生後2週間の眠り王子
38w5d予定帝王切開で生まれた
3550gの男の子。
ミルクを足さなければ
ひっきりなしに泣いて頻回に直母できましたが
体重が増えず、
「おっぱいでは体重がふえないからミルクを足すように」
助産師と小児科から言われていました。
入院中から傾眠がち。
ミルクを飲ませると爆睡して3時間以上経っても起きず、
叩き起こそうにも反応せずで、ろくに授乳できない状態。
哺乳瓶だと飲んでくれるので、
ほとんどミルクに頼る→寝てしまって次の授乳に起きず直母できず
→ミルクを足す→寝る・・・
という悪循環に陥っていました。
生後8日目に退院
50ml×8回/日ミルクを足すように言われました。
数日間はそれなりに泣いて頻回に直母できていましたが、
生後11日目の夜からまた傾眠で何をしても起きてくれません。
生後12日目に2週間健診がありましたが、
退院してからの4日間で体重が42g減っていて、
このままだと入院と言われました。
一度ミルクを足すと全く起きずに次の授乳が遅れる上に
ミルクも・・・となると
1回の授乳に費やす時間は1時間半以上になり、
やってられません。
起こしても起こしても起きない子に
無理やり直母をねじ込んだところで
私も赤ちゃんも疲れるだけで、飲めないと思うのですが・・・。
かといって、ミルク補足を減らしたら
体重が増えないだろうし・・・
病院のやり方で本当にいいのでしょうか?
私はどうしたらいいんでしょう?
う〜ん・・・
この時期に体重が減ってしまうのはやっぱり問題ですね。
帝王切開で生まれた赤ちゃんは
「なんでこんなに眠るかなぁ〜?」と不思議になるほど
生まれて間もなく、眠りがちでスタミナがないことが
珍しくありません。
頻回直母を試みようとママがいくらがんばっても
赤ちゃんが眠りこけてばかりで
さっぱりコトが進まない・・・。
気持ちよく眠っているのに起こしたらかわいそうだから・・・
といって、飲ませなければ
体重はまったくといっていいほど増えず
「入院!」になってしまいます。
3時間以上眠っていたら、いろんな方法で起こして
飲まさなければいけません。
おむつを替えたり、足の裏をグイグイと刺激してみたり
それでもダメなら、雑な方法だけど、
搾った冷たいタオルを顔の上に乗せてみたり
裸にしちゃうのもアリです!
それでも、どんなにひどい方法を試しても
期待に応えてくれない頑固な赤ちゃんもいます。
ろくに目覚めていない赤ちゃんに、
無理やり直母しようとしたところで
飲めるわけもなく・・・
白目を剥かれて終了〜なのは、明らかです。
そういうときは
直母はスパッと諦めてください。
そして、赤ちゃんがウトウトしてる隙に
搾乳できそうならガンガン搾りましょう!
スタミナがないタイプの赤ちゃんでも
直母はヨレヨレで飲めなくても
哺乳瓶を使っての搾乳ならば、それなりに飲める子が多いです。
新生児期は、
赤ちゃんの発育ペースを確保することがなによりも重要です。
直母ができないとみるみるうちに母乳分泌量は低下してくるので、
搾乳しながら分泌量を維持し、
赤ちゃんがそれなりのスタミナをつけてくるまで待ってあげましょう。
一時的に哺乳瓶のお世話になることは
ときに、しかたがないと思います。
生後15日目なら、
ミルクの補足は3時間ごとに50mlを8回(日トータル400ml)は
最低ラインかと思います。
直母量が定かではないので一概には言えませんが、
退院後からの体重減少(1日10g減)から判断すると
1回の直母ではほぼ飲めていないのではないかと思います。
なので、この赤ちゃんの補足量としては、
搾乳が可能なら搾乳分とミルクを合わせて、
1日トータル600ml程度が発育のために必要だと思います。
また、直母にかかる時間は
スタミナのない子なら左右5分ずつ1クール、
それでもヨレヨレヘナヘナな感じなら、
左右3分1クールで潔く切り上げて
搾母とミルクに移行してください。
直母でがんばりたい!っていうママの気持ちは
とってもよくわかるのですが、
眠り王子、眠り姫の場合、哺乳瓶を使うことは
遠回りのようで実は近道だったりするんです。
ちなみに搾母とミルクは、混ぜないで
搾母を飲ませてからミルクにしてくださいね。