わたし、かわいいねん♪
子育てサークルの
主宰をされているママから
「みんな、子どものことばかり
必死になっていて
自分のことは二の次。
自分を大切にできないママが
多いように思う」
というお話を聞かせてもらいました。
例えば、
子どもの食事に関して
ママは一生懸命
栄養を考えてがんばっているのに
自分のごはんは・・・?
驚くほど適当に済ませてしまっている。
子どもの病院に関しては
各科めちゃくちゃ詳しいのに、
自分の病院情報はほとんど知らない。
夜泣きの子ども
「この子は大丈夫でしょうか?」
子どものことばかり心配されるが
実はママの寝不足とストレスのほうが
ずっと心配。
母乳育児についても
赤ちゃんにとって
「足りているか?」は、気になるけど
肝心の自分のおっぱいのメンテナンスには無頓着。
など。
ほんとそのとおりだと思います。
HISAKOセミナーでは
「自己肯定感」という言葉が
しょっちゅう出てきます。
子どものことを大切に想うのであれば
子どものこと同等に
自分のことも大切にできるママであってほしい。
『自己肯定』というのは、
自分のいいところも悪いところも
そのすべてが『自分』であると
認めて受け止めることができるという意味です。
ありのままの自分に自信を持って
完璧な人間には到底届かない自分の
いいところを最大限に褒めてあげつつ
直すべきところは『否定』ではなく『受容』し、
かといって、そのまま放置するのではなく
今よりもっともっと豊かな人に成長できるよう、
苦手部分からも逃げることなく、
まっすぐ向き合い、前進していこう!
悪いところも含めて
自分らしさをわかっていて
わたしをわたしらしく魅せ
わたしらしく堂々と
生きていこう!
というような意識が
『自己肯定感』です。
そんな価値観を高めてほしいと話すと
一部の人は
「それって
自信過剰じゃないですか?」
拒絶反応を示すことがあります。
うちの17歳娘は
自分のことをやたら「かわいい!」と言います。
鏡に映った自分をみては
「今日もかわいいよっ!
ちょっとデブだけどねっ!」
ばぶばぶで小さな子が彼女をガン見したら
「かわいいから見てるん?
それともデカいから見てるん?←173cm
後者やったら笑顔でパンチー♪
前者やったら、好きー♪」
しょっちゅうスマホで
自撮り画像(しかも変顔)を送りつけてきて
「どう!かわいい?」
なんかもう・・・(^^;;
コメントのしようもないイタさですが
なんていうかなぁ・・・。
彼女のあっけらかんとした
「わたしかわいい!」「わたしイケてる!」が
あまりにも爽やかすぎて、
「ナルシストで聞くに忍びない」
「聞いててイラっとする」
には、まったくつながりません。
逆に、その潔さが、
周りをハッピーな気分にさえ
してくれるんですよね。
ちなみに、『自信過剰』っていうのは
自分には力がある!と、妙に自信を
持ちすぎていることです。
または、本来の実力以上に
自らを過大評価している人。
そして、自信過剰とよく混同されるのが
『自意識過剰』です。
似てるようだけど、
両者はちょっと意味が違います。
『自意識過剰』とは、
自分の外見や行動が、
他人からどう思われているかなどを
必要以上に気にすることを言います。
たぶん、多くのママは
実はこれに相当するのではないかと
思うんですね〜。
謙虚だといえば聞こえはいいけど
ホントは謙虚でもなんでもなくて
ただ、自分に極端に自信がなく
世間体ばかり気にしてるだけ。
よほど常識はずれの行動をとらない限り、
世間は人の外見や振る舞いで
人としての価値を決めつけたり
あざ笑ったりなどしないのに。
子どもを、いわゆる「いい子」に
育てなければならないプレッシャーと
「いいママ」にならなければならない
強迫観念・・・。
それはつまり、実は子どものためではなく
世間の、ママとしての自分に対する評価が
気になって、恐ろしくてたまらないだけ・・・。
ほ〜ら!
自意識過剰とは、あなたのことです!(笑)
「まぁ、わたしのこと嫌いな人も
いっぱいおると思うで!
だってかわいいからなぁ〜。
嫉妬もするやろ!
いいねん、全員に好かれたいとか
思ってないから〜」
と、17歳は笑います。
すごいなぁ・・・と感心します。
わたしはこんな偉そうなこと言ってますが、
正直、まだまだ自意識過剰です。
なんだか、17歳に負けてる気がして
ちょっと悔しかったりします。
いえ、勝ち負けではないんですが。。。(笑)
子どものことはもちろん最優先だし
大切にしていくのだけれど
それと同時に
ママとしての自分の身の丈をちゃんと受け止め、
他人の目は関係なく、
自分自身の「人」としての存在価値を
冷静に認識できて、そんな自分のことを
優しく包み込み、愛してあげる・・・
つまり、
自己肯定感を高める・・・という努力を
高校生を見習いながら
ばぶばぶに来てくださるママたちとともに
意識していきたいなぁと思う
今日このごろです。