『今さら聞けない大人のための性教育』セミナー報告
今日は助産院ばぶばぶ2Fにて
第二回HISAKOセミナーを開催しました。
今回のテーマは
『今さら聞けない大人のための性教育』
「性教育」ってコトバ。
それだけでわたしたちは防御体制に入ってしまいがちですが、
本来は「性」は、いやらしいものでも、
タブー視するものでもありません。
大人になっても案外知らないことって多いものです。
知らないままに結婚して
知らないままになんとなく妊娠して
ママになった人も珍しくありません。
「女性」という「性」は
知れば知るほど神秘的。
そんな「性」に生まれてきたこと、
わたしは誇りに思っていて、
「性」に向き合うことは
自分自身を肯定的にとらえ
そしてありのままを愛することのできる
源となる偉大な力だと思っています。
「わたしってすごい存在なんだ!」
「わたしってかなり素敵だ!」
多くの女性たちに気づいてほしいんです。
そんな想いでセミナーをさせて
いただいています。
春の明るい日差しがサンサンと降り注ぐ
爽やかな午前10時。
しょっぱなから、HISAKOより
参加者のママたちへ、とんでもない質問が
投げつけられました。
「みなさん、
マスターベーションしてますか?
え?してへんの?
なんでせーへんの?」
会場中ドン引きーーー。( ̄▽ ̄)
・・・そりゃそう。
ですかね。
どんなセミナーやねん!
通報に値する!(怒)
って
思われてしまったでしょうか。(ー ー;)
いいえ、わたしは大真面目です。
一生付き合っていく「性」です。
わたしたちは、生まれて死ぬまで
「女性」であり続けるのですから。
「性」を知ることは
「自分」を知ること。
カラダの仕組み、ココロの仕組み。
身近にある「自然」ーーー。
わたしたち女性の身体は
大自然の一部です。
月は古くから、
女性の象徴であるといわれてきました。
月の満ち欠けのサイクルと
女性の身体のサイクルには
共通することがたくさんあります。
基礎体温は、習慣化することで
どんな効果があるの?
そこからどんなことがわかるの?
いつが妊娠しやすい時期?
排卵日って?
低温期って?
高温期って?
性周期に合わせて
わたしたちの身体は
どんな変化を遂げているんだろう?
妊娠しやすいセックスって?
オーガズム(イク)と
妊娠率には関係があること。
女性とマスターベーション。
マスターベーションは、女性を女性らしく
そしてそれが妊娠率にも寿命にも
健康にも若さにも大きく影響をもたらすこと。
このあたりの話は
どうしてもアダルト視点になりがちなのでしょうが、
HISAKOセミナーは違います。
医学的科学的な側面、道徳的視点から
ズバズバと斬り込んでいきました。
世の中、お偉い有識者の先生たちが
さまざまな講演会をされていますが、
なんだかね〜〜・・・
もちろん正しい知識、正しい思考を
美しくまとめた話を聞く機会も
あっていいと思います。
道徳的モラルからも
そのような講演会は意義のあることだと思います。
でもね〜・・・
キレイにまとまりすぎてて
おもしろくない・・・っていうか、
「ちゃんとしないといけない」って
必要以上に襟を正す気持ちになるっていうか、
頭の中が融通の利かない思考回路に支配される
っていうか・・・
(いや、それは大切なことなんですけど)
正直、疲れちゃう。
わたし自身がそんなユルい思考の持ち主だから
結果として、HISAKOセミナーはかなり独創的です。
ばぶばぶ以外では、まず聞けない濃い内容だと思います。
こんな斬新な、
こんな突拍子もないセミナーでいいんだろうか?
頭をよぎったことも過去にはありましたが、
今日の参加者さんたちが身を乗り出して
目をキラキラ輝かせて聞いておられるのを見て、
わたしはわたしの方法で伝えたいことを伝えていこう!
それがちょっとぐらい
世間の常識的方法と違ってもいい!
って思いました。^ ^
どうせわたし、変人やし。
今さらフツーじゃなくても、ま、いっか。(笑)
避妊にはどんな種類があって、
どれぐらいの効果があるんだろう?
男女の性欲の違い。
パパって何を考えているんだろう?
射精したい本能とは
いったいどういう感じなんだろうか?
産後のセックスレス。
これはもう、多くのママたちが
抱えておられるとても身近な問題ですが、
パパとママがいつまでも仲良くあることで
家庭内が明るく楽しいおおらかな育児へと
つながっていくのです。
自分の思っていることは、
きちんと言葉にしてパートナーに伝えなければ
すれ違うことが多々ある!
それが重なって重なって・・・
やがては修復できないレベルのズレを生じてしまうことに
なりかねない・・・。
これは、わたし自身の経験から
断言できることでもあります。
セックス以外の
パートナーとのコミュニケーションの時間を
1日にほんの少しでも意識的に作る、ということは
ぜひみなさんにも実践していただきたいことです。
お互いを認め合い、寄り添うこと、
「ありがとう」「おつかれさま」
感謝の言葉が、相手の心を動かすのです。
だって、自分も、パートナーも
『心』のある人間なんだから。
「言わなくてもわかるでしょ」は
存在しません。
わかってるけどつい、パートナーに
「なんでわたしの気持ちがわからないの!」
と詰め寄ってしまいがち。
相手を思いやる気持ちに欠けた
自分本意な自分に気づいたときは
ちょっと深呼吸をして
感謝の気持ちを思い出してみましょうね。
話を進めていくうちに
最初はドン引きだったママたちの表情が
どんどん変化していくのを感じました。
途中からはきわどい質問もバンバン!!
途切れることなく出始めて
盛り上がりに盛り上がって時間延長〜〜〜
と、なりました。
こういう話って、日本人はとくに
本当に苦手です。
実は神秘に満ち溢れた素晴らしいことばかりなのに。
自ら予防線を張るなんて、もったいないことです。
参加者のみなさま
おつかれさまでした!
わたしは、助産師として
そして一女性として、
素敵な「性」に
たくさんの女性たちが気づき、
まっすぐに向き合ってほしいと強く思っています。
ありがとうございました。