人ごとじゃないよ!妊娠糖尿病(2)
26w健診で尿ケトンが3+も出て、
急遽行った50gグルコースチャレンジ。
結果は、
1時間値178
(140以上でブブーです!)
まぁそうですよね~。
わかってたさー。( ̄◇ ̄;)
明日にでも、75g糖負荷検査をしましょうと
言われたのですが
待って待って、
明日じゃ間に合わないのよ!
1週間の猶予をください。
最低でも検査の2日前から糖質制限解除で
食べて食べて食べまくりますから!
ということで、1週間後に
検査を受けることにしました。
さて。
ここから妊娠糖尿病についての説明をしたいと思います。
昨日のブログに書いたように
妊娠糖尿病は全妊婦の15%が発症する、
決して珍しい病気ではありません。
なので、いろんなサイトに妊娠糖尿病のことは
書いてあるんですが、
どれもめっちゃ難しいんですよね~。
専門的すぎるというか、
『人体の生理学的な代謝の仕組み』
を理解できなければ
妊娠糖尿病なんて、知ろうとすればするほど
頭がこんがらがってワケわからなくなります。
わたしたちは1日3食、いろんなものを食べます。
それプラス、間食もするよね~♡
スイーツ最高( ^ω^ )
そのために生きているといっても過言ではない!(笑)
とくに、ごはん、パン、麺類、芋類、お菓子など
炭水化物(糖質)を食べると
→血液中の糖が増える(血糖値が上がる)
→膵臓から『インスリン』という、糖の運び屋さんホルモンが
分泌されて、血液中の糖をいろんな臓器に配り歩く。
「本日分のエネルギー(糖)をお届けに参りました~!」
→各臓器はインスリンが届けてくれた糖を使って
元気に活動する
→みんなに配分したけどまだ血液中に余分な糖が残っている。
どうしようか?
→インスリンは余った糖を肝臓に運び、
「ここに一旦、置かせてもらっていいですか~?
臓器さんたちが足りませんって言ってきたら
すぐ回してあげてくださいねー」
→あら、みんな足りてるの?
糖の仮置き場、さすがにいっぱいになってきたんで
倉庫に持っていって長期管理しますね~
→インスリンは肝臓で余った糖を脂肪に変えて(倉庫に持っていって)
長期保管に切り替える
→血液中の血糖値が下がる
これが通常の糖の代謝メカニズムです。
要するに、血液中の糖は各臓器がエネルギーとして使うけど
余っちゃったときには脂肪にして蓄えちゃうわけです。
なので、炭水化物を食べすぎると
太るんですよね~。( ̄◇ ̄;)
こんなことが、わたしたちの体内で
日々行われているんです。
ちなみに、
脂質(脂っこい肉とか!)をたくさん食べると
カロリー摂りすぎで太るというイメージがありますが、
実は、血液中の血糖値を上げるのは
あくまで『糖質』です。
肝臓で脂肪に変わるのも『糖質』です。
よって、太る原因は糖質。
脂質やタンパク質ではありません。
『太る=カロリー神話』が根強いですが
肉をたらふく食べても
マヨネーズめっちゃ使っても、バターやチーズ、生クリーム
乳製品だって、そんなに太らないんですよ~。
低カロリーな食べ物でも
そこに糖質がたくさん含まれていれば太るし、
高カロリーな食べ物でも、
そこに糖質があまり含まれていなければ
太りません。
だからわたしは今、
カロリー制限はせずに、糖質制限のみやっています。
(完全に絶ってるわけではないですよ。ゆる〜くね!)
次の日曜日は
大きい子どもたちと一緒に
焼肉食べに行く約束してまーす♡←高タンパク・高脂質だからOK
エネルギーになる(太る)糖質を摂らなければ
「各臓器に運ぶ糖が血液中にない!」
ってことになります。
膵臓からインスリンが分泌されたところで
すべき仕事、そんなになくて楽でいいですねー。
だけど、エネルギーにする材料がなければ
人間は生きていけません。
車のガソリンと同じですね。
血液中に糖が足りない場合、
人体はどこから、エネルギーを作り出して
生体機能を維持するのでしょうか。
糖質制限をしているわたしの体内では
常に血液中の血糖値は低い状態だと思います。
エネルギーが足りない
→肝臓に蓄えた脂肪を燃焼して分解
→糖のかわりに『ケトン体』というエネルギー物質を
作り出して、使う
→なので、糖質制限中には
血液中にケトン体が増加、尿にもケトンが排出される
という、第二のエネルギーエンジンの仕組みが
発動します。
糖質をたくさん摂っているときには
人体は即効性のある『糖』を優先してエネルギーとして
使いますが、
糖が足りないと、
エネルギーエンジンをケトン体産生に切り替えて
運転する方式に自動的に切り替えます。
糖質は、人体のエネルギーの源。
妊娠中にも胎児の脳を正常に発育させるために
糖質は必要なので
妊娠後期に、白ごはんを抜くなどの糖質制限はNGだと
言われてきました。
ですがここにきて
新たな事実が判明しています!
胎児に酸素や栄養素を送る胎盤にも臍帯にも
糖質は一切含まれていないことがわかったのです。
言われてみれば、
わたしたちが毎日食べている鶏卵は
タンパク質と脂質が主で、糖質は含まれていません。
人間の精子や卵子も同様で、
タンパク質と脂質でできており、
どちらも糖質は含まれていません。
つまり、胎児を育み、育てるために必要なエネルギーは
糖質ではなく、脂質とタンパク質なのです!
『胎児は、糖エンジンで生きているのではなく
ケトンエンジンで育っていく』
これが近年わかってきた
最新の医学的見解なんです!