ねーねー!
沖縄の方言は
内地とは異なる歴史を歩んできたこともあり
とっても個性的。
いや、個性を通り越して
地元の年配者同士の会話は
もはや日本語部外品です。(笑)
とはいえ、
通常は沖縄出身の方々との会話も
普通にできます。
日常的によく出てくる
「ねーねー」「にーにー」というコトバ。
お姉ちゃん=ねーねー
お兄ちゃん=にーにー
だというのは理解できるんですけど、
それだけじゃなく!
沖縄では知らない人に声をかけるときにも
親しみをこめて
「にーにー」「ねーねー」と呼んだりします。
大阪なら、ゴリゴリの下町商店街で
「ねぇちゃんねぇちゃん、
キャベツ安いでぇ〜買ってぇな!」
見知らぬ八百屋のおっちゃんに
「ねぇちゃん」と呼ばれることがある・・・
アレと同じ感じですかね。(^◇^;)
先日、
建築中の助産院ばぶばぶの隣に住んでいる
おじちゃんに、
ねーねーとこ、でーじ建ってきたね〜?
(あなたのところ、ずいぶん建ってきたね!)
と声をかけられました。(^◇^;)
隣に住んでる「にーにー」は
どうやら、いいんちゅ(いい人)そうで安心しています。^ ^
第12子、ねねちゃん。
保育園の連絡帳に
『「ねーねー!」と呼ぶと
ねねちゃんも嬉しそうにするんですけど
他の園児さんたち、そして先生たちも
みんなが振り向くんですよ。
沖縄ではお姉さんのこと
「ねーねー」っていうので、ついこの名前には
多くの女子たちが反応してしまいます』
と書かれていました・・・。
ガーン・・・( ̄◇ ̄;)
沖縄での子どもの名付けとして、
「ねね」はもしかしてわたし
やらかしました???
ねねちゃんが生まれたとき
沖縄に移住してまだ半年しか経っていなかったので
うちなーぐちに馴染んでなかったんですよ。(言い訳)
ねねっていう名前が、
沖縄ならではのそういう誤解を生むだなんて、
あのとき、想像力が足りんかったです。
スーパーなどで
小さな子どもの「ママー!」と呼ぶ声が耳に入ると
実生活で〝ママ〟である女性たちが一斉に
わたしのこと?
と反応してしまうのに近いのかな。
ねねちゃんは、
日常的にあっちこっちから
「ねーねー!」と聞こえてきて
え?わたし??
無駄に振り向くことの多い人生に
なるのでしょうね。(^◇^;)
沖縄は基本的にみんなファーストネームで
呼び合います。
で、やたら語尾を伸ばす呼び方をします。
せかせか秒単位で動いていた大阪時代と比べて
人の名前を呼ぶだけで1.5倍の時間を
費やすようなノリです。
ゆったりした時間の流れが
こんなところにも現れているようで
ほっこりします。
ここちゃんは、こーこー
ななちゃんは、なーなー
ふうたくんは、ふーたー
ののちゃんは、のーのー
ちなみに赤ちゃんは、
「ぼーぼー」って言います。笑
大阪に住んでたとき
チャンプルーに使うのは
「ゴーヤ」(止め!)
って思ってたけど
正しくは
「ゴーヤー」(伸ばす!)
です。
語尾、伸ばします!
ただし、学校の先生のお名前を呼ぶときは
語尾は伸ばしません。
たかし先生、みな先生、しょうこ先生、めぐみ先生
一応、それが礼儀ってことなのかな。(笑)
それでも、先生さえ
ファーストネームで呼ぶなんて
幼稚園じゃあるまいし・・・
と内地の人間にとっては衝撃なんですが、
同じ苗字の人があまりにも多すぎて
苗字で呼び合うと、誰のことか特定できず
頭がこんがらがる!
いやほんと、
助産院ばぶばぶに来られるママたちも
比嘉さんだらけ。
金城さんだらけ。
わたしは名前を覚えるの得意なんですが、
どの比嘉さんだっけ?
どの金城さん?
だいぶ混乱・・・。
特技活かせずガッカリです。
で、気づけばわたしも
下の名前で呼ぶのが当たり前に
なっていました。
ちなみに沖縄ではお酒を注ぐとき
「とーとー」と言うらしいです。
お酒を飲むような場所に行かないので
聞きかじりですけど。
ねねのお姉ちゃんは、とと。
お酒が飲める年齢になったら
思わぬところで自分の名前を聞く
人生が待っているのでしょうね。
でもまぁ、いまさらだわー。
そんなん知らんかったんやもん。
てーげー、ちばりよ!
(そこそこにがんばれ!)
とーとー!
ねーねー!