こんなに母乳が出ないとは思わなかった

もうすぐ3ヶ月になる男の子を完ミで育てているママです。

出産前から特に完母へのこだわりは無かったのですが、
母乳がこんなにも出ないとは思いませんでした…。

息子は2500g台で少し小さく生まれ、
産院も母乳母乳！ではなく、
まずはたくさん飲ませて大きくなろう！という事で、
入院中もおっぱいを片方3〜5分ずつ
(途中で寝ちゃってミルクを飲むまでに力尽きるので短め)

その後ミルク10ml×日数を
3時間おきで飲ませていました。

私はというと、
産後すぐからおっぱいがカッチコチ。
おさまるのに一週間ほどかかりました。

毎回授乳前にマッサージするも、
やはり飲みにくいのか、2ccほどしか飲み取れておらず、
不安なままに退院。

子の体重と私のおっぱい状態もあり、
退院2日後に診せにおいでと言ってくださり、

伺うと体重の増えが良くなく、
おっぱいの時間短くしてでも
ミルクをしっかり飲ますようにと指導があり、
2週間検診と1ヶ月検診ではしっかり体重が増えていました。

おっぱいの張りは落ち着きましたが、
搾ると10mlはギリギリ取れるかなという程度。

それでも日中は3時間おき、
夜も初めの頃は3時間程で
おっぱい→飲みながら寝る子に必死にミルクを飲ませる
を続けていましたが、

日齢が進むにつれて
一回量が飲めるようになった為か、
生後1ヶ月程の頃には夜中4〜5時間起きず、

私も初めの頃はアラームをかけて起きるのですが
これがまた起きない子で
くすぐったりして起こしてみるも、
おっぱいを吸う程起きてくれず、

徐々に私も『どうせ起きないし、、』
で早々に諦めたり、
起きれなくなったりと、
夜間飲まないので分泌も増えず。

生後1ヶ月半の頃、
半ば諦めながら母乳外来に行き哺乳量を測ってもらうと4ml
助産師さんにも「なんでかなぁ」と言われました。

指導としては、
おっぱいは2時間ごと(辛いなら夜は3時間でOK)、

搾乳を最低3時間おき、
ミルクは必ず100ml×8回飲ませること
(それだけ飲んでおけば体重は減らないから）。
まだ1ヶ月半で
同じように軌道に乗り切れていないママは
たくさんいるから頑張ろうと思う反面、

4mlしか飲めないおっぱいを、
スヤスヤ寝ているところ起こして、
嫌がって泣く子に無理矢理飲ませるの？
4mlしか出てないのに？
この先たくさん出る保証もないのに？

思えばここまで、
おっぱい以外に悩みは無かったものの、
ただその悩みが大きすぎて、
気が付いたらネットで検索魔
結局私には続けられず、2ヶ月になる前に完ミ。

でも完ミにしたら本当に子育てが楽しくて！
なので私とこの子には、
これが合っていたんだと思っています。

ただ、上手くいかなかったからこそ、
次にもし授かることが出来たら、
その子には母乳を飲ませてみたいなぁと思っています。
私の自己満なんでしょうけど。。

ふと、あのまま頑張っていたら
出るようになったのかなぁなんて考えてしまい、
未練たらたらです。

第二子が出来たとして、
こんな私のおっぱいを成功させるには、
何か気をつけることはありますか？

第一子と第二子では
おっぱいの状態も変わるんだと思いますが、
こんなケース、HISAKOさんは出会ったことありますか？

まだ2ヶ月の息子がいるのに
こんな事を考えてウジウジしてる自分が情けないです。

↓↓↓

「母乳がこんなにも出ないとは思いませんでした」

それは違いますよ〜。

乳腺側の準備はできていたけど
母乳生成のためのスイッチをうまく
入れられなかっただけのことだと思います。

赤ちゃんが2500gと小さめクンだったため
一度にしっかり飲むだけのスタミナは
なかっただろうと推測されます。

また、出生時体重だけではなくて

・妊娠中になんらかのトラブルがなかったか？
・妊娠何週で生まれたのか？
・お産はどんな進み具合だったのか？
・出生後、黄疸の程度はどうだったか？

などの条件によっても
生まれて１ヶ月ほどは上手におっぱいを
飲めなくて当たり前の子はたくさんいます。

「母乳がこんなにも出ないとは思いませんでした」

と、結論づける前に
なぜ直母量につながらなかったのか？
その理由を考察する必要があります。

「産後すぐからおっぱいがカッチコチ。
おさまるのに一週間ほどかかりました」

とのことで、ママのおっぱいは
母乳生成のために必要な血液を
基底部（おっぱいの根本）にたくさん動員させて
準備万端だったと思われます。

産後すぐのガチガチおっぱいは「うっ積」といい、
母乳が溜まって張っている「うっ滞」とは
異なる状況です。
中身は、母乳になる前段階の血液ですね。

なので、この時期には
赤ちゃんがどんなに吸っても
搾乳しても、張ってるわりに母乳は出ません。

それでも、張ってむくんだ乳輪・乳頭を
柔らかく保ちながら、うっ積が解消され
円滑な母乳生成段階に入るのを
待つ期間が必要なんです。

１回の授乳は左右２分ずつでもいいから
３時間ごとに。

張ってむくんで固くなった乳頭には
赤ちゃんは絶対吸いつけないので

眠りこけて飲んでくれないようなら
ママは暇さえあればずっとおっぱいを
触っていてほしいぐらいです！

授乳前のマッサージぐらいでは
とても足りませんよ〜。

また、補足していたミルク量が

「10ml×日数を
3時間おきで飲ませていました」

これは、
母乳をまったく飲んでいない基準の、
完全ミルク育児の子のMAX量ですね・・・。

もちろん、体重増加は
赤ちゃんの発育発達のための大きな指標には
なりますが、

上記の条件が重なると
少しのんびり発育するタイプの子もいるので

おしっこやうんちがそれなりに出ているのなら
ミルク量は規定量より少なめに抑えて
おっぱいの回数を増やさないといけません。

つまり、生まれて１ヶ月目ぐらいまでは
細かい直母量にこだわるよりも
生後2〜3日目の生理的体重減少のときから
計算して、１ヶ月健診でプラス500gぐらい
増えていたら、助産師的にはOKと判断します。
（WHO基準の18g増/日）

「日齢が進むにつれて
一回量が飲めるようになった為か、
生後1ヶ月程の頃には夜中4〜5時間起きず」

３時間ごとにMAX量のミルクを飲んでいれば
そりゃそうなるわね〜。

ちなみにおっぱいは、
赤ちゃんが空腹時に勧めても
早く楽におなかが満たされるミルクがいいに
決まっているので、
授乳しようにも拒否られます。

あくまで、混合から母乳寄りにしていくときには
赤ちゃんの空腹時ではなく
まだおなかにゆとりがある機嫌のいい時間帯に
１分でもいいからこまめに吸い付いてもらうことが
大事です。

「生後1ヶ月半の頃、
半ば諦めながら母乳外来に行き哺乳量を測ってもらうと4ml
助産師さんにも「なんでかなぁ」と言われました」

いやいや、なんでも何も、そりゃそうでしょ。
おっぱいホルモンの分泌が活発になる
夜間授乳をとばしてしまえば

せっかく最初
『うっ積』することでスタンバイしてたおっぱいも
『うっ滞』方向には動かず、
母乳生成工場は機能しないまま衰退してしまいます。

１ヶ月半のときの母乳外来での指導、

「おっぱいは2時間ごと(辛いなら夜は3時間でOK)
搾乳を最低3時間おき」

１回の直母量はいいとして、
これを新生児期から続けてほしかった！

搾乳は１回左右合わせて20分以内で
ろくに取れなかったとしても構わないから
３時間おきより頻回に続けていかなくちゃ
いけなかったー。
（柔らかい乳頭キープが目的なので）

「ミルクは必ず100ml×8回飲ませること」

これは、１ヶ月半の赤ちゃんのMAX量なので、
この量のミルクを与え続ければ
助産師さんがおっしゃるように、当然

「それだけ飲んでおけば体重は減らないから」

にはなると思いますが、

そのかわりに

「おっぱいは2時間ごと(辛いなら夜は3時間でOK)
搾乳を最低3時間おき」

に、影響が出るのが目に見えています。

赤ちゃんは３時間ごとの100ccのミルクで
満腹なはずだから
２時間ごとのおっぱいなんか
吸い付くはずがない・・・。

わたしだったら、

まず、飲めない条件が重なっていないかを
まず検討し、

そこに当てはまる場合は
体重増加率は最小限でOKとし、
排泄の状態をチェックしつつ
ミルク補足量をギリギリにして
３時間ごとの直母と、搾れる限りの搾乳を勧めます。

２週間健診では出生時の体重がキープ
できていればOK。

１ヶ月健診では２週間健診より
500g増えていたら万々歳！（33g増/日）

270g増えていたら
まぁまぁOKとしましょうレベル。（18g増/日）

ということは、ですね〜

下手すりゃ、１ヶ月健診では
出生時から300g弱しか増えてへんやん！
ということもあり得るわけです。

それでも、遅咲き赤ちゃんは
生後１ヶ月半を超える頃から
ようやく直母量につながってきて、
それを上手に体重増加へと反映できるように
なっていくんです。

でも。

「でも完ミにしたら本当に子育てが楽しくて！
なので私とこの子には、
これが合っていたんだと思っています」

うんうん！
それでいいと思います( ^ω^ )

母乳育児かどうかで
ママの価値は決まりません。

赤ちゃんの栄養法については
助産師によって指導もまちまちだし、
ママと赤ちゃんの個性も影響するし、
必ずしもうまくいかないことは
多々ありますからね♪

今回は、完ミでもええやん♪
楽しく子育てしましょうね〜。

で、もしも次の機会があれば
やり方次第でおっぱい量は増やせるので
リベンジしてみましょうー^ ^