沖縄仮ばぶばぶ、準備が進んでいます
沖縄県うるま市平安座島に
助産院ばぶばぶが建設されるまでの約1年間
平安座島から車で15分
うるま市具志川に
仮のばぶばぶをオープンします。
歴史ある築96年の古民家から一転して、
仮ばぶばぶの建物は
貨物を運ぶ20フィートの無骨なコンテナ、
狭いです!
新型コロナウイルス感染予防を配慮すると
免疫力の弱い妊婦さんや赤ちゃんが集まる場所だからこそ
狭い密室空間はできるだけ避けたいのですが
診察スペースを
大阪・古民家ばぶばぶと同じ面積にすると
残念ながら待合スペースの広さは
半分ぐらいになってしまいます。
幸い、コンテナばぶばぶは海のそばなので
気持ちいい海風が吹き抜けます。
窓全開でしっかり換気をしつつ
空気清浄機も導入。
それにしても・・・
感染者が増えてきている沖縄で
このタイミングで
ばぶばぶをオープンしていいのだろうか・・・
正直、悩みました。
おっぱいケアや授乳介助という支援方法は
『密集』『密室』『密接』
三密を伴います。
となると、助産院の業務は、
感染の危険性が高い行為だと言えます。
新型コロナウイルス感染症への緊急事態宣言が
全国に発令された以上、
ママと赤ちゃんの安全を第一に考えると
コロナ終息まで業務を停止したほうが
よいのではないかとも考えました。
ですが、
母乳は赤ちゃんの命綱です。
そしておっぱいトラブルは待ったナシ。
高熱や痛みで苦しむママや、
赤ちゃんの発育がゆっくりで悩んでおられるママには
これまでと変わらず
おっぱい支援、育児支援を続けていきたいと思います。
メンテナンスでの来院は
お控えいただくことになるし、
診察予約時間を分散させて
複数のママたちが鉢合わせないように
厳重な感染予防を嵩じた上で、
緊急のおっぱいトラブルには対応します。
4月1日に沖縄に来て、
当初は4月なかばには仮ばぶばぶをスタートするつもりで
心づもりしていましたが、
いざ準備を開始してみると
すべきことがけっこうあって
甘いもんじゃなかったです。
余裕ブッこいとったー
ナメとった〜!Σ(゚д゚lll)
まず、ママたちがGoogleで
ばぶばぶを検索したとき
現場に郵便ポストが設置されていないと
検索にヒットしないことが発覚。
なんでポスト?
どーゆうこと?
助産院ばぶばぶが
そこに実在するかどうかを確認するために、
その住所にGoogleが郵便物を送ってくるそうなんです。
そこに記載してあるパスワードを入力すると
その住所にばぶばぶが実在することがはじめて確認され、
Googleマップに反映されるシステムなのだそう。
ちゅーことは、
まず、ポスト作らなあかんやん!
・・・となりました。
そうなるとお得意の(?)DIYです。
ホームセンターで材料買い揃えてきて
自作ポストです。
とりあえず完成。
これでグーグルマップ検索対応完了です!
(郵便物まだ届いてませんが)
ハイ、次にすること。
コンテナの前に車数台停めることが可能ですが、
無機質なコンクリートで
あまりにも寂しすぎます・・・
こう見えてわたしは感性豊かなんです。
仮とはいえ、なんでもいいわけではありません。
こだわりまくって造った
緑とお花いっぱいの
大阪の古民家ばぶばぶのようにはいきませんが、
来院されるママたちが居心地のいい、
ウキウキするような、明るくあか抜けた
助産院ばぶばぶにすることは
自分的には妥協を許さない絶対条件なわけですよ。
ちょっとしたウッドデッキを自作して
人工芝を敷いて、そこに植物を持ってきて
それなりにデザインしちゃうか?
いやいや、1年未満の仮のばぶばぶに
そんな気合い入れすぎたらあかんやろ!
えーでもオシャレにしたいやん?
MARKと2人、あれこれ考え
さまざまな植物を取り扱っている
庭園業のお店にも足を運びました。
ブーゲンビリア
クロトン(花火)
クロトン(広葉)
無機質なコンクリートと無骨なコンテナを
トロピカルな南国ならではの大型植物で
演出してみようと思います。
ばぶばぶ室内、
診察スペースも
だいたいできあがりました!
インディゴとアンティークな木の色のコントラスト。
ばぶばぶの『和』の雰囲気は
沖縄でもいい感じに再現できました。
20フィート(幅2m・長さ6m)のコンテナ室内は狭いので、
大阪ばぶばぶほど
たくさんの木のおもちゃは置けないし、
ばぶばぶカフェの設置もできないけど
1年間のお愛嬌ということで
お許しください。
細々したところ
これからまだまだ整えていきます。
4月のはじめ、沖縄に来た時には
マスク着用率の低さに驚きました。
それから半月でほとんどの人が
マスクをするようになり
緊張感が高まっています。
産婦人科での妊婦教室も、
自治体の親子サロンも
集団乳児健診も
人が集まるイベントはすべて中止。
小中学校はいまだ、
入学式さえできていません。
外出しにくい、
相談窓口に足を運びにくいこんなときにも
子育ての悩みは尽きません。
仮ばぶばぶももうすぐオープンするけど、
三密は絶対避けたい場合にも
ばぶばぶの強みはやっぱり、web相談の存在です!
先週のブログでご紹介した
血乳騒動のあいママのお話のように、
直接おっぱいを触ることができなくても
ある程度の問題解決だったり、不安解消、
あなたの力にはなれると思っています。
ばぶばぶのweb相談、
気軽に使ってくださいね!