妊婦は温泉入っていいの?
ばぶばぶでは、よく妊婦さんから
「温泉旅行に行ってもいいですか?」
というご質問を受けます。
温泉にはいろいろな泉質がありますよね。
単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、
二酸化炭素泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉・・・
などなど。
医学的には
どの泉質であっても温泉の成分がおなかの赤ちゃんに
影響を与えることはないとされていることから
2014年に環境省によって妊婦は
「温泉入浴の禁忌」から除外されました。
でもいまだに、
多くの温泉やスーパー銭湯の注意書きには
「妊娠初期と末期は入浴禁忌」と
記されています。
なぜでしょうか。
それは
泉質的には入っても問題はないけど、
だからといって「安全」とは
言えないからです。
ホルモンバランスが急激に変化することで
体調が不安定な初期妊婦さんや
大きなおなかの後期妊婦さんは
転んだり、のぼせたり、
気分が悪くなったり、貧血を起こしたり、
普通の人に比べて、さまざまなリスクを伴います。
「できれば妊婦は来ないで欲しいなぁ〜」
「可能なら妊婦は避けたいなぁ〜」
「見てるほうがハラハラするんだよなぁ〜」
と思うのが
お店側の正直な気持ちかもしれないですね。
何かあったとき、責任を問われても
めんどうだしね。
と、いう
温泉視点の本音がわかっているにも関わらず
臨月妊婦、
連日、スーパー温泉に通い詰めています。(^ ^)
しっかり身体を温め
肉体的、精神的に脱力、
リラックスモードに切り替えてあげることで
スムーズなお産に誘導されるはず。
自分をゆっくりいたわる時間は、
普段の生活の中ではほぼ皆無、
いつも全力疾走なので、
数日間の産前休業中は
意識して「わたし」をいたわる時間を作ろうと
思っています。
あえて意識しないとできないってところが
辛いところです・・・
常に動いてないと落ち着かない、
止まったら死ぬタイプ。(笑)
いいんだか、悪いんだか・・・。
さて、スーパー温泉。
3箇所ぐらい、行ってみましたが、
案の定、どこもお約束のごとく「妊婦禁忌」と
看板にはデカデカと書いてありました。
いつ出産が始まってもおかしくない
巨大なおなか周りは1m超です。
今、破水するかもしれないし、
今、陣痛が始まるかもしれないけど。
まぁ、そのときはそのときだ 〜 ←アバウト
滑ったり、蹴つまずいて転ばないように
温泉に迷惑がかからないように
細心の注意をしながら
そろそろと移動。
たくさんのお客さんが来ていらっしゃいますが、
今にもはちきれそうなおなかは注目の的です。
そして、「これでもか!」ってほど
大阪のおばちゃんたちに声をかけられまくります。
妊娠中の温泉入浴はなるべく半身浴で、
お湯は熱すぎない浴槽を選びましょう。
身体を温めると血流がよくなり
妊婦さんにとっては効果大ですが、
妊娠中は血圧変動が大きく
ホルモンバランスも変わるために
通常の状態より心臓への負担も大きくなります。
くれぐれも気をつけて
楽しみましょうね!
小さな赤ちゃん連れのママも
妊婦に準ずる、です。
だっこして移動して
赤ちゃん抱えたまま転倒するようなことが
ないように。
日本人ならではの楽しみ、温泉。
妊娠中も子連れでも
上手に楽しんでくださいね〜(^ ^)