霜柱
今シーズンは
クリスマスもお正月も
めっちゃ暖かかったですが
今日からはグンと冷え込むそうです。
冬は冬らしく!
凛とした冷え込みがあってこそ!
(寒いけど・・・(T ^ T)
なので、どんだけ寒くなるのか
ちょっと楽しみー。
雪のひとつでも拝めるかな??
寒くて晴れた冬の朝、
自宅の窓から見える木の葉、畑の作物には
霜が降ります。
早朝の畑では、
キャベツもブロッコリーもサニーレタスも大根も、
キラキラと輝く氷の結晶に包まれて
宝石みたいでめっちゃ綺麗です!
こんな朝は、車も凍ってるし、
外に干していた洗濯物もカチンコチンになっていて
生活視点からいうと「困ったな〜」なんですが、
この美しさは天からの祝福と言わずして
なんと言うのでしょうか!
霜は、昼間に空気中に含まれていた水蒸気が
夜になって気温が低下、
3℃以下になると氷の結晶となり、
地面や植物などの表面に付着して作られます。
さらに気温が氷点下になると地表面の水分が凍ります。
土の中は暖かいので、中にある水分は
毛細管現象によって地表面に引き寄せられます。
毛細管現象ってなんやねん?
「細い管状物体の内側の液体が
管の中を上昇する物理現象」
あかん・・・。
物理は苦手。
調べてみたけど、なんのことやら
さっぱりわかりません。(^^;;
植物は根っこから水分や養分を吸い上げて
全身に運びます。
水たまりにタオルをつけると水がタオルに吸われます。
こういうのが毛細管現象?
まぁだいたい合ってるでしょうか。(微妙か・・・)
とにかく!
土の中の水分が毛細管現象により地表に上昇しながら
氷になり、表面の氷を押し上げていきます。
これが繰り返されて作られるのが霜柱です。
霜は、空気中の水蒸気が凍ったもの。
霜柱は、土の中の水分が凍ったもの。
両者、作られるメカニズムは
ちょっと違うんですね。
子どものころ、
小学校の集団登校の集合場所が公園でした。
冬の朝はいつも、
友達と土にできた霜柱を探しては、
踏んづけて遊んでいました。
ザクザクっという感触が快感〜。
ちょっと溶けてきてる霜柱は、サクっ!
まだ凍っている霜柱は、ザクっ!
がっつり凍っているものは少々踏んでもビクともせず、
霜柱の状態によって
いろんな感触が楽しめます。
同じ霜柱でもみんな違う。
わたしたち「人」も同じですね。
違うからこそ“どんな感じかな?“って知りたくなる。
そして、自分の想像と違った反応が
相手から返ってくると“おおー!“って感動〜!
それが人間心理ですよね。
だから、霜柱は
見つけちゃったら踏まずにはいられません!
いろんな人たち、
出会ったときには
喋ってみずにはいられません!
子どもたちもそう。
同じシュチュエーションでも
返ってくる反応は本当にさまざまです。
サクっ!
ザクザクっ!
ビクともしない!
踏んづけたときに
(子どもは決して踏んだからアカンですよ、
あくまで例えですからー!)
いろんなパターンがあって
どの感触も
「ええなぁ〜〜〜」ニンマリしてしまいます。
溶けかけの子ども。
凍ってる子ども。
がっつり凍りすぎの子ども。
いろんな子がいてオモロイな〜(^ ^)
山の匂い。
鳥の声。
山が好き!
自然が好き!
温度の変化を直接肌で感じることのできる田舎暮らし。
畑は季節を楽しめる宝庫です。
それにしても霜柱って不思議。
地中の水分が柱状に凍るわけだけど、
なんであんなにみんな必死になって
一心不乱に迷うことなく
一直線に上を向くんだろうか?!
神秘的でキラキラ綺麗だし、
踏めばめっちゃ楽しい霜柱ですが
農作物の根を浮き上がらせ、
そこに乾燥と寒さが加わると
作物は枯れてしまうこともあって
実はやっかい者だったりもするらしい・・・。
でも、ときには上にのっかっている大きな石ごと
持ち上げたりするんですよ!
すごくないですか?
このパワーを
わたしも見習わなあかんなぁ〜〜。
ばぶばぶのある大阪阿倍野は、
道路ばっかりでコンクリートなので、
一歩一歩感触が違うなんてことはまずないけど、
このコンクリートの下にも、実は土があるんやもんね。
今日も、霜柱の感触を味わえる
健康な足がある!
自分の身体がそこに存在しているありがたさと
静けさを味わえる、冬の畑。
極上の時間なのでありました〜^ ^