ウエストニッパー?骨盤ベルト?
退院と同時に
ばぶばぶに来院されたママが
がっつりおなかに
ウエストニッパーを巻いて来られました。
産んだあとのおなか
まだ妊娠8ヶ月ぐらいの大きさで
タルンタルンだから〜
締めないと!!
と、ママはおっしゃいました。
今から15年前は
産後すぐのウエストニッパーは常識でした。
何の疑問もなく、当たり前に
産後はすぐにたるんだ子宮をぎゅっと締めるよう
指導されていました。
だけど最近では、ウエストニッパーは使わない
産院が増えましたね。
15年で医学の常識は大きく
変化したんだなぁと感心します。
産後、母乳育児をすれば自然にダイエットになって
産後太りを解消できるというウワサを聞きつけて
期待していたのに、
母乳をあげているのに太ってしまった!
なんでやねんーーーっっ!
と嘆いておられるママにも
よく遭遇します。
いやホント、
最近そんなママが少なくないです。
逆に授乳中に美しく痩せるんじゃなく、
やつれて体調を崩してばかりになるママも多いです。
原因は、育児ストレスや食生活の乱れはもちろんのこと、
隠れた原因としては骨盤がきちんと閉じていない
ということがあるんです。
体型戻しをしたいのなら、
産後1か月までのウエストニッパーは
危険だと思います。
締める位置は、おなかではなく骨盤です。
最低でも産後1ヵ月まではしっかり骨盤収縮を助けてあげる意味で
ニッパーではなく骨盤ベルトをおすすめします。
骨盤は、人間の身体にとっていわば土台にあたります。
そこがズレたままだと、
どういう障害が現れてくるでしょうか。
女性の骨盤は、受胎し、出産するためにいったん拡がり、
出産の時に最大に拡がって、8時間ごとに左右交互に縮みます。
これが完全に縮み、元に戻るのに7〜10週間を要します。
骨盤は肩甲骨や後頭骨にも連動しているので、
出産後は目の焦点がぼやけたり、頭がボ〜っとして
集中力がなくなったりするんですね。
腰を使うスポーツ選手も
目の悪い人が多いのも骨盤酷使のためなんですよ。
身体の土台である骨盤が産後にきっちり整えば、
今までの持病が治ったり、
生理痛が軽くなったりもするんです。
出産は、ちまたにある体質改善法など
足元にも及ばない素晴らしい好機と言えると思います。
骨盤が揃わないうちに起き上がって無理をしたり、
骨盤ではなく、ウエストを締めるなど
ベルトの装着位置を間違うと、
片方だけが縮んだアンバランスな状態のまま
骨盤が固定されてしまいます。
これが産後の不調につながります。
腰痛、膣の緩み、いわゆる「血の道」と呼ばれる症状や、
子宮筋腫などもできやすくなると言われています。
生理のときにも、骨盤はわずかに緩みます。
先にも書いたように、
骨盤は背骨、後頭骨などと連動しているから、
この開閉がスムーズにいかないとき、
うまく連動が行われないときに
腰痛や頭痛、下腹痛といった生理痛を起こします。
つまり、身体は働きの悪い箇所に痛みや不快感を持つことで
そこに身体の意識を集め、働きを高めようとしているんだって。
産後に具合が悪くなっちゃった人は、
次の出産予定があったら、
是非それを機に体質改善を試みましょうね。
骨盤ベルトを上手に使って、産後は無理をしないこと。
みんな赤ちゃんを産んで
キレイに若返りましょうね!!
わたしは現在産後5か月。
骨盤はそろそろ閉じて固まったんじゃないかと思いますが
うーーーん。
なんだろう、このお肉。
骨盤が戻りきれていないのか
はたまた単なる不摂生か
それとも年齢のせいなのか。
うーーーん。
とりあえず毎日スクワットがんばるぞー!!