正しいベビーローションの使い方!塗り方・頻度・タイミング・順序を解説
目次
こんにちは。助産師HISAKOです。
赤ちゃんの肌の柔らかさ、温もり・・・想像しただけでニヤけてしまいますよね。
赤ちゃんはとびっきり若いから、な〜んにもしなくてももち肌なのよ!と思いきや、若すぎて、体も心もすべてが未成熟なのが彼らの本質です。
つまり、頬ずりしたくなる肌を維持するためは、日々の絶え間ないベビーローション(保湿剤・保湿料)でのスキンケアがあってこそなのです。
だけど、ベビーローションは種類が多すぎてどれを選んでいいのか迷ってしまいますね。さらに、それをどう使いこなすのが正解なのかもよくわかりません。
ということで。
この記事では、ベビーローションを使う際の「正しい方法」「適切なタイミング」を、ステップごとに紐解いていきましょう!
ベビーローションの役割
赤ちゃんの肌はとても薄くバリア機能が弱いため、体内の水分が蒸発しやすく、油断するとすぐにカサカサの乾燥肌になってしまいます。
乾燥が進むとさらにバリア機能が低下します。
すると紫外線や摩擦、汗など、外部からの刺激をダイレクトに受けて湿疹などのトラブルが起きやすい状態に。
いわば「空き巣を安易に招き入れてしまう戸締り不十分な家」が赤ちゃんの肌なのです!
ちゃんと鍵をかけてホームセキュリティー万全にした家は安心ですよね。
ベビーローションは、乾燥した赤ちゃんの肌セキュリティー対策なのです。外部からの侵入者をもろともしないバリア機能の発達を陰で支えます。
ベビーローションの選び方
ベビーローションには、化粧水タイプ、乳液、ジェル、クリーム、軟膏など、さまざまな種類があります。
夏場や皮脂の分泌量の多い月齢の低い赤ちゃんは、サラっと伸びがよくて塗りやすい水分が多く含まれる化粧水タイプでのスキンケアがおすすめです。
空気が乾燥している秋冬や、乾燥しがちな乳児期後半の赤ちゃんは、化粧水タイプのベビーローションで十分に水分を浸透させてから、油分多めのクリームや軟膏タイプのもので肌の水分が蒸発しないよう保護してあげるとgood。
このように、さまざまな種類のベビーローションが市販されていますが、年中使いやすいのは、水分と油分がちょうどいいバランスで含まれるタイプのベビーローション。1本常備しておくと便利です。
わたしがプロデュースした、赤ちゃん向け保湿料『マシュマロ』は、水分と油分のバランスを考え、無添加にこだわり、ミネラル成分豊富な沖縄の海洋深層水をベースに厳選した原料でつくりました。
せっかく、つるつるの肌をキープしたくて使うベビーローションなのに、それが元でかぶれたりかゆくなって逆に肌トラブルになってしまってはがっかりしてしまいます。
目の周り、口の周り、とくにデリケートな部位にも毎日使うものだから、なるべく体への刺激が少ないもの、匂いのきつくないものを選んであげてくださいね。
ベビーローションを塗る頻度はどれくらい?
基本は1日に2〜3回ですが、多すぎてよくない、ということはありません。肌の乾燥がひどいときは回数を増やしてあげましょう!
ベビーローションを塗るおすすめのタイミングは?
最適なタイミングは「肌が清潔な状態のとき」。つまり、お風呂上がりやおむつ交換のあと、離乳食のあとなどです。
おしりをきれいにした→ベビーローション
お口を拭いた→ベビーローション
手を洗った→ベビーローション
このように、赤ちゃんの体のどこかを清潔にする行動とベビーローションをセットで考えてもらうとわかりやすいと思います!
その他、朝のお着替えのとき、外出の前後などに塗るのもおすすめです。
乾燥を感じたときや肌トラブルが心配なときは、気づいたタイミングで何度でも補ってあげて問題ありません。赤ちゃんの肌の状態に合わせて柔軟に対応しましょう。
ベビーローションは1回どのぐらいの量を塗る?
ママの手のひらで引っかかることなくスーッと滑らかに塗ることができるのが1回分の適量です。
仕上がりは、赤ちゃんの肌がしっとりプルプルみずみずしい感じになるぐらい。
少ない量を無理に伸ばそうとすると、塗りムラができたり、強く擦りすぎて赤ちゃんが嫌がったり、肌を傷めたりすることがあります。
水分多めのベビーローションは、一度に大量に使うより、何度かに分けて重ね塗りしてあげるいい感じに潤いますよ。
ベビーローションの基本の塗り方
ベビーローションは赤ちゃんの全身の肌に直接触れるもの!
だからこそ、「正しく」「優しく」塗ることが大切です。塗り方のポイントは以下の通りです。
1. お風呂上がりは、肌に水分が吸収されている状態ですぐに塗る。
2. お世話する人の手を清潔にし、ベビーローションは手のひらで温める。
3. 体の上側(頭・顔)から始めて下側に向かい、優しく円を描くように塗る。
4. 特に乾燥しやすい部分には、少し多めにベビーローションを使用する。
5. 乾燥が気になる時は1日何回でもこまめに塗る。
6. ゴシゴシ肌を擦ったりしないよう、手のひら全体で滑らせるように塗る。
7. 水分多めのベビーローションは、バシャバシャ一気に塗ると肌に浸透する前に蒸発してしまうので、肌にひっかからない程度の量を2〜3回に分けて塗り込む。
【体の部位別】ベビーローションの適量と塗り方
顔・頭
0歳児の目安量は5円玉大。
おでこ、鼻、ほっぺた、顎と分けて塗るとベビーローションを広げやすくなります。
目のまわり、眉毛、口のまわり、小鼻の脇、耳の後ろや耳たぶの下などはうっかりしやすい部分なので意識して!
そして、実は頭皮の保湿も重要なんです。髪が多い子はセクシーにかきあげながら(笑)、地肌に塗り込みます。
水分の多いベビーローションなら髪にまとわりついてベタベタすることもありません。髪の少ない子は髪ごと豪快にいっちゃいましょう〜!
首
0歳児の目安量は5円玉大。
赤ちゃんの首は、よだれや汗、汚れがたまりやすく肌トラブルが起きやすい部位です。
生後2ヶ月を超えてプクプクに太ってくると「首どこ〜?!」な状態になります(笑)。
お肉に埋もれて隠れてしまうから、ついベビーローションを塗るのも省いてしまいがち。
首は埋もれてるだけで、なくなったわけじゃないので、優しく丁寧に伸ばしてしっかり保湿してあげてくださいね。
からだ
0歳児の目安量は500円玉大。
塗る面積が広いので、胸→おなか、肩→背中、というように、ベビーローションを点在させてから、手のひらでクルクルと広げてあげましょう。
赤ちゃんのスキンケアタイムは、肌の状態を観察したり、スキンシップできる格好のタイミング!
あなたの好きな歌を口ずさみながらリズムに合わせて塗ってあげると赤ちゃんは大喜びしてくれますよ♡
そうそう、わきの下の保湿も忘れないようにしてくださいね!
おしり
0歳児の目安量は5円玉大
おしりのかわいいほっぺだけじゃなく、肛門の周りも丁寧に。男の子はおちんちんの周囲、女の子の割れ目は、外から見えている部位をしっかり保湿します。
うんちの回数が多いことなどでおむつかぶれを起こしていると、水分多めのベビーローションはかぶれた部分にしみて痛がることも。
そんなときは油分の多いワセリンがおすすめ。ワセリンには水分を浸透させる効果はありませんが、荒れたおしりの肌をあらゆる刺激から保護してくれます。
手足
0歳児の目安量は5円玉大
手足は常に衣類から出ているので乾燥しやすく、かゆいときに手が届きやすいためかいてしまいがちです。
したがって、肌トラブルが目立つ部位です。指と指の間、手首や足首のくびれ、膝の裏、肘、脇の下など塗りにくいところも丁寧に。
手は何度も拭いたり洗ったりするので、こまめに保湿してあげましょう。
赤ちゃんはベビーローションのついた自分の手を舐めたりしゃぶったりしながら成長していきます。
ですから、使用するベビーローションは体に優しい成分でできたものを選んであげてくださいね。
まとめ
防犯対策は、空き巣に入られたから始めるのではなく、空き巣に入られないように予防的に行いますよね。
赤ちゃんの肌も、トラブルが起きる前からベビーローションでしっかり保湿し、外部からの刺激から事前に守ってあげることが大切です。
そして、せっかく対策するのなら、「正しい方法」「適切なタイミング」を知っておくと強いです!
ベビーローションよ、私の愛しい子の肌を守ってくれてありがとう。これからもどうか、子育てに力を貸してくださいね♡
助産師HISAKO、世の中のすべてのママを代表して、お世話になっているベビーローションに感謝の意を表明いたしまーす!
子どもの肌荒れに悩むママへ。
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