HISAKOブログHISAKOブログ
2017.03.22

オオイヌノフグリ

春になると、わが家の畑には
コバルトブルーの小さな花がたくさん咲きます。

オオイヌノフグリ。

昔、理科で習った記憶があるでしょうか。
秋に芽を出し、冬の間に地面に低く横に広がります。
葉っぱや茎に短い毛が生えていて
寒さから身を守っています。

2月ぐらいから花が咲き始め、
この季節には都会でも、
道ばたや空き地なんかに
必ずといっていいほど咲いてます。

自然界には、青いものって少ないので
とてもよく目立ちます。
オオイヌノフグリが咲き乱れている光景は
まるで宝石箱のよう。

明け方や夕方、日が落ちる時間に畑に入ると
花は閉じているけど
日が昇ると一気に咲き始めます。
ちゃんと太陽と連動して生きていることに感動します。
ああ、春だなぁ・・・
植物ってすごいなぁ・・・
暖かい気分になります。

わたしが春の野草たちに
心を奪われることになったキッカケが
オオイヌノフグリでした。

雑草だからって、バカにしちゃいけません!
よ〜く見てみたら
本当にキレイなんです!

雑草には花壇の花のような鮮やかさはないかもしれないけど
誰にも手助けされることなく根づき、
春になると一気に生命力を爆発させて
色とりどりの立派な花を咲かせます。
ほとばしる生命力に元気をもらえます。

小学生のときに習ったオオイヌノフグリを
改めて調べてみたところ

花言葉は、「忠実」「信頼」「清らか」

可憐で小さな青い花にピッタリです。

しかし・・・調べているうちに
とんでもない事実が発覚!!

オオイヌノフグリ。
名前の由来がかわいそうすぎました。

『ふぐり=陰のう』

犬のふぐり = 犬のキンタマ

・・・・まじか・・・(ー ー;)

オオイヌノフグリの実の形が
犬の陰のうに似てるから、と
偉い植物学者が名付けたそうです。

ならば

オオイヌノフグリ=大型犬のキンタマ?

それとも、
大きなキンタマの犬?

なんか・・・
解釈によって意味がビミョーに
変わってきますね(笑)

もともと日本にあった在来種のイヌノフグリは
もっと小さな紫色の花を咲かせます。
外来種であるオオイヌノフグリは
在来種イヌノフグリの大型。

なので決して、
『大型犬のキンタマ』

ではないし、

『大きなキンタマの犬』
でもなくて、

『大きなイヌノフグリ』が
オオイヌノフグリの正しい意味ですね(笑)

日本語って難しいー(^_^*)

しかし、
学術上の正式名称とはいえ、
事実をありのままに表しすぎじゃない?
可憐な花がちょっと気の毒・・・(^^;;

あまりにもひどい名前だからか
オオイヌノグリには『瑠璃唐草』という
別名があるそうです。

瑠璃色は少し紫の入った鮮やかな青。
唐草は、シロツメクサなどの
江戸時代の帰化植物の総称。

瑠璃色の唐草。

キレイな名前ですね〜。

でもわたし、やっぱり
犬のキンタマのほうが好きかもしれん(笑)

『大きなキンタマの犬』
『大きな犬のキンタマ』

ん?
どっちやろか?

そんな、しょーもないアホなことを
ひとりでグルグル考えてるほうが楽しいわ♪

オオイヌノフグリは、
「こんな名前恥ずかしいわっっ!」
などの感情にも惑わされず
今日も堂々と畑いっぱいに
咲き乱れています。

子どもたちに、名前の意味を教えてあげたら
大喜びしていました。

わが家の幼児たちは今朝も畑で

「ママー!
犬のキンタマいっぱいあるで〜!」

「犬のキンタマ、キレイやでなぁ〜!」

キンタマ、キンタマ
連呼しております(笑)

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