果たしてこれは、卒乳なのか?
おっぱい星人カンナちゃん。
1日の授乳回数は余裕の10回超でしたが、
1歳を間近に急によく食べるようになってきて
日中の授乳は6回程度に落ち着いてきました。
ママは早めの2人目の妊娠を望んでいますが、
生理は再開したものの、これだけガッツリおっぱいを
飲ませているので、当然のごとく周期は安定せず、
45日も間隔が開いたり、出血量も極端に少なかったり、
排卵しているのかどうか疑わしい状況が続いていました。
授乳も続けたいし、妊娠もしたい。
さてどうしたものか・・・と思っていたところ、
カンナちゃんが離乳食をしっかり食べるようになり
昼間の授乳が減ってきたタイミングで
流行りの夜間断乳を試みてみたそうです。
夜間断乳は予想以上にあっさりと成功。
6回の昼間の授乳も、気づけば
寝る前の1回だけになりました。
もしかして卒乳が近いのかな?
夜は眠くなるとママのところにきて
おっぱいをパンパン叩き、
授乳を要求していたカンナちゃんですが、
4日前から急にその仕草さえも見られなくなりました。
あえてママ側から「飲む?」と誘導せずに様子を見ていたら
カンナちゃんは飲まずにそのまま眠りました。
そのまま4日が経過・・・
「たぶん卒乳だと思います」
ばぶばぶに来院されました。
凄まじいおっぱい星人にも関わらず
ある日突然、いきなり卒乳してしまう子がいるので、
カンナちゃんもそのパターンかと思いましたが、
断乳ケアを開始しようとおっぱいを出した途端、
カンナちゃんは迷うことなく
おっぱいに食らいついてきました!!
・・・あれ?
くわえるだけかな?と思ったら、
ジュージューと音を立てて
しっかり飲んでいるではないですか。
カンナちゃん、卒乳ではありませんでした。
ママ主体の『断乳』では、
言い聞かせ期間を持って子どもの心への負担を
最小限にするための準備を行ってから
当日を迎えますが、
「まだ飲みたい」という子どもの意思は尊重されることなく
断乳開始日を決めて強行突破で進めていくので
飲めなくなったおっぱいを目の前にするのは
時に酷なことかもしれません。
それに対して、子ども主体の『卒乳』は、
「もう飲まなくてもやっていける」という
子どもの意思が尊重された上での
名実ともに「おっぱいからの卒業」なので、
たとえおっぱいを見せても、
子どもは動じることはありません。
チラッと見るだけで執着行動は示しません。
事実、カンナちゃんは
4日間おっぱいなし生活ができましたが、
本物の卒乳かどうかを見極めるには、
少々、期間が短すぎたようです。
ママがおっぱいを見せても、
「もういらない」の意思表示があって
はじめて『卒乳』と判断します。
なので、このようなパターンの時は
1週間ほど様子を見ましょう。
やっぱり子どもの方から要求してこないようなら
この時点で、あえておっぱいを見せて、
「もういらない?」最終確認をしてみましょう。
「見せられたら飲みたくなっちゃうわ」的な
反応が見られたら、卒乳は近いけど、
まだもう少しかかりそうな所見です。
本物の卒乳なら、
「見せられても困っちゃうわ」的な
反応をするはずです。
久しぶりに飲んだおっぱいに大興奮!
本当に嬉しそうなカンナちゃん。
今後は、おっぱいを隠したり見せることを避けることもなく、
ごく自然に一緒にお風呂に入ったり
カンナちゃんの前で当たり前に着替えもするスタンスで
かといって、ママから授乳を誘うことはせず、
カンナちゃん完全主体で
ナチュラルに本物の卒乳を目指したいと
ママはおっしゃっていました。
卒乳はしていないけれど、
限りなく卒乳が近い、1日に1回程度の授乳なら、
おそらくママの生理周期は
近いうちに整っていくことと思います。
授乳を続行していることで
排卵抑制されることは考えにくく、
あわよくば、授乳と妊娠、
同時進行できる可能性もあるんじゃないかと思います!