HISAKOブログHISAKOブログ
2021.12.02

個人産院、大病院、助産院。HISAKO12回の産む場所選びの決め手

第1子〜第7子まで個人のクリニック(3カ所)
第8子、助産院
第9子、個人クリニック(4カ所目)
第10子〜第11子、総合病院
第12子、周産期医療センター(最高峰の大病院)

で、産みました。

出産する場所を選んだ決め手。

第1子(当時24歳)は
実家近くの個人クリニックの院長が
たまたまわたしがそのとき勤務していた
産院院長の後輩だったという繋がりで
人間関係重視で決定。

第2子(当時25歳)は
上の子がまだ1歳3ヶ月だったので
自宅近くで自分の出産に対する希望(バースプラン)を
可能な限り叶えてくれるクリニックを選びました。

退院したら年子育児が待っている!
だったらせめて入院中はゆっくり癒される
環境を希望!

入院生活の快適さも重視しました。

若かったわたし。
何か問題が起きたら・・・?
という想定は頭の中になかったな〜(^◇^;)

第3子(27歳)から第7子(34歳)まで。
お産に対する姿勢や、
患者さんへの優しさ溢れる心配りなど
尊敬できる産科医との出会いがあり
彼に赤ちゃんを取り上げてもらいたい!
その思いが最優先事項。
追っかけ状態で(笑)産院を選びました。

先生の人間性に惚れ込んでいたため、
その極意やその信念にもっと触れたい!

彼の下す医学的判断、
彼に関わってもらうお産なら
どんな経過になっても自分は絶対
前向きに受け止められるはず。

出産はゴールではなく
スタートであり
出産体験を前向きに捉えられてこそ
子育てもポジティブに自信を持って
進められるのだということが
第3子あたりから確信していたので

産院選びの決め手は

・主治医との信頼関係!

連続して5人の子どもたちを
彼に取り上げてもらいました。

そして迎えた第8子(36歳)。
ちょうど妊娠発覚の頃に
その先生が分娩を取り扱わない
レディースクリニックを開業され
勤務していた産院を退職されました。

なんやてー?
お産取らへんの?
えー!どーすんのー!

先生がいなくなっても
慣れ親しんだ産院だし、
とくに不満もなく他の先生たちもいい人ばかりだし、
産後入院のごはんも豪華で美味しいし
エステもついてるし、
全然よかったんですけど

お世話になっている先輩助産師さんが
ちょうど助産院開業されたタイミング
だったこと、

・一度は病院とは違う
家庭的な助産院でのアクティブバースを
経験してみたい。
・お布団の上で産んでみたい。

ずっとくすぶっていた気持ちに火がついて
その助産院での
第一号産婦になることに決めました。

何か少しでも正常から逸脱することが
起これば助産院での出産は
叶いません。

医療介入ができないからこそ
徹底した自己管理を意識し
おなかの赤ちゃんに向き合った妊婦生活と
出産体験で
今まで経験したことのない達成感が
ありました。

あわよくば、
第9子も同じ助産院で・・と思って
打診してみましたが

38歳。第9子っていうのは
ハイリスクです。

母体年齢はさておき、
問題は多産すぎること。

第8子だって、引き受けるかどうか
迷ったぐらいなのに
子宮筋が疲労している第9子のお産は
分娩時出血などの問題が起こるリスクが
さらに深刻。

怖いから嫌だ!
もしもの場合を考えて病院で産んだほうがいい!

と断られました。(^◇^;)

助産院で出産する場合
感染症などの検査や超音波検査など
助産院では不可能な検査のときだけ
提携クリニックで妊婦健診を受けます。

・帝王切開率が低い。
・勤務助産師の定着率がいい。
(=スタッフに優しい優良産院である)
・院長の分娩介助が丁寧で縫合が上手い!
・院長のお産への考え方や価値観が
妊婦の心に寄り添う視点重視である。
・スタッフ間の連携、チーム力が高い。
・社員教育が行き届いている。

立場上、
そういう裏情報も取れていたので(笑)
安心感がありました。

これらの情報は、
産む人のことを第一に考えた優良医療を提供できる
産院だということを示すものばかりです。

第9子は助産院を諦め、
提携クリニックで産むことに。

さて第10子。

第9子の産院もアリだったんですが
個人クリニックだという点が
妙に引っ掛かりました。

40歳という年齢。
さらに10回目ですから、
さまざまなリスクについては
前回よりさらに慎重にならなければいけません。

結局なんだかんだ言って
今まで何もなかったから大丈夫よね、
という過信と油断が、
思わぬ事態を引き起こすんです。

総合病院で勤務こそしていましたが、
出産経験はなかったので
区切りで(なんのやねん)経験しておこうと
思いました。

・何かあっても輸血対応可能。
・手術切り替えスムーズでタイムロスがない。
・産科救急あり。
・麻酔医常在。
・NICU完備、各科のDr.が揃っている。

ただ・・・
ごはんは超絶まずくて質素な病院食。

ですがそれは同時に
産後すぐのおっぱいにとっては
計算された最高の食事ですから!

スタッフの人数が多すぎて
信頼関係が築きにくい。

ですがそれは同時に
マンパワーに不足なしって
ことですから!

総合病院ならでは。
外来では採血室やら検尿室やら
いちいち産婦人科から移動しなくちゃ
いけません。

薬ひとつ処方してもらうのにも
会計ひとつとっても
長蛇の列で疲れる・・・

個人クリニックだと
妊婦をハッピーにさせるサービス視点の
超音波エコー検査が妊婦健診のたびに
ありますが、

総合病院は合理主義。
淡々とした妊婦健診。

また、個人クリニックはずいぶん前から
開始していた無痛分娩を
総合病院がようやく取り入れたと
チラシが貼ってあって、

今頃か〜い!

と、心の中でツッコミ入れたのを
憶えています。

それぞれにデメリットはありますが
メリットもあります。

ポイントは、
今の自分にとって、
何が最重要かですよね。

第10子分娩直後、恐れていた弛緩出血。
死にかけました・・・。
総合病院を選んでおいて本当によかった。
命拾いしました。

懲りずに第11子。
42歳。超高齢妊娠。
もう迷うことなく大きな病院を選びました。

20代の頃のように

・ごはん豪華で美味しい♡
・お祝い膳つき♡
・施設が新しくてオシャレ♡
・エステつき♡
・ベッドがフカフカ♡
・個室がいい♡
・先生スタッフ優しい♡
・家族の分娩立ち合いが可能♡
・自然に産みたい♡

そういう薄っぺらい次元では
産院を選ばなく(選べなく)
なりました。

幸い、大きなトラブルなく
第11子は無事に生まれましたが

大切なのはひたすら

・何か起きたときの緊急対応が円滑に行われる
高度医療の大病院!!
・必要時の医療介入大歓迎!
・それ以外は何も求めません!

産院選びの決め手
昔の自分とは大きく変わっていました。

そして最後、第12子。
46歳!

当然のごとく
なんにも迷わず大病院ですよね〜(^◇^;)

最初で最後の(?)予定帝王切開となり
地域での最高峰の高度周産期医療を
目の当たりに経験をさせてもらい

無事に生まれてくること。

それがどんなにすごいことなのか。
産院に求める最終目的は
これに尽きる、と思いました。

改めて妊娠出産は、
いつなんどき何が起きても
不思議はないことを痛感した第12子でした。

個人クリニックには
個人クリニックのよさがあり、
大病院には大病院のよさがあります。

わたしの産院選びの決め手が
どんどん変化していったように
自分にとって一番大事にしたいこと、
大切にすべきことは何なのか。

それをよく考えて
あなたに適した出産場所を
選んでもらうといいかなと思います。

関連動画

【新登場】よりお得に、大容量になった「新マシュマロ」を大発表するで〜!
一覧に戻る

人気記事

2023.03.06

お菓子のレイ

2021.04.15

あれ?抜けないぞ?

2021.06.04

母乳育児は痩せるのか?

2019.09.27

げっぷは「出させるもの」じゃないんだよ

2023.01.26

インスタグラムに挑戦!