子どもは産んだほうがいいのでしょうか?
HISAKOさんに質問です!
子どもは産んだ方がいいのでしょうか?
私は昔から自分に似た性格の子が生まれるなら
欲しくないと思っています。
でも夫婦2人の生活を送っていくのも
しんどいのかなぁ・・・とも思います。
旦那さんは、私が子どもが欲しいと言えば
協力してくれると思いますが、
子育てには積極的に参加するタイプには絶対思えません。
周りの人がみんな当たり前のように子どもを産んでいるのが
すごいなぁと思っていて、
子どもって、それぐらいいものなのかな・・・と
想像はしますが、やはり「産もう」という気持ちにはなれず、
自分の親のことを思うと、早く孫を見せてあげたいとも
思うのですが、どうしていいのかわかりません。
↑↑
『妊活』という言葉が流行り出したのは
いつの頃からでしょうか・・・。
さまざまな理由から
子どもをほしいと思わない女性は
世の中にたくさんいるはずで、
妊活・・・いわゆる
「子どもを授かるための積極的な活動」
という日本社会の大多数の常識は、
ある意味、強迫のようだとも思います。
子どもを産んで、育ててこそ
女性として一人前というような暗黙の圧力があるために
「子どもをほしくない」ことを堂々と公言することに
躊躇してしまう社会ですよね。
子どもがほしくない=母性が足りない
子どものいない人生を選択=女性としてどうなの?
子どもに時間をとられたくない=わがまま
子育てしないことを、
大人になりきれてないとか自己中心的とか
決めつける人のほうがよっぽど
大人になりきれてないし、自己中心的だと思いますが
いかがなものでしょうか(^◇^;)
子どもがほしくない女性は
社会適合ができない不完全な人なのでしょうか?
それなら、12人も子どもを産んじゃうわたしも
社会適合ができない不完全な人ですね♪
子どもがいれば楽しい、
いないと不幸なんていうのは
誰が決めたのでしょうね。
子だくさんが無責任なんていうのも
誰が決めたのでしょう。
子どもがいる、いない、
どっちがダメでどっちが正しいかなんて
誰にもわからないことです。
自分の人生なんだから、
自分の好きなように生きていいと思います。
というか、生きるべきだと思います。
まずしなくちゃいけないことは、
子どもを産みたくないと思っている
自分の気持ちを素直に認めることでは
ないでしょうか。
「結婚して子どもを産むのが当たり前」
という周囲の多くの考えに影響され
モヤモヤしてしまうのは、
心のどこかで
あなた自身も「子どもを産むことが人生の正解」
という思い込みがあるからかもしれませんね。
『妊活』という主流の価値観に
乗れない私はおかしい・・・という迷いが
根底にあるのではないでしょうか。
出産は人生観を変えるできごとであるのは確かですが、
必ずしもポジティブ方向ではありません。
よくも悪くも、です。
子どもとの生活は
活気に溢れる楽しさに満ちている反面、
決して喜びばかりではありません。
産まんかったらよかった・・・
と涙した経験を、
わたしは今まで何度味わったことか・・・。
人生は、どんな選択をしても
大正解はありません。
不正解もありませんね。
子どもがいる、いないで
方向性は違ったとしても、
喜びも悲しみも、成功も失敗も
どんな人生にもどんな人にも
同じだけある、と思っています。
だから周囲の気持ちに
あなたが縛られる必要なんて全然ないのです。
ただし、
「なんで自分は産みたくないって思うのかな・・・」
というあなたの根っこにある気持ちを模索して
その気持ちの本質に向き合ってみることは
大事だと思います。
「自分と同じ性格の子は育てる自信がない」
それはきっと、
あなたがあなた自信のことを好きになれず
長所も短所も含めて、
自分自身を認めたり受け入れたりすることが
できていないからです。
でも、冷静に考えてみて。
そんなあなたを生涯のパートナーとして選んだ
旦那さんの存在。
あなたを大切に思ってくれる友達も
いるはずです。
あなたの性格が、
人間として欠陥だらけだったとして
本当になんの魅力もないのなら、
あなたを選んでくれる人なんか
現れるはずもないと思うのですが、どうかな?
過去に、
あなたが自分の性格を全否定しちゃうような
できごとがあったのかもしれません。
でもそれは、
あなたがそう思い込んでいるだけで
周囲の人たちはあなたの性格を全否定など
していませんよ!
だって現に、今
あなたには大切にすべき人、
そして大切にしてくれる人がいるじゃないですか♡
産む、産まないよりも、
まずは自分自身を悪く考えてしまう理由を深掘りしてみて、
そこに心の傷があれば
それを癒してあげることから
始めてみるといいんじゃないかと思います。
旦那さんと2人で
ひとつひとつ気持ちを共有して
産みたくない思いを徹底解剖していけば
案外簡単に「あれ?子どもほしいかも」
と思う日も来るかもしれないし、
子どもがいなくても、
夫婦2人で十分幸せだと確信でき、
そこに迷いがなくなる日が来るかもしれません。
あなたの人生に必要があれば
きっとそのタイミングで
神様がそっと赤ちゃんを授けてくれるんじゃないかな。
周囲の意見や目を気にして
子どもを産みたくない自分を隠す必要は
ありません。
そして、
子どもを産みたくないわたしの何が悪いの!
って、人に認めさせるために鎧を着て
戦う必要もないんですよ。
あなたの人生はあなたのもの。
人に、親に、
認められるための人生なんてつまらない。
ましてや
年老いていく両親のために、
本心に蓋をして子どもを産むのは違うと思います。
ただ、
旦那さんとはしっかり気持ちを共有することは
大切だと思います。
これをいい機会に、
お互いの未来のイメージや望み、
不安などをちゃんと語り合ってみる時間を
作ってみましょうね。
話し合う上で、もしかしたら
彼は子育てを協力してくれないタイプだと思い込んでいたけど
実はそうでもないのかも?
とあなたの見方が変化することだってあります。
そしたらその途端に、
話し合ったからこそ、子どもを産んでみたいかも・・・?
になることもあるかもしれません。
夫婦なんだから言わなくてもわかる、
は、ないと思っています。
言葉にして伝えなくちゃ、
本当のところは相手には伝わりません。
夫婦でも、親子でもそれは同じです。
彼があなたの気持ち理解してくれれば
周囲の声にあたふたすることもなくなります。
産むか、産まないかは
それからだね!(笑)
子どもと歩む人生は
興味深いものであることは確かです。
ただ、人生とは家族を構成するだけのために
あるのではありませんよ。
いろいろな選択肢があっていいのです!