暗くなるのが早いと
夏のはじまりには
19時になっても外はまだ明るかったのに
季節の移り変わりとともに
暗くなってくる時間が
どんどん早くなってきました。
今はもう、17時を過ぎると辺りは薄暗くて
ばぶばぶの日本庭園や
エントランスの緑とお花いっぱいの小径は
ライトアップされ、幻想的な姿を現します。
昼間のばぶばぶ
色とりどりのお花や緑が秋の風にさわさわと揺れ
とても爽やかです。
そして日暮れのばぶばぶも情緒があって
本当に素敵です。
ただ、なんとなく・・・
もの寂しい気分になります。
たくさんのママたちが出入りする時間帯は
明るい気分になり元気に過ごせるけど
夕方が近づくにつれ
まれに来院予約の隙間ができて
わたし一人っきりポツンとする時間があったりした日にゃ
どよ〜〜〜ん・・・となります。
わたしは片道1時間15分の
車通勤をしていて
夏は家にたどり着くまで明るかったし、
帰ったあとも小さい子どもたちと
ひとしきり大自然の中を走り回って遊ぶゆとりが
ありました。
でも10月になって
最後の来院ママが帰宅される時点で
もう外は真っ暗〜〜な日も
増えてきました。
暗い夜道を一人で運転して帰る時間は
仕事モードのテンションをOFFに落とすための
必要不可欠の時間でもあり、
どよ〜〜ん倍増の時間でもあり
これから寒さが加わってきたら
さらに
どよよよよ〜〜〜〜〜〜〜〜ん
となりそうです。
ばぶばぶを出発してしばらく、
都会の道は夜でも交通量が多く
人もたくさん歩いているけど
わたしが帰るのは
いなかの自宅なんです。
帰路の途中から、
気づけば街灯も信号もほとんどなくなり
ただ真っ暗な道の左右にうっそうとした木々が
ザワザワザワ〜・・・
冷たい北風に大きく揺れるシルエットが
ちょっと怖かったりします。
夏はおひさまの光がサンサンと降り注ぎます。
日焼けがよくないとか、紫外線は毒、とかいうけれど
太陽は体内時計をリセットしてくれて
太陽はわたしたちが生きていくために
必要不可欠なものです。
太陽の光を浴びると
脳内に幸せホルモンが分泌されます。
すると心が安定してポジティブになり
免疫力も上がって元気!!
確かに、南国、ラテンの人たちって
気質的に陽気ですよね。
秋になると
健康的な生命活動を維持するのに必要な
太陽の光の量が少なくなります。
すると睡眠のリズムが狂ったり、
自律神経がうまく働かなくなって
大げさにいうならば「生命の衰弱」!
それで
寂しくなったり、心細くなったりするのではないかと
言われています。
真冬になれば今よりもっと太陽光は減ることになるから
もっと、どよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
なのかと思いきや、
夏から秋の
日の当たる時間の長さの落差が激しい時期のほうが
どよ〜〜んを呼び起こされる人が多いそうです。
秋特有の寂しさは
四季のある国特有のもの。
夏から秋へのあまりの激変に身体と心がついて
いけないということですね。
ばぶばぶでは、
日本庭園の紅葉が微妙に色づき始めました。
夏に生い茂っていた緑の木々が、
少しずつ紅くなり枯れていく様子も
美しく趣がある反面、
どよ〜〜〜んを誘発する材料になっている気もします。
日の当たる時間が短くなることなど
自分ではどうすることもできない外的要因だし、
本能的な部分もあるわけだから
いっそのこと、
そんな寂しい秋、
この気持ちをなんとか解決しようと抵抗するより
寂しさにどっぷり心酔しちゃうのも
ひとつの方法かもしれません。
どよ〜〜〜んという気持ちを味わう。
それも秋の醍醐味ですね!
さぁ今日も
わたしは真っ暗闇の夜道を
いなかに向かって帰ります。
いとをかし。