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2016.03.12

産めば産むほど張りません

産後2日目〜3日目。
ようやくおっぱいが授乳に向けて動き始めます。
立ち上がりゆっくりめのママなら
ちょうど退院の頃、
おっぱいがパンパンに張ってきます。

まるで中に岩でも入っているかと思うほど
鉄のお椀が入っているみたいにガチガチに硬くなって
大きさも3倍ぐらいに膨れ上がり
痛みと熱感をともない始めます。

何がどうなっているのか?!
前代未聞、見たこともない自分のおっぱいの激変に
ママたちは

「たすけてぇぇ〜〜〜〜〜!」

になります。

とくに初めての出産後
このような状態になる傾向は強いです。

でも、産後すぐは張っているわりに
母乳は出ないんですよね。
そして痛みはどんどん増すばかり。

医学的には、このような状態を
「乳房うっ積」と言い、
産後間もないママたちを困らせる
おっぱいトラブルの代表選手です。

母乳を作るための血液が
おっぱいに一気に集まりすぎた状態が
「うっ積」で、張りの中身は母乳ではなく
その前段階の血液だから、
赤ちゃんに吸わせても、自分で搾っても
張っているわりに母乳は出ないのが特徴です。

うっ積の時期をようやく乗り越えると
今度は「乳房うっ帯」がやってきます。
ようやく集まった血液を利用して
乳腺内で母乳が生成されますが
母体も初めてのことで、
どれだけ母乳を作ればいいのかわからないんです。

わからないからとりあえず
「多すぎて困ることはないやろ!」
とばかりに
がむしゃらに母乳を作りまくる!!

結果、作りすぎて
乳汁過多状態に・・・。

多すぎて困ることは
多々あるんですけどね〜。( ̄▽ ̄)

初産では母乳の分泌量と赤ちゃんの需要量が
ぴったり合い始めるには、
平均して4ヶ月ぐらいかかるのが通常ですが
経産婦さんは当てはまりません。

不思議だけど
おっぱいの張り方は産めば産むほどに
軽くなっていきます。
2人目、3人目、4人目・・・
おっぱいはどんどん張らなくなっていくんです。

母乳育児2度目、3度目でも
前回のようにおっぱいが張らないと
「足りていないんじゃ?」と
不安になることもあると思いますが、

経産婦さんのおっぱいは
無駄に張らないけど、赤ちゃんが吸うと
必要量だけがその場で生産されて分泌されるという
とても燃費のいいおっぱいに
早期に変化する傾向があるので大丈夫です。
母体には、ちゃんと学習能力があるんだなぁと
感心します。

だから、1人目でおっぱいトラブルを
繰り返していたママも、
2人目、3人目ではトラブルなく順調なおっぱいライフを
送れたりすることも多いです。
どうか希望を持ってくださいね!

経産婦さんのおっぱいがあまり張らないのには
もうひとつ理由があります。

産後だからといって安静にできないよね・・・・。
どうしても上の子主体で動かざるを得なかったり、
産んですぐからやっぱり無理してるもんー。

里帰りで家事全部してもらって、
赤ちゃんのことだけしていればいい1人目とは
状況はかなり違います。
2人目、3人目は産んだ直後からママは大忙し。
なるべく休もうと意識したところで
おっぱいが張っている暇もないのでしょうね。
経産婦さん、本当におつかれさまです!

先日、ばぶばぶ来院された5人目を出産された
ママがおっしゃいました。

「やっぱりわたしが高齢だから
おっぱい張らないのでしょうか・・・
以前の子のときはもっと張ったのに」

いえいえ、歳のせいではないですよ♪
たとえ20代のママでも3人目出産だとすると
おっぱいは張りません。

わたしは10人産みましたが
6人目以降など、見事に張りませんでした。

張らないっていうか、
ヘロヘロ〜〜。

こんなんでほんまに母乳出るんかな?というぐらい
頼りないとほほなおっぱいのまま
今に至ります。

もーーー
えーねん!(T ^ T)

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