・・・
世の中に伝えたい!
声を大にして叫びたい!
と思うことは山ほどあります。
バラエティーには
基本的に出ないと決めているけど
子だくさん助産師だからこそ
テレビで世間に伝えるべきことが
あるのではないか?
・・・そんなことを考えて
数年前、某民放のあるバラエティー番組に
出演してみることにしました。
ですが、わたしの想いとは裏腹に、
「たいへんなのわかってて
ポコポコ産む意味がわからへん。
避妊せぇよ、アホ!」
収録中にあるタレントさんにズバリ
言われてしまいました。
バラエティーだしね・・・
鋭いノリツッコミで番組は盛り上がるわけで
テレビにはエンターテイメント性が
大事なのはわかるんですが、
子だくさんママとして真面目に生き、
助産師として多様なママたちを受け入れ、
抱きしめ、応援している身としては
さまざまな背景を持つ女性の生き方を
否定したり小馬鹿にするような
グサリと胸を突いてくる無神経な発言に
すごく残念な気持ちになったのでした。
その場は笑顔で
「そうですよねーアホなのかもですね~」
と交わし
スタジオは笑いの渦に包まれましたが、
わたしの出る幕なんてなかったな・・・
と思いました。
バラエティー番組では
番組を盛り上げるために
素人の出演者を粗末にイジり、
扱われる可能性もあるということを
身をもって体験しました。
そこから改めて
わたしがメディアに出る意義はなんだろうか
と考えるようになりました。
結局、その答えは、
大家族のお母ちゃんとして
おもしろおかしいネタとして
使われるのはまっぴらごめんだ、ということ。
単に知名度を上げるだけが目的なら
テレビ取材はすべて受けてもいいかもしれませんが、
やっぱりわたしは
さまざまな人生を精一杯生きている
ママたちの味方であり続けたいのです。
助産師は、英語でMidwife
女性の真ん中にいる人、という意味です。
メディアにおいて助産師が行うこと・・・
ママたちが抱えるシビアな問題に
無神経な言い方をするような
わたしの持つ価値観と真逆の流れを
想定できる番組については
取材の趣旨によっては断る勇気も必要ですね。
その番組や記事が
ママたちを勇気づけるものなのかどうか
取材の企画目的を確認は必須です。
今回、NHK総合『所さん!大変ですよ』は
ママを勇気付ける意図や目的がある企画です。
と同時に、
わたしたち女性の生き方を
すごく考えさせられる内容になっています。
(・・・と思います、たぶん。
わたしもまだ観てないからわからへんけど!)
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2月27日(木) 19時30分~
NHK総合 『所さん!大変ですよ』
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よかったら観てくださいね!