桃太郎の家来
大阪府最南部
わたしの自宅の周りは、大自然が広がっています。
昨日の夜
17歳の娘のバイトのお迎えに車を出し
彼女を待っていたら
野良犬に遭遇しました。
昔は野良犬ってそこらじゅうにいたけど
最近はすっかり見なくなりました。
久しぶりに見たな〜と思っていたら
今度はたぬき。
おおおおお〜〜〜〜〜かわいい。
きわめつけ、茶色の夏毛に包まれた野うさぎ。
車の横にたたずんで
しばらくその姿を楽しませてくれました。
自宅の周り、いろんな動物がいますが、
新緑の季節は朝から晩まで
さまざまな鳥の鳴き声に包まれます。
暑くもなく寒くもなく
とても過ごしやすい季節には
家の窓を開けっ放しにしていますが
先日、家の中にツバメが入ってきて
一周飛んで、また外に出ていくという
ハプニングがありました。
野鳥って
実はとってもキレイ!
都会ではスズメ、カラス、ハトぐらいしか
見ることがなかったけど、
田舎では、本当にさまざまな姿をした
野鳥たちが目の前に現れます。
どの子もあまりにも美しいので、
遭遇したその野鳥がいったい何者なのか、
子どもたちと調べます。
メジロ、ツバメ、ヒバリ、キジ、
オオルリ、ウグイス・・・
いつの間にやら
詳しくなりました〜。
なかでも、カワセミが
めっちゃきれい!
背中と羽は鮮やかな水色。
胸とおなかと目の周りは見事なオレンジ色。
宝石のヒスイは、カワセミの色に由来しているそうです。
それぐらい、キレイです!
『幸せの青い鳥』を
毎日見られるこの環境って
本当にぜいたくです。
それから、
美しい野鳥といえば、キジ。
田舎に引越してから
はじめて家の前をキジが悠々と歩いているのを
見たときには
息が止まるぐらい衝撃を受けました。
キジってご存知でしょうか?
日本の国鳥だそうです。
にわとりよりもうちょっと大きいカラダ。
目の周りは真っ赤。
頭と首は光沢のある鮮やかな蒼色。
胸からおなかにかけて
オスは濃い青緑色で
背中、翼から尻尾にかけて
褐色の斑がある濃い茶色と白のコントラスト。
尻尾は、身体と同じぐらい長く、
そのカラフルな美しい姿は
見飽きることがありません。
まるで小型のクジャクみたい。
オスは「ケーンケーン!」と
とても特徴のある声で鳴きます。
自宅にいると、
ウグイスの「ホ〜ホケキョ」は1分に1回。
キジの「ケーンケーン!」も
10分に1回ぐらいの頻度で
聞こえてきます。
癒されます〜。
キジは昔話の『桃太郎』にも出てきますよね。
なんで桃太郎は、犬、サル、キジの3匹を
連れて行ったんだろう?
鬼退治するなら、もっと強い動物を
連れて行けばいいのにー。
トラとかライオンとか。
犬やサルはまだ
馴染みのある動物だけど
キジっていうのは、いったい何?!
って、
わたしは子どものころ、
思っていました。
でも実は、
桃太郎が連れていくべき動物が
犬・サル・キジでなければいけない理由が
あったのです!
古来から十二支は
方角や時刻を表すのに使われています。
子(ネ)、丑(ウシ)、寅(トラ)、卯(ウ)、辰(タツ)・・・・・・
と続くわけですが、
申(サル)、酉(トリ)、戌(イヌ)は
繋がっています。
風水によると、
北東の位置「丑(ウシ)、寅(トラ)」の位置は
「鬼門」といわれ、
とても不吉な方角、時間とされているそうです。
その鬼門とされる方角の反対に
位置するのが
「申(サル)、酉(トリ)、戌(イヌ)」の3匹です。
なので
鬼門「鬼」を倒せるのは
「イヌ・サル・トリ」の3匹だったのですね!
ちなみに、丑(ウシ)、寅(トラ)の位置が
鬼門とされているので、
鬼はウシの角が生えてて、
トラのパンツをはいている。
ほぉ〜〜〜〜!
なるほどねー。
昔話も詳しく紐解いていったら
なかなか奥深いですね。
ひとつお勉強になりました。
うちの畑には
さきほどもキジのオスが美しい姿で
歩いていました。
自然界では草や木の実、昆虫、ネズミ、ヘビ、トカゲを
食べているキジだけど
きびだんごは果たして食べるのかどうか?!
今度子どもたちと
実験してみようと思います(笑)